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こんにちはー!!!

前回更新から時間が空いて、現在地はブルキナファソのボボ・デュラッソです!!!
うーん、まさかここまで更新が滞るとは。さすが西アフリカです...( ゚Д゚)お許しを...( ゚Д゚)

さてさて、ブログは前回、ギニアビサウからギニアのコナクリに移動したところでした。
36時間のジャングルオフロード移動を経て、苦労してやって来たコナクリですが、見どころは、ありません( ゚Д゚)

ギニア国内には、滝とか国立公園とか、いろいろあるんですけど、いまいち興味がわかないので、すっ飛ばします(;´Д`)

そんなコナクリですが、8月31日の夜に到着してしまいました。
実は、次の日は9月1日、金曜日、イスラム教のもっとも大きなお祭りがある日です。

そう。

タバスキ(犠牲祭)。

この日はヤギや羊を各家庭でさばいて、みんなで食べるのです。新鮮でめちゃめちゃ美味しいらしいです。私もあわよくばどこかの羊にありつきたい...。なんて淡い期待をもってやって来ました。

そして夜が明け、さっそく街に繰り出してみたのです。朝、9時前から。

お金を降ろさなければいけないので、銀行、ATM探しや、コナクリで取得したいビザの大使館の場所確認も兼ねた散歩です。

一応、泊まっていた地域は、ダウンタウンに比べ電力供給も安定し、比較的治安が良いと聞いていました。
しかし、金曜日に街に繰り出してみると、人通りはまばらで、路上で羊もヤギも見かけないし、案の定お店もほとんど閉まっているし、ほぼほぼ、

楽しくありません...('Д')

しかも、コナクリはWiFiをほとんど捕まえられないのですが、そのせいもあってか、昨日まで動いていたGPSが作動しなくなり、現在地がいまいちわかりません。まぁ、幸い私は比較的地図を読めるほうなので(過去には2回スマホがない状態も経験しているし)、まぁどうにかなるとは思っていたのですが、思ったより街が閑散としており、まばらな人通りに、かなり緊張してしまい、なかなかスマホを取り出せません。スマホを取り出すのにちょうどよい雰囲気の場所が見つかりません...(;´Д`)地図の確認ができない...

うーん、コナクリ、歩きにくいぞっ(;´Д`)

たぶん、ガブからの道中、隣に座っていたおばちゃんから「ギニアは危ないのよ!!!!」とめちゃめちゃ釘を刺されていた事、その後の乗り合いバンの乗組員が夜の街に私が一人にならないよう配慮してくれた事からも、コナクリの治安の悪さをひしひしと感じた事が影響していると思われます。

なんか、なんか緊張するのです。いつもより緊張するのです!!
当然カメラもぶら下げず、大事にリュックの中にしまっているので、街の写真一つ撮っていません。

とりあえずメインの通りを歩いていると、珍しく黒人ではない人と目があいました。彼が気さくに話しかけてきたので、私も答えます。

一瞬、あ、旅行者だ!!!と思ったのですが、話を聞くと、どうやら彼はレバノン人で、旅行中だと言っているものの、明らかに居住者です。そして、完全フランス語で話しかけてくるものの、こっちが何も分からないのに、止まないマシンガントーク。どこに行くんだ、と聞かれ、ただ街を散策しているんだよ、と答えると、俺も着いて行く!と言わんばかりに、ずっとついてきます。

害はないけど、初めて会ったばかりで信用できないし、アラブ人らしい馴れ馴れしさがあるし、私はとにかく自分のペースで好きなところを好きに歩きたいので、ついてこられても困ります...(;´Д`)でも、英語とフランス語で、その辺の意思疎通もままならない。
着いて行っていいだろ?的な事を聞かれて、ノンノンーと答えても、はっはっはっノープロブレムだ、と全然かみ合わないまま、2人で歩きます(;´Д`)あー、めんどくさい。

しかも、今日ってタバスキなんだよね?と聞いても、そうだぞ!!!と言われるばかりで、タバスキらしい様子は街には皆無です。店が閉まっているだけ...(;´Д`)あれ、おかしいな...。

GPSもなく、地図もなかなか見られず、謎のレバノン人にひたすら付きまとわれながら彷徨っていると、どうやら漁港の入り口までやって来てしまいました。すると、英語を話す男の人にヘーイシノワ!!!と話しかけられ、強引に漁港やボートを案内しようとしてきます。漁港もいいけど、今日は魚より羊が食べたいし、ボートに乗る予定もないし、何よりあまりに観光客慣れした英語を話す男性が胡散臭かったのでお断りして通り過ぎると、レバノン人の彼が「彼は悪いやつだから無視したほうが良い」的な事を言ってきます。

...入ってくる情報が負の情報ばかりだ...(;´Д`)なんなの、コナクリ...。

とにかく、忠告はありがたいけれど、このレバノン人と二人で歩くのも私としては嫌なので、どこかで彼とはおさらばしたい。特に、今後の情報収集も兼ねて、WiFi使える場所でゆっくりしたいと思っていたし...!

そこで、私は漁港から近いはずの、半島の西の端にある、ノボテルホテルを目指すことにしました。ノボテルはコナクリで唯一まともに現金が引き出せるATMがあり、そのうえフリーWiFiが飛んでいるので、初日はここに来ようと思っていたのです。ノボテルの看板を発見し、敷地に入っていくと、さすがにレバノン人もこの先は進めないと思ったようで、ここでお別れとなりました。(まぁ、私も宿泊客じゃないのに大きな顔して入っていくわけですけどね( ゚Д゚))

ノボテルは道に出ている看板こそノボテルと大きく書いているものの、正式にはGrand Hotel De l'Independanceという名前で、Maps.meにもそれで載っています。たぶんコナクリで一番立派なホテルと思われます。

中に入ると、すぐに銀行ATMが目に入ります。コナクリはマスターで現金を引き落とせるATMがほとんど見つからなかったんですけど、唯一引き落とせる、BICIGUIのATMがここにあります。街中にもありますが、そこの1回の引き落とし限度額が200000フランなのに対し、こちらは300000フランなので、こっちのほうがお得です( ゚Д゚)それでも300000フランって、たったの3650円ほどなんですけどね。勘弁してほしい。

そして、ロビーには少ないけれどソファーもあるので、そこでWiFiも拾えます。

...らしいんですが!!!

私が行ったときは、接続できませんでした。他にもいくつかWiFi付のレストランはあるようですが、たぶんどこも味の割にかなり高めです。

とりあえず当面必要な分のお金を引き落とし、WiFiで情報収集をしようと思ったものの、肝心のWiFiに接続できなかったので、早いけれどノボテルはここまでで退散します。

あとは、コナクリで取得したいビザがあるので、大使館の場所を確認しにうろつきます。

途中、路上に軍人?なのか、警察官なのかが、ちらほら待機していました。公的機関の建物が多い地区だからかな。ちょこちょこ目があってはボンジュール、サヴァ?と声をかけられ、来い来いと手招きされます。

コナクリの警官は何かというと賄賂を要求してくる、と事前情報があったので、ドキドキしたのですが、へらへら笑いながら適当に挨拶していると、特に賄賂を要求されることもありませんでした。あれ、なんだか拍子抜け?

その後も宿の方面に引き返し、また別の道をうろうろ。

特にタバスキらしい光景を目にすることもなく、ただただお店の開いていない街を彷徨います。

すると、珍しく開いていた裁縫屋のおじさんが手招きしてきました。
おじさんも当然英語は通じないので、会話にはならないのですが、なんだか身振り手振りで交流します。

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写真をとれとれ、というおじさん。

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おじさんの息子?の仕事風景。

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アフリカンドレスの写真をたくさん見せてくれました。たぶん注文してほしかったんだろうな...。素敵だとは思うけど、明らかに旅の邪魔になるし似合うと思えないのでお断りします。ごめんね...。
でも、アフリカンドレスは見てる分にはとっても素敵だし楽しいです( ´ ▽ ` )ノ

お昼、いいかげん羊肉など食べられるんじゃないかと思い、またまた街をぶらつくと、ローカルな食堂にたむろしていた皆さんに、こっち来い!と手招きされます。
今度こそ羊!!!!と期待して行ってみると...

魚のぶっかけ飯でした。え、羊は...?( ゚Д゚)

いくらか聞くと、何言ってんだタダでいいよ!ほらお食べ!と、すでに食べている人の皿を指さされます。アフリカンスタイルは大皿を複数人で囲むスタイルですが、今回は明らかに一人用の皿をシェアさせていただきました。いまだギニアでまともにご飯代を払っていないな...( ゚Д゚)
とにかく美味しかったです。

と、いうことで

タバスキ、全然見られなかった...( ゚Д゚)
羊肉もヤギ肉も食べられなかった...( ゚Д゚)

あれですね。

ガブでタバスキ終わってから移動すればよかった...!!!( ;∀;)

翌日も大使館の多い地区の散策を続けていると、英語の話せる現地人に声をかけられ、いろいろと街の事を案内してくれました。大統領官邸とか、フランスからの独立記念の広場とか。

そこでも「この道とあの道は平日はポリスがいるから通らないほうが良い。ギニアのポリスは腐敗しているからね」とか、「夜は絶対に一人で出歩かないほうが良い」とか、「現地の人に食事や家に招待されても絶対に行ってはだめだ」とか、「何かあったら僕に電話して。電話番号を渡しておくよ。WiFi?コナクリではまともにWiFiを使える場所はあそこのインターネットカフェしかないよ。SIMを買うべきだよ。そうすれば困ったときすぐに電話で切るだろ?」などなど、いろいろと忠告を受けた私...。

むむむ...。

コナクリ滞在がどんどんしんどくなってきた...(;´Д`)

そんなコナクリですが、結局1週間も滞在してしまいました。

というのも、コナクリでは取得困難なナイジェリアビザが比較的簡単に手に入る、との情報があり、ナイジェリアビザにトライしようとしていたのですが...

結論から言うと1週間かけて申請すらできず。

まず、1日目は木曜の夜に着いたので、当然何もできず。

2日目は金曜日ですが、タバスキのため大使館は閉館。

なお、ナイジェリアビザの申請は月、水、金の午前中のみ受付との事前情報があったので、月曜日に行ってみたものの、門番の人に今日はやっていないから明日来い、と言われる...( ゚Д゚)(大使館の場所:9.513735, -13.715766)。

え、明日って火曜日だけど...と思いつつ翌日火曜日に再訪すると、中には通されたものの、受付のお姉さんに、「ビザの申請は月、水、金の午前中だけですよ」と言われる...(;´Д`)「えー、でも昨日来たんですけど、今日来るように言われたんですよ」と反論するも、「昨日はナイジェリアの祝日で休みだったんです」とのこと。

まさかの2連続祝日にやられたみたいだ...( ;∀;)

ということで水曜日、3度目の正直で来てみると、待合室に通されたもののなかなか案内されず、時間ばかりが過ぎて行き、11時過ぎ、ようやく係の人が来たと思ったら、ビザ申請に必要な書類リストを渡される...。

実は必要なものリストは過去のブロガーさんの情報から、一通り事前に用意していました。パスポート、パスポートコピー、ギニアビザのコピー、ナイジェリアのホテル予約票、クレジットカードの両面コピー、写真2枚...。さらに、申請用紙はその場でもらって記入、という予定だったのですが...。

なんと手続きが変わって、申請用紙はないとのこと。代わりに自分でアプリケーションレターを用意し、金曜日に持って来いと言われてしまいました。

え、まさかのアプリケーションレター手作り??ああ、トルクメビザみたいな感じですね( ;∀;)文章などどうすればいいか調べなければいけないし、なんならこの係の人にご指導いただいてこの場で手書きで書きたかったのですが、手書きではなくタイプして来いとのこと( ;∀;)

インターネットカフェに行かなきゃいけないじゃん...!!!!

インターネットカフェとの往復と文書作成時間を考えると、12時なんて過ぎてしまいます。ちなみにギニアのインターネットカフェだとキーボードの配列が違うので打つのに時間がかかりそうなんですよね。その辺もネック( ;∀;)だから金曜日に改めて来いと。

ちなみに、他に足りないものとして、ナイジェリア滞在中の旅程も作成するように言われました。こっちも手書き不可。また、ナイジェリア出国の航空券のEチケットも求められましたが、陸路でカメルーンに抜ける予定だと言うと、それならいらない、との事でした。

さてさて言われた通り金曜日に必要書類を揃えて行ったとすると、受け取りは週明けの月曜日になります。

...。

コナクリ、暇すぎるのに、月曜日まで待たなければならないの...?( ゚Д゚)

無理なんですけど...!!!

という事で、

さんざん待たされた挙句、チャレンジすらせずに断念することになったのでした( ゚Д゚)情熱が...沸き起らなかったよ...( ゚Д゚)ナイジェリアという国自体、気が進まないというのが理由ですね...。

そんなコナクリ。長く滞在したもののいまいち好きになれませんでした。
色んな人からの忠告があって必要以上にびくびくしすぎていたのもあるかもしれません。
それでも何となく、私が感じた居心地の悪さの理由は、

街がかなり汚いこと。道路状況の悪さは前情報通りだったし、路上のごみの量や腐臭も群を抜いていた気がします。コナクリに到着した日に、まだ日が落ちきっていない時間帯にコナクリの渋滞をバスの中から眺めていたら、市場のすぐ横に見たことがないほどのごみの山がありました。そこから発せられる強烈な匂い...。

この衛生状態の悪さから、「感染症」というワードが思わず頭に浮かびました。ギニアは2014年にエボラの流行でも話題になった国です。もちろん今はそれらが終息しているからこうして旅しているわけですけど、衛生観念のなさは感染症流行に一役買ってるのではないかと勘ぐってしまいます。まぁ、原因はそこではないんですけどね。

そして物価の高さ。
ギニアビサウ程ひどくはないですが、安宿がないし、ちょうどいい値段のレストランもありません。結果ローカルな食堂や屋台を利用することになるんですけど、セネガルと比べると味のクオリティが明らかに落ちている...(;´Д`)米の炊き方が良くないんですよね。なんか、めちゃっ、ぼそっとしている...。あと、基本ぶっかけ飯(なんかのソースをご飯にぶっかけているスタイル)なんですけど、肝心のソースが高確率でじゃりじゃりしているのも気に入らない要因。そしてお腹壊した...。

WiFiがない。
宿にはもちろん、WiFiありと書かれているレストランでも、まともに通じません。遅すぎる。ただしコナクリ滞在は長かったし、その間やることもなければ次の目的地の情報収集もしなければいけないので、インターネット接続問題はなんとかクリアしなければなりません。
現地の人に教えてもらった、唯一まともにネットができるインターネットカフェ(名前忘れました。緯度経度的にここらへん。オレンジ色の看板だったはず...:9.508998, -13.712889)はなかなか良かったのですが、毎回そこに行くのもだるい。という事で、私はここでこの旅初めてのSIMを購入しました。

西アフリカ各国で幅広く流通している通信業者が、Orangeというところ。フランスが本社なんでしょうか。ギニアでのOrangeの使用感はかなり良かったです。サクサクつながりました( ´ ▽ ` )ノ私はOrangeの正規店で設定まですべてやってもらって、3GBで80,000フランでした。旅人としては贅沢してますね。ネット大好き人間なのでしょうがないのです。今現在ブルキナファソのボボで、同じくOrangeのSIMを購入しましたが、どこに行っても接続が悪くこの点だけコナクリが恋しいです。うーんどうしたことでしょう。

そんな感じで最後までなじめなかったコナクリ。お気に入りのご飯屋も開拓できませんでした。でもこれではあまりにもコナクリに滞在した意味がない!ってことで、ナイジェリアビザをあきらめたその足で、別の国のビザを取りに行くことにしました。

それは、マリビザ

ええ、そうです。

かつては西アフリカきっての観光地だった、マリです。

え?かつては?今はなんなの?

今はですね、今は外務省の渡航情報的にほぼ全土が真っ赤になっているくらい、治安的に問題がある国なのです。

え、行くの?そんな国に行くの?

ええ、行きます。っていうか、もうすでに行ってきました(なんだかんだブルキナに抜けてほっとしている...)。

外務省的には渡航NGですけど、西アフリカで実際に今年に入ってからもマリに渡航している旅人の情報が入っていること、周辺各国の人に軽く聞いた感じから、あきらめきれず、びくびくしつつのとりあえずバマコまで行ってみよう、からのマリ渡航が決まりました。

間違いなく、この旅で一番不安な渡航先です。

そんなマリですが、ビザ取りはたぶんどこでも超簡単です。こんなに簡単なんだからやっぱり行っても平気なんじゃないかと勘繰りたくなるくらい簡単です。なんならアライバルでも取得できるらしいので、めんどくさいから私もアライバルで取得しよう、と思っていたのですが、ナイジェリアビザの申請がなくなって時間が空いたので、コナクリでとってから行くことにしました。というのも、アライバルで取得すると、取得後5日以内にバマコのイミグレーションセンターで手続きが必要な事、どうやらそれが即日では終わらないらしい事から、やっぱり事前取得のほうが結果めんどくさくないじゃん、と思ったんですね。

で、コナクリのマリ大使館は、Maps.meには出ていないけど、ここにありました(緯度経度:9.534456, -13.688982)。泊まっていた宿、ミッションカトリックの近くの路上からは、タクシーで15000フランで行けました。なお、最初の言い値は25000フラン。一応下げたけど、まだ高い感じはしますね( ;∀;)

持ち物は、パスポートと写真2枚とイエローカード、パスポートコピーだけでした。行くと、大使館職員の人がほぼ全部申請書を記入してくれ、時々行先などの質問をされるだけでかんたんでした。午前中申請の、午後受け取りかと思いきや、ちょっと待ってて、と、エアコンの効いた快適な部屋のソファーで待つこと15分くらい。すぐに発行してくれました。料金は驚きの86000フラン

これね、セーファに換算すると約5000セーファです。国境でのアライバルビザが20000セーファらしいので、約4分の1の値段で即日発効。コナクリでのマリビザ取得、めちゃめちゃおススメです( ´ ▽ ` )ノ

ちなみに帰りは近くの大通りでバイタクを捕まえて、やっぱり言い値30000の、交渉後は15000フランでした。なんか、コナクリのタクシー相場、値上がりしてますか...?( ゚Д゚)

ということで、コナクリでやれることはやりました。
次はいよいよ、どきどきの、マリへの移動です!!!!

アクセス失敗レスポンスの形が不正