こんにちはー!!
前回に引き続き、現在地はアイルランドのダブリンですが、過去の出来事を今更ながら振り返ります!!!
オデッサに1週間滞在した後、またまた夜行列車で向かったのはキエフでした。
ついにこの国の首都に到着です!!!(*´▽`*)
聞いていた話だと、首都キエフはリヴィウより宿代が安いらしいのですが、
よくよく見てみると、安い宿はどこも予約サイトの評価が異様に悪い...( ゚Д゚)
どうも長期滞在の人が多くて短期の人は居心地が悪いみたいですね。なのでキエフでは、最安よりちょっと高めの宿を取るほうが良いそう。
といってもそのちょっと高めの宿、ことごとく売り切れているのです。これには理由があったのですが、私が滞在しているあいだ、キエフはとっても観光客が多かったんですよね。おかげで私はしょっちゅう宿を変更せざるを得ませんでした。全部で5つ利用したよ...( ゚Д゚)
そんなキエフの宿、2つ目に移動した日のこと。
その宿は滞在中最もクオリティの高かった宿。ホステル・V・ショコラディ。
キエフ経験者の友達におすすめされた宿です。
ドミに入ると、トルコ人の女の子が電話中でした。
軽く挨拶してベッドに横になり、マンガを読んでリラックスする私。
実は前日、めっちゃ仕事してたんですよね。
もー今日はだらだらするぞーっと思ってました。その時...。
トルコ人女子「今から街に出かけるんだけど、よかったら一緒にどう?」
私「えっ...!うーん、うん!!!」
なぜか二つ返事で同行することになりました。これも何かの縁ってね!!!(*´▽`*)
彼女の名前はマーヴィ。どうやら年下みたい。
ウクライナが好きで、ウクライナは3回目らしいです。
仕事を休んで旅行に来ているんだね。
出身はトルコのアンカラ。...( ゚Д゚)ヒッタイト帝国の遺跡が近郊にあって、兵どもが夢のあと感を存分に味わえる、首都、アンカラですね!!!いつか聖地巡礼に行こう...( ゚Д゚)
ウクライナになれているマーヴィの後ろに、キエフの知識さっぱりの私はついて行きます。
このマーヴィ、短期旅行だからなのか、会社員時代の私もびっくりのアクティブさで一日のうちにあらゆる場所へ繰り出しました。
まずはメトロに乗って、中心地に向かいます。
長い長いエスカレーターを下っていると、「キエフのメトロは本当に深いのよ。エスカレーターは本当に時間がかかるの。」と解説するマーヴィ。
実はこのとき、キエフのメトロは初体験の私。
とても緊張していました(; ・`д・´)。
なにせ、旅人のブログを読んでいてもキエフのメトロで物をすられる人は多いし、
実際私の友達もキエフのメトロで財布とクレジットカードを持っていかれているからね(; ・`д・´)
それでもキエフのメトロはキエフ観光の際にかかせない便利な交通手段です(´-`)
みんな気を付けながら乗っているみたい。
私も注意を払いつつ、滞在中何度も利用しました。
でも私は、メトロよりトローリーバスのほうが好き。
ゆったりしているし景色が見えるし、一回の乗車量がメトロ(4グリブナ)よりトローリーバス(3グリブナ)の方が安いもんね!!!ルートはグーグル先生に聞いてください。
なにはともあれ、無事にキエフの中心地、メイダンへ到着( ´ ▽ ` )ノ。
歩行者天国になってます( ´ ▽ ` )ノなぜなら...
EUROVISIONのせいなんですね!!!
EUROVISIONのお祭り期間だったから、中心地は歩行者天国だし、宿はいつも埋まっているわけです。
私がキエフに到着したのは4月30日で、出たのは5月の20日でしたが、EUROVISIONは5月2日から5月14日までと、日程が完璧にかぶっていました( ゚Д゚)
そういえば、最初の宿でも、「EUROVISIONを見に来たの?」って言われたっけ。EUROVISIONってなんのことか分からないまま調べ忘れていたけど、マーヴィ―曰く、ヨーロッパ各地のミュージシャン(アマチュアだと思う)が集まる歌のコンテストなんだって。それの2017年の会場がキエフだったんだねー!!
滞在中、別の宿ではEUROVISIONが大人気!そこは私以外みんな長期滞在の人たちだったんだけど、コンペがある日は夜な夜なキッチンでテレビにくぎ付けでした。
アメリカンアイドルみたいだった...。アメリカンアイドル好きの私。EUROVISIONも予選から見ていたらさぞかし楽しかっただろーなー( ´ ▽ ` )ノ
一見賑わっていて平和そうなキエフだけど、戦没者の写真が飾られていたりします。
沢山の人が亡くなったんですね。今もごたごたは収まらないし...。
ウクライナの悲しい一面を見ました。
メイダンの巨大な噴水。高く上がるファウンテンショーが素敵でした( ´ ▽ ` )ノしかしここでこの後事件が起こるのです。でもそれは、この日の夜の話...。
ちょっと歩いて移動して、キエフのシンボル、聖ソフィア大聖堂の前で( ´ ▽ ` )ノ
イースターは終わっていましたが、まだたくさんイースターエッグが飾ってありました。
トトロのイースターエッグ( ´ ▽ ` )ノかわいっ!
さて、聖ソフィア大聖堂の前は、おいしそ~~~~な露店がずーっっと連なっていました。これもEUROVISIONのせいですね!!!( ´ ▽ ` )ノ
日本の祭り屋台同様、ここで食べると高くつくんですけど、あまりにもおいしそうなので、じっくり端から端まで見て回って...
いただきまーすっ( ´ ▽ ` )ノ
串焼き肉が、中央アジアのシャシリクを思い起こさせるビジュアルで、とってもおいしい( ´ ▽ ` )ノそしてやわらかーいっ!!!大満足の二人。
が、しかし。
ここにきて私のカメラの充電が切れてしまった...( ゚Д゚)
元々、観光する気なかったから...( ゚Д゚)
突然だったから...。
なのでこの先はiPhoneで写真を撮りながら移動しました。
マーヴィが水の博物館という面白いスポットがあると言うので、そこに行ってみたり。
もう閉まっていたり( ゚Д゚)
そこから友情のアーチという虹の巨大モニュメントのところまで行ったり。
さらにさらに、川を渡ってハイドロパークに行ったり。
橋を渡っている途中、バンジージャンプを楽しんでいる人たちが。
けっこうな人が順番待ちをしていて、マーヴィ―はここでやるかやらないか真剣に迷っていました。
結局保留にして、今回は見送りました。
私は...。
私の初バンジーを捧げる場所はもう決めてあるから...(;・∀・)どきどき。
ハイドロパークを散策中、トイレを探すも、トイレのクオリティに納得のいかないマーヴィ(簡易トイレきっちゃないからね...)。
大自然なので、大自然の中で用を足すことにした模様。まあトレッキングとか山登りの時とかみんなそーだもんね。
森の中を分け入っていきます。
私は、まだ大丈夫なので誰か来ないか監視もかねて、近くで待ってました。
すると、同じようにトイレしに来たと思われるっぽい男性が可視範囲に...(´-`)
思い出すキルギスはアラコルトレッキングでのニアミス...。
男性は我々の存在に気付いたのか、歩みを止めてそのあたりで用を足すことにした様子。
茂みの中にいても、(´-`).。oO(あ、やってるやってる)
というのはなんとなーく分かる距離感。
その後ハイドロパークを散策中、何人か(´-`).。oO(あ、やってるやってる)と思われる人々を見かけました。
みんなけっこう隠れ方が甘いよね( ゚Д゚)そして、ハイドロパークは野ションしている人ばっかりだな...( ゚Д゚)と、思いました。
その後またまた橋を渡り、聖ソフィア大聖堂方面へ引き返します。
すると、途中、EUROVISIONのお祭りステージを発見。
どうやら一般の人のカラオケ大会をしているようです( ´ ▽ ` )ノ
私たちが見たときは、可愛らしい女子小学生?女子中学生?3人組が地元ウクライナの人気ミュージシャンの曲を歌って踊っているところでした( ´ ▽ ` )ノ
その後、ケーブルカーに乗ってショートカット。
聖ソフィア大聖堂の前のEUROVISION特設ステージが目当てだったのですが...。
時刻は9時半。どうやら本日のステージは終わったしまったようです( ゚Д゚)
いつも10時までらしいんですけどネ。誤差があるのね( ゚Д゚)
ステージが見られなくてがっかりのマーヴィ。(トルコでもEUROVISIONを放映しているのかなぁ...)
とりあえず街の中心部、メイダンストリート目指して歩くことにしました。
メイダンの噴水前に到着すると、パン屋のサンドイッチに心惹かれるマーヴィ。
うーん、美味しそうだね( ´ ▽ ` )ノ
マーヴィは夜食としてその場で食べるようですが、私も明日の朝ごはんに一つ勝っていくことにしました( ´ ▽ ` )ノ
夜は10時過ぎ。
広場には音楽に合わせて噴水が高々と吹き上がる噴水ショーを見る人が沢山。
私たちも噴水前に座って、音と光の噴水ショーを見ながらサンドウィッチを食べます。
私も、時々iPhoneで噴水ショーを撮影しながら、綺麗だなー、なんて、眺めていました。
ぼんやりしてたんですよね。
ぼんやりしてた。
マーヴィもサンドウィッチを食べ終わり、噴水ショーも2曲くらい見たので、さあ行くかなと立ち上がると...。
あれ?
自然とジャケットのポケットに手を突っ込んだ私。
何かが足りないことに気が付きます。
そーです。
iPhoneがないのです...(; ・`д・´)
ざわ...。ざわ...。
私が、ドキドキしながら何度も何度も身の回りを確認すると、どうしたの?と聞いてくるマーヴィ。
私「iPhoneがないの...(´;ω;`)」
それは大変、と、マーヴィまで自分の荷物をチェックします。うーんどうやらそっちには紛れ込んでいないみたい(だよね)。
おかしい。地面を見ても、どこを見てもiPhoneはない。
マーヴィ「あなたさっきまでiPhoneで噴水ショーの写真を撮ったりしてたわよね。きっと誰かが盗んだのよ!!!」
私「やっぱり、そうかな...(´;ω;`)」
それから私たちは、急いで交番に行くことにしました。
といっても、地図を見ても、交番がどこにあるのか何もヒットしない...。
近くにいた人に声をかけて、道を教えてもらう私たち。
すると、その交番に行く途中、まさにEUROVISION関係で警備にあたっていたお巡りさんたちを発見しました。
さっそくiPhoneの事を説明する私たち。
たまたま英語がわかるお巡りさんが一人いて、交番に連れて行ってもらいました。
交番にて、iPhoneを探すためのアプリらしいものを提示され、AppleIDのログインを求められるも、なぜかログインできない私。その後ホテルに戻ってから試したら、交番で試したパスワードでちゃんとログインできました...。なんでだめだったんだろう(´;ω;`)とにかく、その時はまだ近くにいるかもしれないiPhoneを見つけることができなかったのです。
そうなると、もはやiPhoneが戻ってくるとは思えません。ここはとにかく、ポリスレポートをもらわなきゃ、と状況説明をします。マーヴィ―も一緒になって状況説明をしてくれました。
マーヴィ「メイダンの噴水の前に座って噴水を見ていたの。」
お巡りさん「確認するけど、iPhoneはどこか別の場所に忘れてきたわけではないんだね?確かに盗られたの?誰かが盗むところを見た?」
マーヴィ「見てないけど、彼女は時々iPhoneで噴水ショーを撮影していたのを、私も見たのよ。その1分か2分後に、気が付いたらもうなくなっていたの!きっと誰かがポケットの中からこっそり引き抜いたのよ!」
マーヴィが証人になってくれたおかげで大変心強い私。
なんとか状況説明できた模様。しかし...
お巡りさん「ポリスレポートを作るには、日本語の通訳が必要なんだ。日本大使館に連絡して、通訳を紹介してもらってほしい」
なんといきなりめんどくさいことを言い始めた...(´;ω;`)
今までキルギスの警察でポリスレポートを書いてもらった友達が2人いるけど、そんな話聞いたことないヽ(;▽;)ノ
携帯電話を渡され、日本大使館の電話番号を調べる私。
その場で電話を掛けると...。
今は対応できるものがいないので、明日かけなおすように言われる...ヽ(;▽;)ノ
とにかく、その日にポリスレポートをもらう事は諦めました。
もう、11時もすぎていたしね。
そんなわけで平和にのほほんと過ごしてきたウクライナ。
悪名高いメトロは気を引き締めて切り抜けたくせに、一点、大ピンチに陥ったのでした...ヽ(;▽;)ノつづく。
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