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こんにちはー!!!

現在地はブルキナファソのボボ・デュラッソですが、ブログはタイムラグがあり(全部西アフリカのせいだ)、コナクリからマリのバマコに向かう話です!!

ええとですね、この旅路。

今思い出してももう二度と経験したくない...。そんな旅でした。

嫁の貰い手がいよいよなくなることを覚悟で白状すると、

0泊4日かかりました( ゚Д゚)

きったなーい...( ゚Д゚)

その旅の様子、紹介しましょう。

まず、9月8日木曜日。
私は、朝早くからバスターミナルに行って、さっさとバマコ行きのセットプラスを捕まえるべく、早起きして荷造りをしていました。そして、これから始まる長旅に向けて、朝シャワーを浴びました。コナクリからバマコへは、直通のセットプラスが朝から昼にかけていくつか出ています。事前情報では、30時間くらいかかるらしい。

30時間か...。

じゃあ、3日くらいは覚悟しないとな...。

などなど、考えておりました。

まぁ、いっても、いくらかかったって、3日後の早朝にはバマコに着くんじゃないの。朝着ならむしろ都合がいいんじゃないの、くらいに、考えておりました...。

コナクリで泊まっていたミッションカトリックでは、朝食が付きます。毎日7時から9時の間、パンとバター、紅茶とコーヒーを食べられます。私はいつも8時過ぎに食べに来ていたのですが、この日はさっさと移動するため、7時に食べに来たところ、パンが焼きたてホカホカ、いつもとは比べ物にならないくらい美味しく、私はこの6日間、相当損をしていたな、と、最終日にめちゃくちゃ後悔しました。早起きは三文の得って、ほんとですね。

ええ、この時点では、のほほんとしたものです。

この後に、私史上一番長い旅が待っているとは、知る由もなく...。

さて、朝食を済ませたら、チェックアウトしてバスターミナルに向かいます。
コナクリからバマコ行きのセットプラスは、マディナ地区のバスターミナルから発車します。
マディナ地区のバスターミナルには、値切って20000フランでタクシーで向かいました( ゚Д゚)

バスターミナルに到着すると、タクシーを降りるまもなく客引きが現れ、バマコ行きのセットプラスに連れて行かれます。値段を聞く間もなく荷物を持っていこうとするので、とりあえず値段を聞くと、300000フランと、事前情報通り。ただし荷物代は、100000フランと吹っ掛けられ、結局50000フランまでしか下がりませんでした。え、高すぎ...( ;∀;)

たぶん自分の交渉力のなさゆえだと思います。

そんなバスターミナルでの待ち時間。

朝8時半頃に到着し、ひたすら車内で待ちます。
うーん、ちょっと暑い...。暇だし...。と、思っていると、

ヘイ!シノワ!!!!

なんて窓の外から声をかけられ、隣の車体に荷物を積んでいるお兄ちゃんがブチュッと投げキッス('Д')

...お、おう...('◇')

その後も、ヘイ!シノワ!!からの投げキッスを繰り返される謎の待ち時間...。

そんなこんなで1時間ほどぽーっとしていると、客引きのお兄ちゃんとは別の人が現れ、車の中は暑いからこっちで待ってろと、バスターミナル内のカフェに通されます。

他にもバマコ行きを待っているらしいお客さんとともに、カフェのメニューも頼まずひたすら客が集まるのを待つ...。

待つ...。

...( ゚Д゚)

お昼になってしまった...( ゚Д゚)

カフェのお兄さんになんか食べる?と勧められたものの、こちらのバスターミナルの衛生状態がちょっと案の定良くないので、この後の長旅を考えるとお腹を壊さないか非常に不安で、遠慮します( ゚Д゚)

まだまだ客が集まらないまま、午後1時。

んー。

おトイレに行きたくなってきた!!!ということで、バスターミナル内のトイレに行くことに。ちょこちょこ場所を尋ねつつ、トイレのある建物の2階に登っていきます。トイレは男女共同で1000フランでした。しかし最初5000フランと吹っ掛けられた...。1000でもまだ高い(500くらいでしょ!?)と思って詰め寄ると、壁に書かれた正規料金の1000フランを指さして、ほら、1000が正規だ、と言ってくる...。

だったらあんた、最初から1000っていいなさいよ( `ー´)ノ

まったくこの手の国はトイレ一つにもストレスがたまります。

トイレから帰って来て、ジュースを買ったりお菓子を食べたりしながらひたすら客が集まるのを待ち続けます。

待ちます。

...( ゚Д゚)

いつまで待たされるのだろう...( ゚Д゚)

事前情報では、朝からお昼の間に頻発している、とのことだったので、てっきり午前中には出発できると思っていました。それなのにどうよこれ。

ちなみにトイレから戻ってくるときに、別の客引きに「バマコに行くのか!?」と声をかけられ、「もうチケット持ってるよ」と答えたのですが、

あれですね。この人ら、いくつかのセットプラスで客の奪い合いしてるな、さては...( ゚Д゚)

まったく、順々に出発させればよいものを、そんなんだから、待ち時間が増えて効率悪いんだよ...。しかしこんなことなら、到着したときに連れて行かれるがまま決めずに、荷物代を吹っ掛けられた時点でほかのセットプラスを探しておけばよかった('Д')そうすればもっと安くなったかもしれないし、こればっかりは運だけど、もっと早く出発できたかもしれない...( ゚Д゚)そういう旅の初歩的なノウハウを、私はたびたびスコーンと忘れてしまいます...( ;∀;)

その後もひたすら待ち続け、その間に、いくつかの車が出て行ったのですが、あまりにもカオスなバスターミナルの込み具合から、車の出し入れもままならず、ドライバーが切れて、言い争いになったり、苛立ったままバックして、隣の車に思い切り車体をぶつけたり、そんな様子を眺めていると、(´-`).。oO(あーあ、どいつもこいつも我先に動こうとするから進まないんだよ。順番ってものを考えようよ。うーん、まぁ、TIAだよね...)なんて考えてしまうのでした。

そして待ち時間中の、たびたび受ける謎の求愛攻撃( ゚Д゚)

これは発展途上国を一人で旅する女性バックパッカーの常ですが、なぜかみんな求愛してくる( ゚Д゚)
国籍目当てだかなんだか知らないけど、出会った瞬間から「アイラブユー」と言ってくる。
アイラブユーも何も、お互いの事を何も知らないわけですし、そんなことを言われても苦笑いで返すほかありません。外国人が珍しくてからかいたくなっちゃうのかもしれないですが、長時間待ち続けて疲れているこちらとしては、彼らの無邪気なラブコールに対してもはや(´-`).。oO(コイツ初対面の女に対して何言ってるんだろう、頭おかしいんじゃないの?あと勝手に肩抱こうとするなし)と、冷めた感情しか湧き起らないわけです。現地人との触れ合い、楽しい!とか、そんなのは時と場合に寄るわけです。ああひたすらウザったい。

そんなひたすら暇だったバマコ行きセットプラス、結局夕方4時前に発車しました。

...。

早起きは何のためだったんだろう...。焼きたてパンのためだったとしか...。これなら昼前にシャワー浴びて出たかったな...。

ようやく出発したセットプラスですが、ギニアのセットプラスは、ギニアビサウ同様、乗客7人乗りではなく、9人乗りです。
つまり、助手席に2人、2列目に4人、3列目に3人詰め込まれます。
最初助手席が良いなと思っていた私ですが、座ってみると助手席2人は結構きつそうだったので、3列目に陣取ります。

なにやら結局客が集まらなかったのか、出発時点では助手席2人、2列目3人、3列目私1人の、すこぶる快適な状態で発車しました。うーん、このまま誰も乗らなければいい(*´Д`)

発車してすぐの、コナクリ市内の様子。道路の汚さは西アフリカトップレベルと思われます。中央分離帯のごみの量が尋常ではありませんね('Д')

そしてこのコナクリを抜けるのが大変でした。バマコまでは800から900㎞くらいありますが、コナクリを抜ける30kmそこそこの道のりでいきなり時間がかかります( ゚Д゚)来た時と同じですね。渋滞がカオスです。

途中、結局数か所で人をピックアップし、車内は運転手、乗客9人プラス幼児1人の、11人になりました。人口密度が腰に来ます( ;∀;)

さぁあとはこの渋滞の多い首都圏を抜け、さっさとスピードを出せる場所に抜けたいものだ、と思っていると...。

ゆっくりとスピードをおとし、路肩に止まる車。ん?なんだ?また荷物積むの?などと思っていると、どうやらここで早くもエンジントラブルです。

おいおい、大丈夫か...?(;´Д`)

と思いつつも、15分ほどで再出発。しかしこれが、この後に待ち受ける災難を最初に暗示する出来事だったのでした...。

さてさて、コナクリ近郊は警察の検問がかなり多いです。そのたびに車を止められ、全員のIDやパスポートチェックを受けたりします。なので最初の100kmほどの道のりがなかなか進みません。

また、警察の検問では公然と賄賂要求をされることもしばしば。私も身構えていたのですが、ギニア国内では一度も賄賂を要求されずに済みました。運が良かったのかな...?(*´Д`)

そんな首都圏をようやく抜けると、そこからは警察の検問はなくなり、初日は夜通し走り続けました。
途中、夜中の3時ころ、どこかの街でご飯休憩がありました。この街は長距離移動の休憩地点として発展しているのか、24時間商店や食堂が開いているみたいですね( ´ ▽ ` )ノたくさんの大型トラックやミニバス、セットプラスが停まっています。

同じ車に乗っていた、ギニア人の若い男性、セリゥがたまたま英語を話せて、色々面倒を見てくれました。サンドイッチのお店に連れて行ってくれたり、飲み物を手配してくれたり。ここで食べたサンドイッチはお肉と卵と玉ねぎといういつもの組み合わせだけど、大変美味しかったな(*´Д`)

夕飯の後しばらくするとまた発車。セットプラスの中で夜を明かして起きてみると、まだコナクリから200kmちょっとしか進んでいないあたりでした( ;∀;)

うーわー。

これは予想以上に時間がかかりそうだ( ;∀;)

2日目の午前中の道中はこんな感じ。
コナクリ周辺を抜けると、景色はずっとこんな感じでした。さすがに首都圏の喧騒を離れ、舗装道路とはいかないまでもガブ→コナクリ間の移動の時よりスムーズに車は走ります。これなら3日目の朝にはバマコに着くかな?と期待できるスピード。

IMG20170908114813.jpg

こちらが我々を乗せて走るセットプラス。
一見のどかな休憩風景ですが、実際はパンクを直しているところ。上に積んでいるタイヤを降ろしてるんですね。
まぁパンク程度は必ずあるので問題ないです。

IMG20170908100416.jpg

体調もいいし、お昼はみんなで羊肉のぶっかけ飯。こってり、お腹いっぱい(*´Д`)

もうこれと言ったトラブルもなくバマコにつくだろうと、完全に油断していました。

午後1時半過ぎ、車は急に力が抜けるように減速していき、路肩に止まったのです。

ん?なんだろ。トラブルかな?まぁ、いつもみたくすぐ直るだろう(;´Д`)

そう思ってみていると、ドライバーが外に出て行き、ボンネットを開けます。

...。

白い煙がもわっと出てきたよ( ;∀;)

どうやらオーバーヒートしたらしいのです( ;∀;)
すぐに車に積んでいた冷却水を流し込んだようなのですが、それでも治らない様子...。
運転手が何やらどこかに電話を掛けつつ、修理作業を進めます。

それにしても私は日本人で日本育ちなのでこのような車のトラブルは初めてだったのですが(こちらには車検という概念がございません)、こういう時車内に待機しているのはなんだかドキドキします。

火とか、でない???( ;∀;)

ビクつきつつひたすら修理が終わるのを待ちます。

30分くらい待ったでしょうか。バイクに乗ったお兄さんが現れ、修理作業に加わりました。どうやらこの先の村の修理屋さん?を呼んだらしいです。結局1時間弱位でなんとか復旧し、ようやく再出発となりました。

うーん、思わぬタイムロス(;´Д`)

車は途中の街ですぐにとまり、さっき使った冷却水を補充。またトラブルがあったときのために備えます。そして今度こそ、バマコに向けて出発、と、思いきや...。

午後3時前、坂道を登っている途中で、またもや力が抜けたように減速し、車は停まってしまったのでした(;´Д`)

はう...( ;∀;)

まぁ、でも、発展途上国を旅していたらよくあることです。乗客も一緒になって修理にあたり、私は車内で復旧するのをひたすら待ちます。

しかし、待てども待てども...。
車内では風が通らないので、外に出たり、
地面に座り込んだり、
ひたすら待っても

車、復旧せず( ;∀;)

また、どこからか修理業者さん?の車がやって来て、修理に参加します。
よし、これで何とか復旧するだろう、と見ていると...。

...治らない...( ゚Д゚)

冷却水が足りないのか?はたまた別の部品交換が必要なのか?
修理業者さんの車に運転手さんと他何人かが乗り込み、どこかに走り去っていきました。たぶん、修理に必要な道具や部品の取り寄せだと思われます...(;´Д`)

今日もいい天気で暑いので、残された何人かは、車内でじっと耐えたり、
道路わきの木陰で休憩したり、トイレに行ったり、ひたすら修理の車が戻ってくるのを待ちます。

同乗者の皆さんと、片言で会話をしたりしながら...。

夕方近く、運転手さんと何人かの客が戻って来ました。
申し訳なさげにキャッサバ?芋のお土産を持ってきました。私ちょっと苦手なんですよね(;´Д`)

そしていつしか夜になりました。
私は空を眺めていました(´-`)
この日はまだ月が大きかったけど、しばらくは月が出ていなかったので星がきれいでした。
天の川も見れました。
ただやっぱり雨季で空気が澄んでいないのか星粒は小さく迫力はないです。

こんなに待たされたのは、初めてです。
車の故障で長時間待機したのは、ネパールが3時間ほどで最長でしたが、どうやら今回はその比ではありません。
夜8時半過ぎ、同乗者のおばちゃん、アンミカおススメのアフリカンミュージックビデオをひたすら見ていたとき、また別の車がやって来ました。

ついに我々のセットプラスはこの車に引かれて次の街まで連れていかれることになりました。
治らなかったのね...!!!!( ゚Д゚)

前の車に引っ張られながら不安定な道のりを進み、目的の街につくと、そこで他の同乗者の皆さんとも合流し、とりあえず夕ご飯を食べることになりました。このとき食べたサンドイッチはオムレツサンドでした。西アフリカでオムレツサンドを食べると油が合わないのか、高確率でお腹を壊すのですが、この後案の定お腹を壊しました( ゚Д゚)

夕飯を食べ終えると、乗客と運転手さん、同じバス会社?のスタッフとで、言い争いが始まりました。

セリゥが説明してくれたことによると、どうやら、バス会社側の言い分は、

「我々の乗ってきたセットプラスはもう壊れてしまい、今日はもう発車できない。明日の朝には発車できるので、今日はこの街で1泊する。」

とのこと( ゚Д゚)

しかし乗客達としては、

「それでは時間がかかりすぎるから、今すぐに別の車を手配して、その車で再出発してほしい。」

とのこと( ゚Д゚)私ももちろんそれに賛成なのですが...

会社側「新しい車を手配するお金が手元にないので、今日の夜は無理。」

乗客達「私たちはすでに300000フランも支払っている!お金ならOrange Moneyですぐに送金してもらえるでしょう!!!」

Orange Moneyというのは西アフリカで広く浸透している送金システムみたいで、通信業者のOrangeと同じ系列の会社が運営していると思われます。とにかくどこに行ってもOrange Moneyの店舗があって、いつでも送金には困らないので、乗客たちは早く車を手配しろと一歩も引きません。

が、しかし、

バス会社がノーと言えばノーなのでした( ゚Д゚)結局2日目の夜はこの名前も分からない街で1泊することに...。

セリゥたちがざっと街を見てきたところによると、どうやら一件ホテルがあったらしいのですが、私の残金がホテル代に足りないので、車で寝ることにしました。他にもみんな車内や近くの商店のベンチにいるので、危ないってことはなさそうです。誰もホテルは取らなかった模様...。

しかし深夜11時過ぎ、動いていない社内の空気は鬼のように熱く、ついでに例のオムレツサンドが案の定腹の中で悪さをし始めたので、苦しさに耐え切れず外に出ます。

ちょうど車のすぐそばの商店で寝ていたセリゥが気づいて、トイレに行きたいと伝えると、近くの商店のおばさんに聞いて、トイレまで連れて行ってもらえました。あたりは最初に到着したときよりも人気が減り、さすがに寂しい雰囲気になっていました。1日目の夜中に立ち寄った街と違い、ここは24時間営業じゃないみたい。

トイレから戻ると、車内が暑すぎるので私もセリゥたちと一緒に商店のベンチで寝させてもらうことにしました。ホテルの青空ベッドなら何度も経験がありますが、今回は正真正銘、道路わきの商店のベンチで野宿です。蚊も気になります。でも何とかなるでしょう...(;´Д`)

深夜2時過ぎ、肌寒さと再発した腹痛で目を覚ますと、すっかり月がでていて、明け方かと思うほどに空が明るくなっていました。

もう開いている店はひとつもありませんでした。こっそりトイレを済ませ、またベンチに戻り、薄いストールを巻き付けて眠りにつきます。

うーん。

寒い(;´Д`)野宿ってそれを見越した装備が必要だよね...(;´Д`)

朝6時、もう全員起きてきていました。
そして朝からまたバス会社と乗客たちで言い争いをしていました。

どうやら、結局車は今朝も発車できないらしい。

そりゃあそうだろう、修理している様子もなかったもん( ゚Д゚)

とにかく新しく5人乗りの車が2台やって来て、それに分けて乗車することになりました。
ちなみに9人プラス子供1人の乗客が5人乗り2台に分けて乗ったら、前より余裕が生まれるかな、と思いきや、なぜかそれぞれ新しい乗客が1人増えていて、結局窮屈なままでした(;´Д`)私は親しくなったセリゥと、アンミカと、2台目の車に乗ることになりましたが、この2台目がなぜかなかなか発車しない...。

どうやら料金の事でもめているみたいでした。我々はコナクリでバマコまでの運賃、300000フランをすでに払っているのですが、どうやら新しくきたこの車は国境までしか行けないらしいのです。何かいろいろ認可がいるのでしょう。とにかくそうなると、国境からバマコまでは別の車に乗り換えなければいけません。それが自腹になるのです。

その料金はバス会社に負担してもらいたいところですが、それもまかり通らず、腑に落ちないことだらけで結局朝10時前に車はようやく発車しました。3日目の朝の時点で、驚くべきことに、コナクリからの距離は300kmちょっとです( ゚Д゚)

しかし、3日目の道路はさほど悪くなく、車は快調に飛ばしました。木曜の朝に宿をでた私ですが、今日はバマコに着くかな、と期待します。

...が、その車が、またまた途中の道の路肩に停まったのです( ゚Д゚)

お昼前の出来事でした( ゚Д゚)

...え、嘘でしょ?

それが全く嘘ではなかったのです、乗り換え前の車と似たような症状を示し、路肩に停まる車。
この日も朝から男で総出で修理作業が始まります。

なんなの。乗り換えさせるならせめてまともな車寄こしなさいよ( ゚Д゚)

車は20分ほどの修理でまた走り出したものの、その後も調子はあがらず、結局少し進んだ街で本格的に修理に入るのでした。

その街の商店で時間をつぶしつつ、2時間ほど待ったでしょうか。

ようやく、今度こそ、2台目の車の再出発となりました。

お願いだから、お願いだからこれ以上のトラブルはやめておくれ...(;´Д`)

車は、途中ご飯休憩をはさみつつ、今度こそ順調に進み、深夜11時半頃、ようやく国境にたどり着いたのでした(;´Д`)

ちなみに、国境は6時過ぎで閉まるので、たいてい手前の街で1泊することになる、と聞いたことがあったのですが、おそらく閉まるのは車のゲートだけだと思われます。我々の乗った車は、国境が終着だったので、そこでリヤカーに全員の荷物を移し替えて、徒歩で出国手続き、入国手続きとなりました。

賄賂請求もされることなく、無事出入国完了( ;∀;)
長かった...( ;∀;)

国境はにぎやかで、おそらくここも夜通し商店が空いていると思われます。セリゥと一緒に余ったギニアフランの両替を済ませ、予定通りバマコまでの乗り合いバンに乗ります。

バマコまでの乗り合いバンは、一人2000セーファでした。本来払う必要のなかった2000セーファ...(;´Д`)

このバンは超窮屈な20人乗りで、これももちろん満員になってから発車です。しばらく人が集まるのを待ち、深夜1時前に出発しました。ここからバマコまでは2時間ほどの道のりです。

バスの中はかなり窮屈で、少しも身動きが取れないほどの狭さでした。体を動かせないのでかなり苦しいのですが、疲れから道中はほとんど寝て過ごしたような気がします。途中、一回だけ警察の検問があり、外国人全員(この場合、マリ人以外の他のアフリカなの人々も)から500セーファを徴収されました。通行料というか、まぁ賄賂なんでしょうけど、車内で全員分回収するシステムなので、おとなしく渡します(´-`)

そんなこんなで午前3時前

ようやくバマコのバスターミナルに到着しました。
本来はここで皆解散ですが、深夜3時なので、セリゥもアンミカも、ここから動かず待機です。
私は、ものすごく眠かったし、体も鬼のように汚かったし、あと身動きの取れない車内でさっそく複数蚊に刺されて(もしくはダニかもしれない)かゆかったので、タクシーでホテルに行って早く蚊帳付きの部屋で休みたかったのですが、もし空室がなかったら大変とアンミカたちにとめられ、みんなでバスターミナルで夜明かしすることになりました。

2連続野宿ですね。分かります(;´Д`)

セリゥが冷え冷えのコーラをおごってくれました。私は長距離移動の後は冷え冷えコーラと決めています。分かっているな、セリゥ(*´Д`)

同じバスターミナル内の、到着した場所から少し歩いた場所に、ござや椅子がたくさんあって、充電もできる場所があったので、そちらでひたすら朝を待ちました。バマコに来て、明らかに蚊の量が増えました。噂では雨季の一番化の多い時期には蚊柱がたつというバマコ。

マラリアにかからないか憂鬱です(;´Д`)蚊帳が恋しい(*´Д`)

午前6時、ようやく空が明るくなってきたころ、もう居ても立っても居られないので、タクシーでホテルに移動します。
バマコのホテルは、もしかしたら旅行客はみんなここに停まるのではないかというほどの人気宿、スリーピングキャメル。ドイツ大使館の隣で分かりやすいです。セリゥがタクシーを捕まえてくれ、最後までいろいろお世話をしてくれました。ありがとうセリゥ...(;´Д`)

もはやすっかり戦友みたいになったセリゥとアンミカとお別れし、夜明けのバマコの街に繰り出します。

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...。

...なんだここ、ギニアと比べてすごい都会じゃないか...(; ・`д・´)

早速、バマコの相乗以上の都会っぷりに度胆をぬかされました。まぁ、都会と言っても、西アフリカの中では、ってところなんですけどね。信号とかバイク専用レーンとかに、いちいち驚かされました。あと高い建物がある...!!!

ということで、0泊4日の大移動。体は相当に汚れました。初めてのリアル野宿も体験しました。まさにTIA、This Is Africaでした。今振り返ると、来る前に想像していた、過酷な西アフリカ旅のほとんどを、ギニアで経験したような気がするのです...。

アクセス失敗レスポンスの形が不正