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こんにちはー!現在地はメキシコのカンクンににおります、私です!
カンクンにいる間にがんばってブログをリアルタイムに追いつかせるぞっ!と意気込んでいたのですが、さっそく悲報です。

私のSurfaceちゃんのACアダプタが遂に完全にお亡くなりになりました。ショートしたらしいです。

ACアダプタが使えないってことはそれつまりパソコンを起動できませんので、こりゃあ困ります。写真の整理もできないしな。ブログの更新なんて捗らない訳ですよ。

そんな訳でせっかく旅のゴールも見えてきたところですが、どうなるこのブログ!?とりあえずニューヨークのマイクロソフトストアに古いSurfaceのアダプタがあることを祈ります。

そんな訳でブログは前回、ついにアメリカビザをゲットしたところでした( ・∀・)

面接官の人にビザオーケーを頂いたあと、受け取りには時間がかかりそうだったので、約束していたオアハカの日本人宿の管理人をするために、いったんオアハカに戻りました。

今回、バスは2等。オアハカからシティに行ったときはOCCという1等バスに乗ったのですが、この程度の短距離移動なら2等で十分だよな、ってことでお金を節約です。嬉しいことに2等バスの乗り場はぺんしょん・あみーごのすぐ近くなんです。こりゃあますます買いですねっ!!なお、あみーごの共有スペースに置いてある名刺を持っていくと、割引価格の230ペソで行くことができます。

夜の10時にシティを発ったバスは、何度かトイレ休憩を経て、朝5時前にオアハカに到着。が、しかし到着場所はオアハカの宿、たなばたからはかなり遠く、40分ほど歩かなくてはいけないのです。しかも治安も悪い。いいことばかりじゃないですね、2等バス( ゚д゚)

私は暗い中を一人で歩くのは嫌なので、大人しくバス会社のオフィスで夜明けを待ちます。

...オアハカ、夜明け遅いんですけどね、7時過ぎにようやく明るくなり始めるのだ。

あまりにも日が昇るのが遅いので、退屈と眠気がピークに達した私。7時前、まだほんのり暗いオアハカの街に出発です。

強盗に襲われないようにチラチラ背後を確認しつつ、なるべく早歩きで向かいます。そして7時半ころ、ついに再び、たなばたに到着。
オーナーさんから預かっていた鍵でこそこそと勝手に中に入り、荷物を置くと、キッチンから、すでに起きていたもう一人の管理人、スケさんが出てきました。

これから一週間、ふたりで管理人業を請け負うパートナーに、ここで初対面。粗相のないようにしなくては!!!(; ・`д・´)

なんて猫かぶっていた時代も今は昔です。
最後の方、彼はすっかりたなばたの住人のいじられキャラと化したのでした。良かった。いじられキャラをうまく引き継ぐことができてホント〜に良かった( ・∀・)

というわけで、

遂に始まった一週間ぽっきりの管理人生活。一体何をやってたかといいますと、

朝7時、我々管理人は起床します。
そしてまだ誰も起きてこない中、スケさんは朝食のスープを作り、私は二階のトイレ、踊り場、階段から一階すべての掃き掃除を済ませるのでした。

そして朝8時前、朝食のパン屋フリーのコーヒー紅茶セットが食卓に並び、私も箒を片付け、タオル類の交換など細かな作業を済ませたら、いつ誰が起きてきても良いよう、全ての支度が整っております。

が、しかし、

誰も起きてきません。
9時過ぎにも誰も起きて来ません。なぜならお客の殆どが長期滞在組だからです

元々夜行性な彼らですが、オーナーご夫妻がいたときはきちんと朝食の時間内に起きてきて、一応は規則正しい生活を送っておりました。なぜならオーナーがいるときは朝食が豪華だからです。

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ある日の朝食の例。長期滞在組筆頭、ゆかやんのお気に入りは3色丼

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そして私のお気に入りは冷やし中華風パスタ

どうです?

オーナー在宅のときはこんなだったのです。しかし今はとても手が回らないので朝食はパンにスープ。

するとどうでしょう。

明らかにみんなの早起きモチベが下がってますね。
いやぁ、分からなくもないのですが露骨すぎない?ホントに。

そんな訳で我々管理人は毎日無意味な早起きに疑問を感じるところから1日をスタートさせます。

それでも早起きをやめないのは長期滞在組以外にもチラホラとご新規さんが現れるからです。しかしご新規さんもやっぱり朝は遅めなのである。ああ、無情。

そして私自身も朝食を済ませたら、宿のアイドル、ダンゴのえさやりの時間です。

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ダンゴというのはオーナーさん達が飼っているこの可愛いわんこの事です。

おやおや、毛がないですねっ!!(>ω<)これはこういう種類でメキシカン・ヘアレス・ドッグというのです。

最初は毛がない動物って親しみがないのでおや、とびっくりしたものですが、触れ合ってみるとこれがまた

超絶可愛いのです( ・∀・)

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ダンゴはとっても利口です。餌の時間は毎日朝晩2回、決まった時間にあげます。
必ずおすわり、お手、伏せなど一通りやらせてから食べさせるのですが、お腹が空いて我慢できないときなども、必ず言うことを聞いて、「よし」と言うまで震えながら我慢するのです。

あぁ、なんてお利口さんなんだろ(ノ´∀`*)

...え?

普通?日本の犬なら普通ですって?

いやいや、ダンゴは特別偉いんですよ( ・∀・)

さぁ朝食のあとはお散歩です。朝のお散歩は私が担当です。ダンゴは小さいのでうんちの処理も大変楽です。小さなビニール袋1枚を持っていけばそれで掴んで捨てるだけ( ・∀・)

午前中、残りの仕事は買い出しです。毎日夕飯のシェア飯を作るのでスケさんはその買い出しに行きます。
この、シェア飯が毎日大変なのですよね(;´Д`)

さぁ、お昼です。

管理人は昼食の賄いがつきます。賄いは毎日私が作ります(;・∀・)希望者がいれば希望者の分も作ります。

そ~言うわけで、毎日なんだかんだ3〜4人前は作っていたわけですが、これは夕飯と違って一品料理でいいのでまだ楽です(;´Д`)メニューも私が食べたいものを勝手に作ります。ただしシェア飯で余った食材もきちんと使い切れるよう工夫します( ・∀・)花嫁修業なり。

12時。チェックアウトの時間です。

チェックアウトのお客様がいたら、シーツを交換して洗濯です。
さらに、2階の掃き掃除やトイレ掃除、シャワールームの掃除などを分担してこなします。

お昼すぎ。スケさんが朝食のパンの買い出しに行っている中、急に呼び鈴が!!(;´Д`)

あらやだ、飛込みのお客様かしら!!!

なんて思いつつドアを開けるとそこにいたのはメキシコ人のおじさんでした。

おじさん「○☓△□●!?」

私「......!?(;・∀・)」

はわわわ!!!大変だ!!!なにゆってるかぜんぜんわからんちんだぞ!???\(^o^)/

と、そんなときに近くにいたのがサンクリのアレグレからずっと一緒だった仲間の一人、たけしさん。筋トレ中。

私「たけしさん、たけしさん、助けて!メキシコ語分かんない!!!!

※メキシコ語なんてものはありません。スペイン語です。

とまぁ、明らかにテンパりつつイチ宿泊客であるたけしさんに変わりに対応してもらった事によると、どうやらおじさんはオーナーさんのお知り合いで、ちょっとの間宿の前に車を停めさせてほしいというお願いに来たのでした(;´Д`)

やれやれ。語学って大事ですね。

そんなこんなで午後3時。軽いシエスタのあと、早くも夕飯のシェア飯の支度がスタートです。

と言ってもいつもこの時間というわけではないのですが、特に準備に時間がかかるメニュー(宿泊客リクエストによる。)の時は早めにスタート。

例えば、特に大変だったのはうどん回、餃子回

...どちらも粉から作るのである(; ・`д・´)

ちなみに私はどちらも粉担当。こねて切って茹でたり、こねて伸ばしたりを担当したのでした。はぁ、疲れた。

ちなみにそんなに頑張った毎日のシェア飯ですが、写真は一切残っておりません。

なぜならテンパりすぎてそれどころではなかったからです(; ・`д・´)

夕食の片付けは伝統的に宿泊客の皆さんでゲームをして決定します。インディアン・ポーカーとか。

アレグレからずっと一緒だった仲間の一人、やっさんが最後の最後まで欠かさず皿洗いを担当し続けた勇姿、忘れません。お疲れ様、皿洗い小僧。

さぁ、ダンゴの夜ご飯は8時です。しかし7時半頃にはすでに食べた過ぎて震えだします。可愛いなぁ、ダンゴ。

夜のダンゴのお散歩はスケさんが担当です。私、夜歩くの苦手だからね!

夜の仕事はこの他にはごみ捨てです。それ以外は自由の時間!!!長期組の旅仲間と毎晩えげつないトークで盛り上がります。

あぁ、

こうして誰も朝起きれなくなるのだなぁ...(;・∀・)

夜も老けて、いい加減寝る時間。

ダンゴは個室に泊まっているスケさんと一緒にお休みです。

毎日...。

ちょっとスケさん、ダンゴ独占しすぎでしょ!!!独占禁止法って知らないの!?(# ゚Д゚)

そんなてんやわんやな毎日もあっという間に過ぎ、遂にオーナーさん達が帰ってくる日。

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ダンゴ、今日はいよいよオーナーさん達が帰ってくるんだよ。嬉しいねぇ、良かったねぇ、と朝からずっと語りかけます。

すると夕方ごろ、突然門の前で吠え始めるダンゴ。

ダンゴどうしたの〜?オーナーさんたちあと1時間くらいで帰ってくるからねぇ〜!とあやす我々。

すると...

そのわずか数分後、予想以上に早くオーナーさん達が帰ってきたのでした。分かっていたかのように門の前で出迎えるダンゴ。もう大はしゃぎである。

かなり遠くから、オーナーさんたちが近づいてきてることに気がついていたのかなぁ...。

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ダンゴはやっぱり賢いね。偉いねっ(*´∀`)

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そんな管理人業最終日はシェア飯をお休みし、有志だけでオアハカの高いレストランに美味しいご飯を食べに行きました。(。>﹏<。)

美食の街、オアハカで金を出すとさすがのグルメが食べられます。
写真はオーソドックスな料理だけど、この他にもオアハカ名物のモレとか、最高に美味しかったです♡オアハカに来た際は、ぜひ一度はお金を惜しまず贅沢飯を堪能してほしいですねっ( ・∀・)これでも日本の居酒屋より安い値段なのだし!!!

さて、管理人生活がおわり、私もそろそろ次の街へ...。っとその前に、この長いたなばた生活の間に親しくなったみんなと、近場に小旅行に行ってきました。

場所は、とにかく釣りがしたいなってことで、オアハカ近郊で釣りをやったよ、と唯一情報のあった、シエラ・ノルテのジャノ・グランデという場所。

しかしあまりにも情報が曖昧すぎて結局何をやるかよくわからないまま出発。かなりゆるいです( ・∀・)

このあたりから、途中の街までバスが出ていそうだな、というところにまずは行ってみます(もうこの時点でゆるい)

すると、タクシーが何台も停まっている...。メンバーも4人だし、タクシーチャーターでとっとと行っちゃおうか、ってことで決定!!目的地、ジャノ・グランデまで一気にお願いします!!!

タクシーの運転手さんは、中南米ではかなり珍しい、英語の喋れるおじさんでした( ・∀・)うーん、滑り出し好調、と思われたその時...

...ふんわぁあ...

私(...はっ...Σ(゚Д゚)こ、これは...。このスメルは...)

オナラの匂いである。それもかなり濃厚である

私(でも誰も何も言わないし、ここで誰かオナラした?とか聞けるわけもない( ゚д゚)とりあえず、窓明けとこ。)

そしてその数分後...。タクシーはまさにジャノ・グランデまであと3キロほど、というところである。

おじさん「ちょっと...聞きたいんだけど...。」

助手席のあきひろくん「うん、なぁに?」

おじさん「トイレットペーパー持ってない?

ビンゴ。犯人はおじさんだったのである。

どうやらこのおじさん、ずいぶん前からう●ちを我慢していたようですが、車は今は山の中。幸い両サイドは深い森。いざとなればいつでも緊急避難が可能なロケーションではあるものの、問題は紙がないことなのである( ゚д゚)

あきひろくん「ごめん、持ってないんだ...」

困ったおじさん。一度は納得したように見えたものの、次の瞬間

CDの歌詞カードを取り出したのである

一同「ちょっ...!!!本気!?痔になるから絶対それ!!!

しかし彼はそれほどに切羽詰まっていたのである

もう森で用を足しちゃってもいいんじゃないかとこちらから提案するものの、頑なにジャノ・グランデを目指すおじさん。すると急に工事中の箇所が現れ、交通整理の誘導を待つ我々。

...。

な、なかなか、ゴーサインがでないいい〜!?( ゚д゚)

すると、カーブの先から大きな工事車両が現れたのです。それはゆっくりゆっくり、こちらに向かってきます。

あいつか...。あいつがノロいから、時間がかかっていたのか...。

まさか通行街の車の運転手がさっきからう●ちを我慢しているとは思いもよらないだろう、その巨大な車は、視界に現れてからもなかなか通り過ぎないのでした。

すると、おじさん、おもむろにドアを開け、外に出るではありませんか。

お!?ついに森でやるのか!?

と、我々4人から謎の期待の眼差しを受けるおじさん、森に駆け込むでもなく、せつなげに前方の車両を見つめ、数歩全身、数歩後退。

前後に行ったり来たりをするその仕草があまりにも昭和のコント風で、一同、失笑。

その後おじさんはなんとかジャノ・グランデまでの道のりを耐えきり、商店のトイレに駆け込んだのでした。

しかし商店にて、トイレットペーパーをお買い上げの際にももう一波乱。トイレットペーパーは棚の一番高いところにあるのだ!!

商店のおばちゃん、棒を使って四苦八苦。

おばちゃん、急いで急いで!!!

さて、

そんな到着まえから数笑いあったジャノ・グランデ。山です。標高は2500メートルほど?の、のどかな村です。いったいここで、何をしよう...!?

しかしこんなマイナーな村にも観光案内所がありまして、とりあえずそこに連れてってもらうことに。
すると、どうやらここでは釣りはできないものの、滝を見に行くトレッキングコースがあるとのこと。

残念ながらガイドをつけないと入場不可、とのことだったのですが、せっかくここまで来て釣りもせず何もせずに帰るのもアレなので、ガイド雇ってトレッキングスタートです!!

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まずはみんなで記念撮影。トレッキングに参加しないのにやたら山岳部部長っぽい運転手は真ん中です。

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トレッキング中は珍しいお花などを見ながら進みます。
しかし道は思ったよりわかりやすく今のところガイドの必要性なし...( ゚д゚)

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犬も同伴( ・∀・)

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そしてあっさり到着。うーん、危ないからガイド必須と言われたけど、縦看板2、3個設置すればいらなそうですな!!( ゚д゚)

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まぁガイドも良い人だったので良しとするか。ガイドによる記念撮影がこちら( ・∀・)

...ちょ!ガイドさん、肝心の滝が見切れてますけど!?

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そーそー、そんな感じそんな感じ。

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ちなみに標高が少し高いところに行くらしいことは分かっていましたが、誰もトレッキングをする事になるとは想定していなかったので、各々少しずつ山を舐めた格好をしています。
私などは、釣りしたり川遊びをする程度だと思っていたので、サンダルできました。流石に危ないので靴下を履きました。

意外とあっさり終わったトレッキングですが、最初からゆるいプランだったので思い出になりました。しかし観光案内所にてガイド料の支払いを済ませようとすると、聞いていなかった公園の入場料を請求される...( ゚д゚)。一人70ペソ。これはバカにならないです。ちなみに、担当は朝と変わっていた...。

普段ならこのような明らかに理不尽な仕打ちもどうにもならず、最終的には払わされるハメになるところですが、ここではタクシーの運転手さん、猛抗議。

俺だってそんなこと聞いてないぞ、と反論してくれたのでした。おかげで払わずに済んだ...(・∀・)

適当に捕まえたタクシーでしたが、彼は英語を話せる有能な運転手であり、我々を笑わせるエンターテイナーであり、さらにイイヤツなのでした(*´∀`)

オアハカにて、最初で最後のゆる旅、なぜかタクシー運転手のことが1番思い出深いですが、大変楽しかったです。

そんなオアハカ生活もいよいよ終わり。

このあとは、いったんパスポートを受け取りにシティに戻ります!!

アクセス失敗レスポンスの形が不正