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こんにちはー( ´ ▽ ` )ノ

旅を再開して数日、だんだん感覚を取り戻しつつあります!
はじめの頃は、

(´-`).。oO(これからは節約しなくちゃ...あんまりむやみにレストランに入るのも控えなくちゃ...)

とかなんとか殊勝なことを考えていた私ですが、
そこはやっぱり旅なんでね、なんでもかんでも節約節約ではね、本末転倒なわけです。
コトルでもね、せっかくチェコ人のおっちゃんにバーに誘われても、ちょっと一瞬(´-`).。oO(でも予算が...)とか躊躇してたけどそれではやっぱり本末転倒なわけです。

旅するなら金を使えと。

足りなくなったら稼げばいいじゃないと。

そういう感覚がだんだんよみがえってまいりました。現在地はボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボです( ´ ▽ ` )ノ

さてさてそんなサラエボ、正直あまり詳しく知らないので何をやって過ごそうか手探りでぶらぶらしているうちに、あっち行ったりこっち行ったりとりとめのない行動をしてしまったので、時系列ではなくちょっと整理してレポートしますよ!!!

まず、サラエボと聞いて第一に思い浮かぶもの!!!!

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はいっここですね!!!おそらく皆さんピンと来たのではないでしょうか!

え!?

ピンと来ていない!?

そんなバカな...。そんなあんぽんたんな方のためにわざわざ説明すると、

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このモニュメントが示す通り、ここはサラエボ事件の舞台になった橋なのです!
サラエボ事件と言えばもうお分かりでしょう!

...え!?

お分かりいただけない!?

まあつまり第一次世界大戦の引き金になった、オーストリア=ハンガリー帝国皇太子夫妻が暗殺された場所なのですよ!!!頼むよまったく...。

サラエボ=サラエボ事件の舞台として印象深いですが、ここはそれだけじゃなく、さまざまな要素の詰まった大変興味深い街です。

たとえば、サラエボは近年、ユーゴスラビア紛争で大きなダメージを受けた街の一つでもあります。

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この奥に見える、黄色い建物はサラエボで特に有名なホテル、ホテル・ホリデイです。あの建物のあたりから奥(西側)に伸びる通りは通称スナイパー通りと言われています。サラエボ包囲のさなかに、狙撃兵が街の周辺を歩き回っており、いくつかのとおりは横断するのも大変危険だったそうで、そのように言われるようになったとか。

黄色い建物のホテル・ホリデイは、当時「ホリデイ・イン」という名前で、戦時下でも営業を続け、ジャーナリストたちの拠点となったそうです。ちなみになんでこんなに遠くから撮影しているのかというと、撮ったつもりで撮ってなかっただけなのです(´・_・`)ウッカリサンデスネ。

このスナイパー通り周辺や、サラエボ市内のいたるところで、今も建物の壁に縦断の後を見ることができます。

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こんな感じ...。

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ホリデイ・インの目の前の博物館の壁にも跡が残ってました。

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サラエボ市内の道には、いたるところに、このような砲撃の後に赤い樹脂を流し込んだ「サラエボ・ローズ」があります。ここでたくさんの方が亡くなったことの証だそうです。

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もう一つ、戦争記念碑として有名なエターナル・フレーム。こちらは第二次世界大戦の犠牲者を追悼するため、冬季五輪の聖火から採火され、燃え続けているそうです。でもそのあとに紛争が起こったのは、悲しいですね...。
ところでエターナル・フレームと聞くとどうしてもBanglesを思い出してしまうのは私だけじゃないはず。

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そんなサラエボ市内を一望する要塞からの眺め。
サラエボ中心地のまわりは、急な丘になっているのですね。サラエボ包囲の時はここをぐるっと囲まれたわけなんですね...。

そんなわけでヨーロッパの火薬庫と言われたバルカン半島に位置するボスニア・ヘルツェゴビナ。昔から様々な民族や宗教がひしめく特殊な立地で、それ故に戦争の歴史が色濃く残っているのですね。でも、民族や宗教が多様という事は、文化的に大変魅力があるとも言えます。

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このように西と東でカトリック系の居住区とイスラム系の居住区とが分けられ、ラインを挟んで全く異なる街並みが広がります。

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こっちが西で

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こっちが東。

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西側はまさに我々のイメージするヨーロッパと言った感じ。

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このように立派な大聖堂もあります。

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一方東側はまさに東洋の文化圏。

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バシュチャルシャ地区はアラブのスークをモデルに作られた商業エリアだそうで、歩いているだけでワクワクしてしまう買い物天国です。短期でここを訪れていたならたくさん買ってしまう事でしょう...(*´Д`)

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バシュチャルシャ地区の大きなモスクの前で見かけた猫センパイ。そんなに怖い顔しないでほしい...(´-`)

とこんな感じで東側にはモスクがたくさんあって時間になるとあちこちからアザーンが聞こえてきます。モスクの写真はそういえば撮っていないですけど、この猫センパイがいたモスクなんかは、御祈りの時間はたくさんのムスリムの人たちがやってきて熱心にお祈りをしていて、ああこんなに敬虔なイスラム教徒たちを見たのはイラン以来じゃないかしら、と思いました( ;´Д`)エジプトとかモロッコとかあんまりお祈りしている姿見かけなかったし...( ;´Д`)

あと、アザーンって生放送なんですけど、あれですよね。やっぱり上手い下手ってありますよね。あと地域によって全然違う...。

思うに、エジプトではちょいちょい下手なのが多かったんですよ。

ボスニア・ヘルツェゴビナは良いですよ~~~。モスタルもサラエボも良かった!なんというか非常に聞き心地が良かったです。

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さてさて、多様な文化が共存する街は決まって食べ物の誘惑が多いです。
サラエボ市内のいたるところにあって私を誘惑してきたザクロジュースの屋台(*´Д`)

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塩味の飲むヨーグルト、アイラン
トルコで飲んだことがありますがやはりこの国にもありました。
おそらくバルカン半島ではだいたい飲むことができるのではないでしょうか。
しょっぱいのでラッシーみたいなものをイメージして飲むとあれ⁉ってなるので気を付けてくださいネ(*´Д`)

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これも東洋由来ですな。定番のチェヴァプチチ。ケバブがとってもおいしいのです(*´Д`)

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これもおそらくバルカン半島のいたるところで食べられるブレク。アルバニアでは30円せずに食べられる軽食程度のイメージだったので、がっつりミートパイが出てきて焦りました( ;´Д`)でも美味しかったけど。

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一日歩き通しだったので休憩がてらケーキも食べました( ´ ▽ ` )ノ

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そしてそして、サラエボ2日目の〆に、余計なマルクを使い切るべくちょっと贅沢をしにレストランに繰り出しました。前日の夜ちゃんと自炊したので2日目は贅沢ができると、そーいう算段です。

これがまー、ちょーーーーーーーーっ美味い(*´▽`*)

トルコ風の料理だと思います。お肉がトロトロで、マッシュルームもたくさんのリゾットです。
人参もトロトロになってて食べやすかった(*´Д`)
これでマルクも明日のバス代を残して使い切れるし、完璧じゃないか、と、ほくほく(*´Д`)

が、しかし。

なんとこのご飯についてきた「お通し」的なものが実は有料で、2マルク余計にかかってしまったのですΣ(・□・;)

会計の時にびっくり。

これを払ったら、翌日のバス代が1マルク足りなくなってしまうのです...ヽ(;▽;)ノなんという罠でしょう......!!!!

こんなことで、

こんなことでATMでお金を引き出してしまったら、明らかに損です...ヽ(;▽;)ノこんな、サラエボを去る直前になって、せっかくお金使い切ろうと思って計算してやってきたのに、何たる誤算!!!

でもね、大丈夫でした。

前日から仲良くなってた同じ宿のトルコ人、アブドゥルにユーロと両替してもらい、無事1マルクゲットしましたヽ(;▽;)ノ良かった、会話しておいて本当に良かった............!!!!!ヽ(;▽;)ノ

というわけでサラエボ、あんまり調べずに行ってみたものの、気が付けばコトルやモスタルよりも満喫していました。東洋と西洋の合流地点...。トルコもそうなんですけど、トルコともまた違う、こんな街並み見たことない!!ということで、なかなか楽しかったです(*´Д`)ヨーロッパと一口に言っても、いろいろですよ♪たまには東欧を訪れてみるのもおすすめです( ´ ▽ ` )ノ

アクセス失敗レスポンスの形が不正