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こんにちはー( ;∀;)

私はこのブログをはじめるにあたり、リアルタイム更新をテーマにスタートしました。が、なんやかんやとWiFiがなかったりツアーが立て込んだりでリアルタイムから遠ざかることもしばしば。それでも時系列だけは乱さないように心掛けてきました。

だけど...そんな私ですが...今日とんでもない修羅場に見舞われたので、ここでちょっと時系列を乱し、リアルタイムの記事を更新したいと思います。

リアルタイムは、マダガスカル、アンタナナリボに到着しております!!!!

そうです、ネタバレをすると、今は無事にマダガスカルに到着しました。
でも、実は今日、あわやマダガスカル行き飛行機に乗れない!??という大ピンチに直面したのです( ;∀;)

時をさかのぼり、ナミビアレンタカー旅を終え、ウィントフックに滞在していた私。残り僅かなお財布事情を鑑み、次の行先どうしよう、マダガスカル行きたいけど行けるかな?うーんうーんと悩んだ結果、えい!!!やっぱり行っちゃえ!だって行きたいから!!!!とマダガスカル行きを決定しました。

そしてマダガスカルへの往復航空券の料金を考慮した結果、ウィントフックからケープタウンに戻り、さらにそこからヨハネスブルグに行き、ヨハネスブルグからケニアのナイロビ乗り換えの往復チケットを購入することにしたのです。

そこからはまさに弾丸移動でした。まず、12日、ウィントフックからケープタウン行きの夜行で移動。翌日の昼にケープタウンに到着した私は、1泊だけ大好きなケープタウンに滞在し、この後の長旅に備えて休みました。翌朝、朝10時発のヨハネスブルグ行きのバスに乗り、翌朝4時半、無事ヨハネスのパークステーションに到着。ヨハネスは一度滞在していたし宿代も高いし、宿までの交通手段等いろいろ面倒だったので、1泊もするつもりはありませんでした。そのままハウトレインでO.R.タンボ国際空港へ移動し、同日夕方5時15分発の便でトランジットのナイロビへ飛びました。そして同日現地時間の夜10時半、無事にナイロビのジョモ・ケニヤッタ国際空港に到着。約12時間の空港泊をして、翌日昼11時10分発のアンタナナリボ行き飛行機に乗る、という予定でした...。

ナイロビのジョモ・ケニヤッタ国際空港でのトランジットは初めてではありません。西アフリカのベナン、コトヌーから、南アのヨハネスに移動した際も、ここでトランジットでした。長時間トランジットの場合、お金をかけずに疲れを癒したいので、私は空港ラウンジを利用します。世界一周旅行者が高確率で持っている、プライオリティパスを私も持っているからです。

ただし、ナイロビの空港の場合、このプライオリティパスが利用できるラウンジは一つだけ。ゲート4Aのそば、通常よりも1つ多くセキュリティチェックを挟んだエリアにあるのです。

さてさて、2度目の利用である私は、空港到着後、まっすぐに空港ラウンジに向かいました。カウンターで受付をして、リラックスしてラウンジで夜を過ごします。2日連続でホテルに泊まっていないので、ラウンジのシャワーを利用したりしてさっぱりします。

ここまでは順調順調、何の問題もありません。しいて言えば、O.R.タンボ国際空港のラウンジのほうがご飯のクオリティと選択肢の多さがはるかに上だったことくらいしか、不満はありません。

しかし、搭乗時刻30分前、そろそろゲートに移動しようかというところで、事件は起こったのです...( ;∀;)

先ほども言いましたが、ジョモ・ケニヤッタの唯一プライオリティパスが利用できるラウンジ、ターキッシュエアライン・ラウンジは、他の多くの搭乗ゲートがあるエリアより、さらにもう一つセキュリティゲートを挟んだ位置にあります。ラウンジに行くときは、セキュリティゲートの出口を通り過ぎるだけなのですが、元の場所に戻るには、いちいちセキュリティチェックを受けなおさなければいけません。私は、いつもの要領で荷物をまとめ、身に着けていた時計などを取り外し、靴を脱ぎ、セキュリティチェックを受けました。が、しかし...

セキュリティのおばちゃんが、モニター越しにサブバックをみて、「コインを持ってる?」と聞いてきたのです。

え?コイン?

私「ええ、持ってます」

思い当たったのは、まだ余っているランドの他に、なんでだか日本から持ってきていた5円玉が入っている小銭入れでした。でもコインなんて持っていて何がおかしいのだろう、と思いながらも、取り出して見せようとすると、セキュリティのおばちゃんが私の手を制止し、一つ一つ荷物チェックを始めたのです。

こんなことは初めてです...。いやだなぁ、まだ大丈夫だけど、もうすぐ搭乗時間なのに...とドキドキしながら見守る私。

すると、小銭入れを入れていたサブバックのポケットから、肝心の小銭入れには目もくれず、去年エチオピアでハマル族から買ったネックレスを取り出し、これをどこで買ったのかと聞いてきたのです。

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私「ええと、エチオピアで買いました。」

セキュリティのおばちゃん「これは何の動物の歯?

私「ええと、すみません、覚えていません。ウシか何かだったと思います。」

すると、セキュリティスタッフのおばちゃんと、もう一人、モニターをチェックしていたお兄さんの二人は、険しい顔をしてこう告げたのです。

これは持ち込んでは行けないものよ。あなた行先はどこなの?」

私「えっ...えっ...アンタナナリボです...」

おばちゃん「残念だけどあなたはアンタナナリボには行けないわ」

私「え!???(; ・`д・´)」

突然のことに、頭が真っ白になる私。

え!?これって持ちこんじゃいけないものなの?めっちゃ安物だったはずだけど!?ハマル族から買ったんだけど!?

急に一年前に購入した品物を、海外持ち出し不可の代物だと言われれば、そりゃあ誰だってパニくります( ;∀;)なに?今まで私は、犯罪だけは犯さないつもりで、清廉潔白な旅人を目指してふるまってきたのに、知らず知らずのうちに、ワシントン条約的な何かに触れていたっていうの!????

おばちゃんとお兄さんはもう一度念を押してきます。

「これは何の動物の歯なの?」

私「覚えていないんです。でも、牛か何かだって言われたと思います。」

おばちゃん「これはライオンの歯よ!!!

ら、ライオーン!????????( ;∀;)

う、嘘でしょーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!????

頭が真っ白になった私。

本当にライオンの歯だとしたら、ハマル族はいったいどういうつもりなんだ。なんで持ち出し禁止のものを何も知らない観光客に売りつけるんだ( ;∀;)というかこれは本当にライオンの歯なの!?ライオンの歯って安いの!?どーいうことなのーーーーー!!!!!!

色んな思考が頭の中をぐるぐるぐるぐる駆け巡ります。そしてマダガスカル往復チケットの航空券代も思い浮かびます( ;∀;)この後の財布事情を考えても泣きそうになります。

おばちゃん「これは完全に違法よ。

私「そんな...。本当にごめんなさい。これがライオンの歯だって知らなかったんです。去年エチオピアで買ったものなんです。」

おばちゃん「じゃあ去年からこれを持ち歩いていたの?」

私「はいそうです...( ;∀;)」

おばちゃん「あなたはアンタナナリボには行けないわ。これから事情聴取をしなければいけないから」

私「え、という事はこれから警察に行かなければいけないんですか( ;∀;)

おばちゃん「ええそうよ、まずはこっちについていらっしゃい」

そんな...。

国際学生証すら決して偽造せず真面目に旅してきたのに...( ;∀;)まさかケニアで前科が付くなんて...( ;∀;)もうマダガスカルには行けないのだろうか。そのあと南米にも行けないのだろうか。そういえばO.R.タンボで預けたメインバックは私をおいてアイツだけマダガスカルに行っちゃうんだろうか。どーなっちゃうのどーなっちゃうの!???

私「じゃぁ私はアンタナナリボに行けないんですね?でも荷物はどうすればいいんですか?」

あまりにも混乱していたため、ケニアで前科が付くか付かないかの窮地において、比較的どうでもいいことを質問する私。

すると、セキュリティのお兄さん「アンタナナリボ行きのフライトは何時なんだ?」

私「10時40分が搭乗時刻です...( ;∀;)」

お兄さん「今はもう10時30分だぞ。」

するとなにやらお兄さんとおばさんで何か話しています。そして...

お兄さん「今回は飛行機に乗っていい。でももうそれをケニアに持ち込んではいけないよ。

私「えっ...!」

一瞬事態を呑み込めない私。

私「アンタナナリボに行っていいんですか?」

お兄さん「行ってよし。

私「...( ゚Д゚)」

とにかくお兄さんたちの気が変わらないうちに足早にその場を去り、搭乗口に向かいました。そして何事もなかったかのように、マダガスカル行きの飛行機に乗り込んだのです( ゚Д゚)

...。

...えーっとだから。

これはライオンの歯なのか?ライオンの歯の持ち込みは違法なのか?違法なのにどうして搭乗時間が迫っているからって見逃してくれるのか?違法だとしてマダガスカルに遺棄してもいいのか???もしかしてもしかしてもしかしてだけど、賄賂要求のための脅しだったのか!????

すべては謎のままですが今ライオンの歯で画像検索するとライオンの歯のような気がしないでもない私です。

本当に泣きそうでした...。無事にアンタナナリボについて良かった( ;∀;)そんなリアルタイム。次回は気を取り直してナミビアレンタカー旅の続きから!!!!!!

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