ナマステ〜!
ついにインド入りしました!私です!
ポカラで浪費しまくった私。もう十分、となったのでついに移動しました。目指すはインド、バラナシです!
ポカラからバラナシに行くには、国境の町スノウリまでバスで行き、そこから中継地点のゴラクプルまで乗り合いジープ、その後電車またはバスでバラナシ、というルートが一般的ですが、なんやなんやおかしな道程になったのでご報告!
まず、5月12日、前日に買っていた朝8時半発のエアコン付きバスに乗り込み、いざ、スノウリを目指します。バスターミナルはカトマンズからポカラにやって来た時と同じターミナルです。パンの売り子がたくさんいるので、朝ごはんと昼食を調達します。これ、とても大事!
乗り込む時、「バスはバイラワまで行くよ」と釘を刺されます。うんうん。バイラワは国境のスノウリから4キロほど離れている町ですね。オッケーオッケー。事前調査通りです。バスは時間通り出発。エアコン付きバスとあって、乗客のほとんどは外国人でした。到着予定は午後3時。乗った感じ、カトマンズ〜ポカラ間のクオリティと大差ないし、まあ快適そうです( ´ ▽ ` )ノ
...が!!!
ガッタンゴットン!ガッタン!ダダーン!!
...道がハンパないです。
カトマンズ〜ポカラ間も、終始ガタガタなんですよ。
でもこちらは、段差が一枚も二枚も上手です。体が浮いたりします。あと、肘掛けが壊れてる。
...。
いやでも、とはいえ、私、眠れるよ。眠ってやろうじゃない。スヤスヤ。スヤスヤ。
ダダーン!!
...(´・_・`)ちょいちょい眠れるんですが、ちょいちょい起こされます。あと、休憩多くないかい?
それでもそこはエアコン付きバス。その点は快適なバス移動でした。ちょいちょいお尻が痛いくらいで。あと、面白いのが、気づくとリクライニングがめっちゃ倒れている点。私、背もたれの角度いじっていないんですけど、ガタガタ道の衝撃で、気がつくとめっちゃ横たわっている。
ごめんなさい、後ろの人。
そんなこんなでバスは順調に突き進み、午後2時、目的地まであと約25キロ〜30キロくらい、というところで...。
壊れましたー!
出たよ!よく旅ブログで見るインド、ネパール、中国でありがちな展開!私にとっては初体験ですよ!
なんでもない山道で急にエンジンを止めるバス。ん?休憩かと思いきや、あたりには何もなく、ざわめく車内。ネパール人のおじさんたちが何か言いながら外に出て行きます。なんだなんだ。これは。アレかね?もしかして...。
我々外国人旅行客も続々と外に出て、沿道の石に腰をかけ、事態を見守ります。エンジンのかかってない車内より、外の方が風があって気持ちいいのです。日陰だし(良かった。日陰で。本当に良かった。)
なんにもする事なく。
Kindleなどを読みつつ、復旧をまつ一同。
...。
...(´・_・`)
3時間半かかりました。
石の上にも3時間半。
時刻は午後5時半。
あぁー。これは。
国境はもう閉まっているな...!
実は私、スノウリの町の様子を見てそこで一泊するか、ゴラクプルまで強行して夜行の電車にのるか、はたまたバイラワから1時間ほどのブッタの故郷、ルンビニを訪れるか、行った先で決めようと思っていました。
でもねー。こうなるとねー。
ゴラクプルは消えました。なぜなら国境を越えられないので。ではルンビニか、スノウリか...。
しかしね、ルンビニに行ったら、観光しないともったいないけど、でもこの時間では観光もできない。暗いからね。
やはりここはスノウリで一泊か。
そんなこんなで途中ちょこちょこ軽い故障にあいつつ、結局バイラワに到着したのは午後7時半。真っ暗です。
ちなみに故障からバイラワ到着までの道のりは、隣の中国人女性と中国語でお話ししてました。
私、中国語これっぽっちも分からないんですけどね!向こう、英語これっぽっちも分からないっぽいんだよね!ちょ、どーやってネパール旅してるの!?
とにかく単語単語で聞き取った事によると、彼女はこれからルンビニに行くらしいです。西安から来たらしいです。私もついこの間中国旅したよと写真を見せると、彼女の写真もたくさん見せてくれました。ラサとか、ヒマラヤとか。法隆寺とか。え?法隆寺?
中国旅の写真を見せてくれていると思いきや、気がついたら途中から日本旅の写真になっていました。どうりで見覚えのある車体だと思ったら、新幹線でした。中国後の発音もだいたい同じでした。
というわけで真っ暗なバイラワに到着。続々と降りていくネパールの人。ん?ここなの?と戸惑う外国人旅行客一同。すると、バスのスタッフがみんなに語りかけます。
「遅くなっちゃて危険だし、特別にこのバスはルンビニまで行くよ!ルンビニに行く人はこのままね!インドに行く人はここで降りて!」
は!インド⁉︎
私インド行くよ!
と立ち上がったのは私ともう一人、なんかヒッピー風の欧米人男性だけでした。
思わず出ちゃったけど、私。
ここ、バイラワって、宿の情報なんにもないんだよね...。4キロ先も評判よくないし、暗い中の移動、大っ嫌いなんですよ。
ほんとね、ルンビニ興味わかないんだよな〜。シッダールタさんが脇から出てきて天上天下唯我独尊って言った所でしょ?アイツのキャラ設定ってやけにファンキーだよなぁ。ルンビニ名物の金の像もネタとしか思えないし。ルンビニかー。正直スルーでよくなーい?
なーんて罰当たりな事を考えていたわたし。
条件反射で下車してしまって後悔。
明らかに、絶対に、ルンビニの方が宿のクオリティ良いよね!観光地だし!
どうしよう。宿どーするよ!?
とりあえず隣の欧米人と「あなたもインド行くの?」「行くけど今日はもうゲートが閉まっているからここで一泊するよ」「ですよねー」なんて会話をしながら途方にくれる。するとネパール人がお困りですかと話しかけてくるので、この辺でホテルかゲストハウスがないか聞くと、ゲストハウスならあそこだよ!とターミナル目の前のゲストハウスに案内してくれました。
行ってみると、ほぼ英語できない風のおばちゃんが出迎えてくれ、部屋はトイレ、シャワー、ファンつきでシングル400ルピーだと。空きは一部屋だと。
すると欧米人の方は私に部屋を譲ってくれました。さすが、紳士だ〜!ごめんね〜ありがとう!
でもねー!
監獄のような室内です。暑くて、疲れてて、写真撮ってないけど、とにかくこの感じは、まさしく現時点で最悪のクオリティと言えます。通気口から蚊が入り放題だし、いかにもゴキが出そうな一階食堂。ヤモリたんがちょっとしたマスコット的存在です。トイレはなかなかのスメルです。これはシャワーは断念だ〜!暑いのに!汗だくなのに!窓がなく、空気がこもります。ここはネパール。頻繁に停電が起こり、ファンが止まると、耳元で無数の蚊がブンブン音を立て、虫除けスプレーは何の役にもたちません。そして汗だく。体温が上がり、ますます蚊が寄ってきます。
頼む〜!電気、回復しろ〜!
というのを1時間から2時間おきに繰り返します。眠れなーい!!!!
暑さ!そして蚊の羽音!ガタガタ道よりずっとずーっとしんどいです!
目覚めるたびに、患部にタイガーバームをぬり(ファンが動いているときはスースーしてめちゃ気持ちいいのです)、さらに虫除けスプレーを吹きかける私。
埃と、タイガーバームと、虫除けスプレーを何重にも塗り重ねていることになります。ベッタベタです。きったな!体きったなー!!!日中はこれプラス日焼け止めクリームも塗ってたので、腕とかもう、ベタベタするし、ザラザラするし。
そんな地獄のような夜が明け、
夜が、夜が...
...明けるまえ、朝4時頃に身支度を始める同階のファミリー客たち。音が全部筒抜けです。響きます。みんな、朝早っ!
そんな私は電気の回復しない室内で、汗をぼたぼた垂らしながら、どうしても起きる気力が湧かずにいます。朝5時、ようやく電気が復活。ファンの風で汗を飛ばし、20分ほど体力回復のためじっとした後、私もようやく身支度を始め、朝6時、こんなところとはとっととおさらばします!ドアを開けると、なんだよー!廊下の方がずっとすずし〜!
さぁさぁ、まだ涼しい明け方のうちに、とっとと国境を越えますよ!
ということで目の前のバスターミナルで、さっそく話しかけてきたサイクルリキシャのおじさんにお願いし、イミグレまで連れて行ってもらいます。
おじさん、いくらなの?
「国境までは4キロだ、とても遠い。それに両替もサポートするし、出国と、入国もサポートするぞ!それに、インド側でバスターミナルで連れて行ってあげるし、バスを捕まえてあげるぞ!全部サービスだ」
ああ、うんうん、で、いくらなのー?
「350ルピーだ」
高いよー!それ、あまりにも高いよー!4キロだよ?舐めてるの?ていうか足元見てるよね完全に!
めて、せめてと思って200で交渉する私。おじさん、頑として値下げしない。なんだよもー。だったらきちんとバス捕まえてよー?約束だよー?じゃあせめて300でどうよ?
「オーケー、300ルピーだ」
高いけどね、ほかをあたろうにも人がいない(足元見られてるー!)これで行くことにしました。
明るいところで、リキシャに揺られて街を見ると、まあなんにもない。おそろしく閑散としています。そして舗装されていない道路の砂埃。ジャナクプル以来です。蘇る嫌な思い出。
途中、ネパール側でお金を両替します。おじさんが、インドよりネパール側の方がいい、あそこで両替しろと言います。私は、「国境で両替したらリキシャのおじさんに払う分までなくなってインドルピーで支払うことになり、お釣り分損した話」を事前に読んでいたので、そこですかさず、じゃあ両替まえにお金を払うよ、300ね、としようとすると、
「いやまずは両替が先だ。両替してから350ルピーだ」
...。
しまったー!!!事前にネパールルピーかインドルピーか確認するの忘れてたー!これはこちらにも非がある!!!ヽ(;▽;)ノしかもなんで50ルピー元に戻ってるのー?馬鹿なのー?
いやいや、私はネパールルピーで払うつもりだったよ、300インドルピーとか、高すぎるよ!!
いや、インドルピーだ!
こんな不毛なやりとりをひたすら続け、結局、わかった、じゃあ200インドルピーだ、ということで決着。ふぅ。
ということでネパール側で両替を済ませ、その後、一人では気がつかなそうなイミグレで出国手続きをします。写真は忘れました。とにかくさりげなーく、道の左側にそれはあります。さりげないです。
そして国境手前で簡単なパスポートチェックをうけ、ゲートをくぐります。この向こう側がインド!ゲートをくぐるとそこは、大型トラックの大渋滞でした。空気悪ー!
渋滞で足止めを食っている際、ふと道の脇を見ると、日本人らしき男性がバックパックを背負って歩いていました。えらいわー。リキシャなんか使っちゃって、なんかすみません...!
と、ようやく見落としそうなインド側イミグレに到着。(写真ないですが、ここも一人なら見落としてた)すると、さっきの男性が先に入国手続きをしているところでした。見ると、どうやら日本人ではない模様...。君もバラナシに行くのかと尋ねられたので、そうだよと答えると、どうやっていくのか尋ねられました。
実はこの時、リキシャのおじさんが、いや、リキシャおっさんが、「ゴラクプル経由よりスノウリからバラナシまでバスで行った方が絶対に良い」と豪語するので、その方法を取ってみることにしていました。その旨を伝えると、なるほど〜という様子。同じバスで行くのかな?
そんなこんなで無事、インド入国!これが初めての、陸路国境越えです( ´ ▽ ` )ノいぇーい!なんということはなかった!
そのままリキシャに揺られること数分、これまたわかりにくい場所に、寂れたバスターミナルがありました。おっさんが現地の人に、バラナシ行きのバスがどれか聞いて回っています。
...。
なんとなくだけど。
なんとなくだけどおっさん、想定してたツーリストバス、なかったんでしょ?
だってさ。
コレってさ。
明らかにローカルバスじゃん???
とにかくここでおっさんにリキシャ代を支払います。
おっさん「350ルピーだ」
ほーらやっぱり色々諸々元に戻ってるよ!!!ヽ(;▽;)ノもー超めんどくさい!
私「違うよ、私最初に300ルピーっていったよね!?」
私は300ルピーを手渡します。渋々納得するおっさん。
...おわかりいただけたでしょうか。
私、200インドルピーに交渉したの忘れてたー!300はネパールルピーだよ!私の馬鹿〜!300渡しちゃったよ!!!
そんな幸先の悪いインドinでした。
やれやれヽ(;▽;)ノ
そうこうしている間に、さっきの男性がやってきて、同じくバラナシ行きに乗ることになりました。何時着か確かめます。ふんふん、7時50分発で、6時PMだと。
今から乗り合いジープを探してゴラクプルに行ったら、着くのはお昼頃だし、電車のチケットを買えるとは限らないし、買えても最安のジェネラルクラスの可能性大だし、ここはボロいけど6時に着くならこれでもいいか、ということで、乗り込みました。
でもね、事情はわからないけど、発車直前に別のバスに乗り換えさせられました。理由は謎です。一番前の席取ってたのに。真ん中になっちゃった。ちえっ!でもボロさはさっきの写真と似たようなものです。
そして出発。窓を開け、走っている間はギリギリ涼しい車内。そのかわり、停車すると風が入らないのでめちゃ暑いです。日よけもないし。
ただ、ガタガタ具合は前日とそう変わらないのでなんとか耐えられます。シートが悪いのでお尻が痛いけど。私は、時々軽く眠りながら、ゆっくりバスが進むのを待ちます。
昼頃、バスはゴラクプルに到着しました。よしよし、順調順調。これならバラナシも、予定通りかな...。
しかし。
このローカルバス、途中で人をピックアップするし、途中で停車するバスターミナル多いしで、まあ進みません。進むわけがない。道もガッタガタだし!
そんなこんなで午後3時頃、残りの距離は150キロの地点まで来ました。日本なら、一般道でも2時間もあればつきそうです。
それなのに。
夜9時半、バスはようやくバラナシに到着したのです。
というか6時に着く気さらさらなかったんでしょ???
そんなバスで一緒だったのは、イミグレで知り合ったマレーシア人のアダムでした。
アダムはバラナシを訪れるのは3回目だそうで、1度目は病気になり9泊もし、2回目はカトマンズに向かうのに立ち寄ったそうです。
今回、3回目の訪問は、帰りのフライトがインド発のため、仕方なくカトマンズから戻ってきたそう。本当はインドに戻りたくなかったとか。インド、どんだけ...。
そんなアダムと私。
バス代を450と言われたのですが、受け取ったレシートを見るとそこには285の印字が。おいおい話が違うじゃないかと。食い下がるアダム。聞く耳持たないインド人。
なるほどねー。こういうところが許せないんだね。
アダム「これだよ。これが嫌なんだよ。君は今インドを見たね」
そうだねー。聞いてたとおりです。
そういえばアダムが何歳なのか聞きそびれましたが、日本のドラマが好きだそうで。阿部寛とか、戸田恵梨香とか、長澤まさみとか、藤木直人が好きらしいです!日本のドラマ、そんなに放映されてたんだー!
で、バラナシ。
待てども待てども、一向にたどり着かない、近くて遠いバラナシ。アダムと私はバスの中で今後のことを相談しました。
私は、ケイさんが泊まっていたサンタナに行こうかと思ってたのですが、アダムはクーラー(というか、ファンだね)付きでシングル400ルピー、なかなか綺麗で静かな立地のゲストハウスを知っているそう。二人でオートリキシャをシェアし、まずはサンタナに行ってから、その周辺の宿を当たってみることにしました。
真っ暗になってからの宿探し。私としても、リキシャをシェアさせていただけると大変ありがたい...!
ところが!
バスターミナルにて、さっそく群がってきたリキシャたち。サンタナの名前を言っても、わかっていなさそうだし、目印のガートの名前を言っても、これまたわかっていなさそう。
インドあるあるの一つなんですけど、彼ら、分からないところも分かると言い張って、結局道に迷うんですよね。夜中にそれは避けたい。
ということで、今日はアダムと彼のオススメの宿に行ってみることにしました。サンタナは諦めだー!
そんなこんなでとっても快適、綺麗なシングルにチェックインしています!明日サンタナに顔を出してみて、どうするか決めようかな...!
アダムには相当お世話になった。ビビりまくりの初インド、男性が側にいるってめちゃめちゃ心強いです!
コメント (0)
Commentコメント
閉じる