目次

31.618293, 99.986671

こんにちは!

今、私はHello Chengduで知り合ったウエダさんと一緒に、成都から移動し、甘孜(ガンゼ)というところにいます!

東チベットの景色を見たくて、はるばるやってきました。

現在、標高はおよそ3400mです!

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成都は、チベットや東チベットへの拠点となる大都会です。しばらくのんびりしましたが、当初の目的を忘れてはいませんよ!

ただ、私が行きたいのは実はここ、甘孜ではなくて、もっと先の町にあるのです。

ここまでくるのも2日近くかかりましたが、目的地はまだまだ遠いですし、標高はさらにあがります(´・_・`)今日、明日は高地順応のためにここでゆっくりします!

さて、成都から甘孜までは、新南路バスターミナルからバスが出ています。14日のうちにバスターミナルで入手したチケットですが、15日の10時発で、到着は16日の14時だと言われました!

おいおい、丸一日ですか(´・_・`)

まあいい。その分宿代も浮くというものです。思い切ってこのチケットを購入してしまいました!

チケットの感じからすると、おそらく寝台ではなく普通のバス。疲れる移動になりそうです...!

当日、朝8時半に宿を出た私たちは、重いバックパックは宿に預けて、必要最低限の軽装備で出かけました。新南路バスターミナルまではバスでいかなければならないため、早め早めに行動です。途中、宿のそばの市場で朝ごはんを買うことにします。今回は肉まんを( ´ ▽ ` )ノ

朝ごはんを入手したら、バス停でバス待ちをします。前日にも乗ったバスなので、このあたりは余裕です。28番のバスを待ちます。

待ちます。

こないなぁ。

53番とか18番はわんさかくるのに、28番は全然こない!道が混んでいるのか?走行する間にもう9時過ぎです。まぁ、大丈夫だとはおもうけれど...!

すると、やっと28番バスがきました。乗り込もうとするとすごい人。中に入れません。

うう。

川崎のバスならもっと上手く詰めるのに(´・_・`)日本人の詰め方を教えてあげたい!

結局、28番に乗ることができず、バスは行ってしまいました。

まだだ。まだ慌てるような時間じゃない。

きっと大丈夫ですよ、と言い合いながらも、内心不安な気持ちで次の28番を待ちます。こっちは255元も払ってるんですよ!バスを逃すわけにはいかないんですよ!

結局、なんとか次のバスには乗れたのですが、待っている間に車道の泥が跳ねて白い迷彩パンツがなかなかな模様に変わってしまいました(´・_・`)先行き不安。都会の朝を舐めてはいけませんでした。

さてさて、久しぶりのバス移動です!今回は何と言っても丸一日以上ですから!事前にどでかいスーパー、カルフールでパンやカップ麺、水を調達しておきました( ´ ▽ ` )ノ軽く遠足気分です。

ただし、待ち受けるのは標高3000m越えの高地。水をたくさん飲むこと、あまり睡眠をとらないこと、ご飯をお腹いっぱい食べすぎないこと、など気を使います(´・_・`)でもま、前日に同室の日本人3人でおしゃべりが盛り上がり、夜更かししすぎたため、結局道中は寝まくりでした(´・_・`)大丈夫かな、高山病にならないかな。

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大都会をスタートしたバスは、どんどん見える景色が変わっていきます。

で。

長距離移動といえば、避けては通れないトイレ休憩。

実は東チベットまでの道は、例のアイツがあるらしい、という話を聞いていました。

え?

アイツってなんだよって?

そんなの決まっているでしょ。

ニーハオトイレですよ。

みんな仲良く丸出しで排泄する、ニーハオトイレです!

知らない人のためにかるーく説明すると、中国のトイレは、個室の扉がない場合があります。さらに、中国のトイレは扉側をむいて用をたす構造なので、お◯っこをだしながら挨拶ができると、こういうわけです。まさしくこれがニーハオトイレ。

これまでに世界各国を旅した経験のあるウエダさん。10年以上前にインドも訪れているそうですが、なんでもトイレに関しては、中国が最低らしいのです。

たしかに...。

前に、ペーパーがない上に水もない、という話をしたじゃないですか。あれ、もしかして中国の女の人は拭かずにパンツを履いているんじゃないか、という疑惑がありまして。ちなみに手を洗っている様子もあまりないのですよね。その点インドは、水で流す文化ですから、意外とトイレ事情は、中国の方が汚いのかもしれません。

とにかくこの先、もしかしたら最悪のトイレに出くわすかもしれない。とドキドキしつつも、高山病対策のためには水分摂取は不可欠ですから、休憩のたびにトイレに繰り出します。

記念すべき一つ目のトイレはー...。

はいっ!

のっけからニーハオでした!イェーイ( ´ ▽ ` )ノ

今回は入るなり、奥から手前にかけて、中国人女性がしゃがんでいる絵面が目に飛び込んできました。でもよかった。入り口に対して横向きに座っているので、局部をいきなりお披露目する、なんて状態は避けられています。私も意を決して、というか、案外平然と、奥から二番目のトイレに向かいます。

お隣との間には、膝上くらいまでの仕切りがあるだけで、今まで一緒に旅をしてきたウエダさんと並んで用を足しているシチュエーションは、なんだかとってもシュールなものがあります。それでも意外とモノは見えないし、これなら耐えられるかな、と。二人ともたいして女子力が高くなくて良かったです。

で、続きまして。二回目の休憩ポイントは、やったぁ!個室になっています。がっつり扉付きでこれなら見えな...!

!?!!

個室を開けるなり大量の蝿が...!

あーこれ、こっちのほうがキツイやつだ!さらによーく足元を確認すると、でたー!溝だけのタイプです!これはですね、隣の個室から隣の個室へと、排泄物が流れていく方式なのです。だから、どなたかの出したものが、自分の足の間の溝をどんどん通り過ぎていくやつなのですよ。加えてこの蝿たち...。

パンツに一緒に収納してしまわないか非常に心配です!

そんなこんなで1日目の移動は都会では経験しなかったトイレに出くわしたのですが、人間、最悪を想像していると、案外平気なものです。

ちなみに我々の想定している最悪は、過去にウエダさんが中国国内で遭遇した、ウ◯チがカチコチの山になっているトイレで、カチコチすぎて排泄物が跳ね返るため、ついにはその他の場所で用を足さなければならない状態になっている、もはやトイレという概念を逸脱した、そんなトイレです。

幸い、今の所向かい合う形のニーハオトイレには出くわしていないし、トイレ事情に関しては難なく順応できております。いやぁ、やはり中国、経済成長目覚しいですからね、この国は変わりつつあるのですねっ( ´ ▽ ` )ノ良かった、良かった。

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さてさて、順調に飛ばしていたバスは、夜7時半ころ、康定(カンディン)という町に到着しました。たしかここは、標高2600mくらいでしょうか。バスターミナルに着くなり、乗客が一斉に降りだします。

...( ´ ▽ ` )ノ

おやおや?

どうやら、今日はここで一泊しろ、という事だそうです。

あらー。てっきり、夜通し走るものだと思っていました(´・_・`)宿代浮いてない。高いー(´・_・`)しょうがないので、念のため成都で仕入れておいた、康定のユースホステルのカードを見ながらホテルを探します。バスを降りると、チベタンのおじさんたちがわらわら寄ってきて、話しかけてくるので、宿はあっさり見つかりました。ロッジ風の、いい雰囲気のお宿です。ドミで35元でした(ユースホステルの会員価格です)。

ここのお宿は、高地という事もあり、隙間風が少し寒いですが、電気毛布が付いているし、ホットシャワーはかなりの温度で、なかなか綺麗です。

が!

翌朝、目がさめるとなんだか足の甲がかゆい...。おかしいなぁー。なんだろなぁー。怖いなぁーと思ってよーくシーツをみると、3ミリから4ミリほどの大きさの、赤茶色のダニが...ヽ(;▽;)ノ

人生初ダニです!一瞬、大きいので、まさかまさかの南京虫!?とも思ったのですが、かゆみ的にはそうでもないので、多分ただのダニですヽ(;▽;)ノ

満足度の高い宿だっただけに、残念であります...!

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気を取り直して、本日は朝5時40分発のバスに乗り込みます。昨日は空いていたのに、一夜明けたらバスの通路が巨大な荷物で埋まっていました。荷物を踏んづけて、席に向かいます。

みんな、これから向かう高地を、こんな重装備で歩くのかぁ。すごいです。

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今日は昨日より車窓が楽しく、雪山が見えたり、ヤクが見えたり

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チベット風の可愛い家がたくさんあったり

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緑色の綺麗な川が流れていたり

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たくさんのタルチョを見たりしました。

チベット、なかなか素敵なところです!

バスは1時間以上遅れ、15時半ころにバスターミナルに到着しました。

今日は無理せず、宿でゆっくりします( ´ ▽ ` )ノ

アクセス失敗レスポンスの形が不正