こんにちはー!!!!
現在地は、ベネズエラのサンタ・エレナ・デ・ウアイレンにおります、私です( ´ ▽ ` )ノ
最近やることなすことすべてが裏目に出ています!!!
はたしてロード・トゥー・ロライマ、最終章までたどり着けるのか!?甚だ疑問です( ;∀;)
さて、ブログは前回、話の腰を折れずにバスを乗り逃し、無駄に35レアルの手数料を払ってようやくボア・ヴィスタにたどり着いたところでした(;´Д`)最初に言っておきますが今回、前半とても長いです。そして写真も撮っていない...。
さぁ、ボア・ヴィスタのバスターミナルに到着した私。宿探しの前に、バスターミナルでトイレを済ませておきましょうかね。
カルタヘナ行きのトラウマから、バス車内のトイレ利用を頑なに拒否し続けていた私。
乗車中一度もトイレに行っていません(-_-)
ここで済ませておかないと、ゆっくり次の目的地までのバスチケットも探せないし、ホテル探しもままならないわけです。
なのでトイレトイレ~っと女子トイレに入っていくと...
全個室、う○ちが流れていない&う○ちが飛び散っているという地獄絵図がそこにはあったのでした|д゚)
おいおい、全個室...だと...?
いったいこのトイレでどんな修羅場があったのか、想像もつきませんが、とにかくバスターミナルのトイレは使用できない状態でした(・´з`・)わたしは、しかたなく、まださほどでもない尿意をごまかしてとりあえずホテル探しを始めることにしました。トイレさえできたのなら、優先順位的には翌日のバスチケットを買って、それからホテル探しのはずだったんですけど。ここで余分に時間を取られると危険と判断したので、効率悪いですがそうなります( ;∀;)
しかしですね、ここで私、前回も書きましたが致命的なミスをやらかしますっ(;´Д`)
はい。
スマホのバッテリーが瀕死です(;´Д`)
そしてバスに乗り込んだ際に瀕死だったバッテリーは、朝目覚めたときにはお亡くなりになっていたのでした(;´Д`)
しまった...。ボア・ヴィスタの宿は、地図を見ながら適当に探そうと思っていたのですよね。あたりもつけていません...(;´Д`)
がしかし、その地図が見られない...。
困ったぞ。とりあえず私、ボア・ヴィスタがどんな街かも知らずに、セントロを目指すことにしたのでした。
セントロに行けば、なんかいろいろ、宿とかあるんじゃないかっていう、漠然とした希望で...。
いったい目的地まで、どれくらい距離があるのか分かりませんが、適当に方向を聞いて歩き始める私。途中、バス停を発見したので、周りの人にセントロ行きのバスがここを通るか聞き、バスを待ちます。
が、しかし、待てども待てども、一向にバスが来ない...( ;∀;)
結局、30分ほど待ったでしょうか。
その間一つもバスが通らないので、ついに私はセントロまで歩いて行くことにしたのでした。
歩き始めてまもなく、一人のブラジル人?男性が話しかけてきました。私も挨拶やちょっとした会話程度は身振り手振りで話すのですが、こんにちはー、とか、出身どこ?ハポンだよ~とか、どこ行くの?セントロだよ~とか、そういった最低限以上の会話は、当然できません( ゚Д゚)ポルトガル語だし...。
が、しかし、その男性はこちらがわからないって言っているのに、とにかくマシンガントークを続けるのでした|д゚)
分からんっつーの...。
まぁ、そこまではよくあります。だいたい適当に愛想笑いしたり、時には恐るべき想像力を発揮して意思疎通ができることもあります。
しかしこの男性の場合、しゃべりのイントネーションが、なんとなく、
こう...
イラッとくるのです...( ゚Д゚)
もちろん、私は彼がポルトガル語をしゃべっているのか、スペイン語をしゃべっているのかすらいまいちわからないくらいなんですけど、それにしても、今までであって来た他のブラジル人や、南米の人とは違うのです。
変な抑揚の付け方、語尾を伸ばした話し方。ちょっとした表情...。
酔っ払いかな...?
これは男性の外観から来る、私の偏見かもしれない...。とにかく絡み方がしつこいし、もう話したくない。
しかしもちろん、多くの場合、こういうときに話しかけてくる現地人というのは、外国からやって来た旅人を助けようと言う、親切心から絡んでくるわけです。無下にもできない。
でも、それなのに、申し訳ないけど、よく分からないことをひたすら早口でまくしたてられるたびに、イライラしてくる、私...(-_-)
しゃべり方が...
しゃべり方が...イラッと来る...|д゚)
しかしどうやら彼はセントロまで私を案内してくれるつもりらしいのです。
案内も何も、ひたすらこの道をまっすぐなんですけどね。
そんなわけで謎の親切なブラジル人?にピッタリ後をつけられながら、歩くこと20分...30分くらいでしょうか。
ついにセントロに到着。(ちなみにその間、相変わらずセントロ行きのバスなどは一台も通らず(-_-)ストライキでもやってるのか??)
が、しかし。
ボア・ヴィスタ。予想以上にがらーんとしていて、ホテルも見当たらなければ、レストランすらない(;´Д`)
な...
なんだここ...(;´Д`)
スマホのバッテリーが切れていたため、セントロの写真が一枚もなく恐縮ですが、とにかく、ボアヴィスタのセントロは、だだっ広い広場の周りに、大きな官庁的な建物がいくつか見受けられるほかは、やたら広い道がたくさんあり、お店やレストランなどは極端に少ない様子でした。
...セントロ...つまんなそう...|д゚)
一区画歩くだけで体力を消耗させられるボア・ヴィスタ。
せめてWiFi付のレストランなどがあれば、トイレ休憩しつつ、スマホを充電しながらホテル探しなど...と考えていたのに、それもできない(-_-)
その間にも、例のブラジル人がホテルはどこだとか、どこに行きたいんだとか、なんだかそういうようなことをめちゃくちゃ聞いてくる...。うるさい、だまっとけ。こっちが聞きたいわ(-_-)
まぁ、彼に悪気はないんですけどね。
でもなんか、彼に泊まるホテルが知られることすらなんか嫌だし...。
しばらくセントロ周辺をうろちょろして、ついに私は、バスターミナルへ引き返すことに決めたのでした。ふ...不毛...。不毛すぎるこの移動...( ;∀;)
ちなみに、バスターミナルに到着した当初、もちろん、バスターミナル周辺にいくつかの宿がある事は見て取れました。
しかし、バスターミナル周辺は郊外だし、レストランとか、お店とか、そういったものが充実しているだろうセントロ周辺に宿をとったほうが楽しいんじゃないかって思ったんですよね。
そんなことなかった。ボア・ヴィスタ、謎にすかすかしている( ;∀;)
さぁ、おそらくバスターミナルまでは2,3キロ。日差しも強くなってきたし気力もそがれているけれど、引き返すぞっ!!!!
そんなわけで、ずっと着いてきていたブラジル人に、バスターミナルに戻ることを告げる私。
はぁ!?みたいな顔をするブラジル人。
しかたないじゃんか。全然良さそうな宿ないんだもん(-_-)立地的に不便そうなんだもの。
仕方ないなぁ、じゃぁついてきてと言わんばかりに歩き出すブラジル人を慌てて止めて、いいから、自分ひとりで行くからと意思表示(;´Д`)ここでやっとこのブラジル人とお別れすることができたのでした。
最後にバスターミナルまでの道を確認して、言われた通りの方向に歩き出す私。
しばらくセントロでうろちょろしちゃったけど、来るときに歩いてきた道とはいえ、どこも似たような道で目印もないし、全然わからないんですよね(;´Д`)ホント、地図って偉大だわぁ...。
なんて思いながら歩いていると...。
...おやおや...?
いくら記憶が薄いからって、さっきから全く見覚えのない道だし、予定になかった分岐点が現れたぞ...(;´Д`)
ちょうどそこにガソリンスタンドがあったので、スタッフにバスターミナルの方向がこれであってるか聞いてみる私。
...ハイ。
全然違いました~( ;∀;)
なんだそれ!!!言われた通りに歩いていたのに!!!!嫌がらせか!?
とりあえず、せっかくガソリンスタンドに立ち寄ったので、そこのトイレを貸してもらい、そのまま中の店舗でコーラを買って休憩することに。幸いにも中は冷房が効いており、WiFiはないものの、カフェスペースでスマホの充電をすることができました。
そしてスマホがある程度充電されるのを待つこと、1時間以上...( ;∀;)
ようやく25%たまり(なんだろう、電力事情によってこの辺の充電のスピードって差がありますよね。とにかく時間がかかった)、GPSで現在地を確認すると、
おいこら、セントロの広場から、バスターミナルとは全く違う明後日の方向に、無駄に1キロも歩いてしまっているではないか(; ・`д・´)
まじあのブラジル人、なんなんだよ!!!嫌がらせか!!!!( ;∀;)
そんなわけでバスターミナル周辺まで、無駄に3キロ以上も重い荷物を背負って歩くことになったのでした(-_-)
流石に疲れます...。コーラ休憩しておいて良かった...(-_-)
で、ようやく元歩いてきた道に戻って来た私。
先ほど通った道とは車道を挟んで反対側に、実はいくつかホテルがあったので、都度都度立ち寄って値段を聞いてみるも、すべて90レアルとか、95レアルとか(-_-)
高い...高すぎるぞボア・ヴィスタ(-_-)
もうね、ちょうどよいホテルなんて永遠に見つからないんじゃないかとものすごく不安になりました。
が、しかし、バスターミナルのすぐ目の前の通りに戻って来てようやく、これならなんとか、というお値段のホテルを発見。
シングル、エアコン、WiFi付で60レアル。マナウスの宿が35レアルだったことを考えるとこれでもまだかなり高いのですが、とにかく今日1泊くらいはこちらでやり過ごせそうなのでここに決めます。
さて、ボア・ヴィスタでは特に観光する予定はありません。私の目的地はベネズエラ。せっかくバスターミナルのすぐそばに戻って来たので、一休みして涼しくなった夕方、翌日の国境行きのバスチケットを買いに行きます。
ブラジルの国境の町は、パカライマ。
バスターミナルでパカライマ行きのバス会社を探すも、どこを見ても「パカライマ」の文字が見つからない...。はてさて...?
困って近くにいる人に聞いてみる私。
すると...
「パカライマ行きはココじゃなくて、Caimbeターミナルだよ。」
とのこと...( ゚Д゚)
...な、
なんですと...!?(; ・`д・´)
初耳ですけど...。
ですが実際、この一年、ベネズエラに入国したという旅人の記事をとんと見かけない私。
過去情報から一年以上も間が空いていれば、出発ターミナルが変わっていることもあり得る...のか...?
とにかく仮に本当にCaimbeというターミナルから出ているとして、ここから6㎞も離れています。
どうやって行けばいいか聞くと、直通バスはなく、いったんセントロに行き、セントロからのバスで行けるとのこと( ゚Д゚)
...( ゚Д゚)
...セントロではバスターミナルまで遠いし何もないから不便だと思いなおしてわざわざ戻って来てこちらのホテルをとったというのに、結局セントロからのほうが近いっていうの...???( ゚Д゚)
さらに悪いことに、過去の記事では、パカライマ行きは朝7時台とか、8時台発なんです(;´Д`)
もしそれが変わっていないのなら、早起きしてバスを乗り継いでいかねばならない...( ;∀;)
...最悪じゃないか...!!!( ;∀;)全てが裏目に出ている...!
とにかくネットで再調査をするべく、適当に夕食を済ませていったん宿に戻る私。
でね、結論から言いますと
パカライマ行きのバスを調べたところ、インターネット上でブラジルのバスを検索できるサイトで、パカライマ行きを発見。そのバス会社は、まさにマナウスからボア・ヴィスタに来た時に利用した会社、Asaturでした。つまり、想定していたバスターミナルにちゃんとオフィスがあるし、おそらくそこが発着(-_-)
だがしかし翌朝のチケットはオンライン上は全て売り切れ。ということで、改めて翌朝、一か八かオフィスで聞いてみることに。
そんなわけで翌朝。
朝7時に出て、いち早くAsaturのオフィスに行くと、案の定この日のバスは売り切れとのこと。翌朝のチケットはあるらしい...。だがしかし、宿代が高く特に何もないボア・ヴィスタに延泊するのは日程的にも金銭的にももったいないので、どうにかしてほかの手段でパカライマに行きたい私。
行先の表示はないけれど大きめのバス会社のオフィスを訪ねてみることに...すると...。
ありましたっ( ;∀;)見つけたのはEucaturという会社。
朝8時半発のバスチケットを35レアルで購入し、無事にパカライマに行けることになりました(;´Д`)やれやれ...。
パカライマまでは約3時間の道のりでした。バス車内は満員。何割がベネズエラ人なのでしょうか。正直こんなにパカライマに向かう人がいるとは思いませんでした。なんとなく、今ベネズエラは、情勢不安から、入ってくる人より出てくる人のほうが多いのだろうと思っていたんですよね。南米のいたるところでベネズエラ人に会うし...( ゚Д゚)
パカライマのバスターミナルに到着すると、周りは大勢の客引きに囲まれていました。みんなサンタ・エレナまでのシェアタクシー運転手か、両替商のようです。
ここから国境までは歩いて行ける距離なのですが、国境越え後、うまいことシェアタクシーに便乗できなければ、一人で数人分のタクシー料金を払わなければいけない、と思った私...。
声をかけてきた女性運転手に、サンタ・エレナまでの値段を聞くと、「3.50」と答える彼女。
ふむ...3.50レアルか...。そんなに高い値段ではありません。ここは手っ取り早く、このシェアタクシーに乗って行くことにしましょう!!!歩くのだるいしね!!!!!
...。
...で、
まぁこれが、今回の大失敗だったわけです( ;∀;)
覚えていますか皆さん。
私はこれまで、メデジンからカルタヘナへの移動に始まり、最近の長距離移動は全て、何かしらのトラブルが発生していたのです。ええ、1長距離移動、1トラブルの法則です(-_-)
さぁ国境越えです。
旅歴2年越え、気が付けば旅中に訪れた国は60を超えていました。詳しくは数えていません。その数だけ入国手続きを経験してきた私。
このようにタクシーで国境を超える場合、普通、出国、入国手続き共に、乗客を降ろして、スタンプを押して戻ってくるまで運転手は待っていてくれます。だって国境タクシーだもの。なんだもの。
しかし、勝手にそういうものだと勘違いしていた私がバカでした...。
アフリカではそうだったかもしれませんが、ここ、ベネズエラ-ブラジル国境はそんなルールはなかったのです。
サンタ・エレナまで行くシェアタクシーをさほど高くない料金で無事つかまえることができ、ほっとした私。のほほんと車に乗って流れに身を任せます。
すると、なにやら荷物を持った人たちが固まっている場所が...( ゚Д゚)
お、アレがイミグレかしら...?と思いつつも
...車は華麗にスルー...( ゚Д゚)
...うーん??
あれじゃなかったのか、じゃあ国境はどこだろう?と思って窓の外を眺めているとまたまたゲートのような場所が...!!!
おっ(・´з`・)今度こそ国境だな、と思って見ていると、案の定、警備員?警察官?らしき人が車を止めてきました。
みんなカバンからIDを取り出します。なので私もパスポートを取り出して警察官に渡すと、なぜか私だけ車の外に呼ばれました。
あれ?
ここでみんな降りて手続きに向かう流れかと思ったのに、みんなは降りないの...?
その後、警官の説明を受けたところによると、
ここはもうベネズエラで、私はまだブラジルを出国していないから、ブラジルに戻って出国スタンプを押してきてもらわないと入国させられない、とのこと( ゚Д゚)
...あ...っ(; ・`д・´)そっか...
結局さっきのがブラジルのイミグレだったのね??だってみんなスルーしているからてっきり...( ;∀;)
そして国境タクシー、だったらなんでイミグレで停まってくれないの?(;´Д`)
ブラジル側イミグレ、歩くと結構距離あるし...!!!!
とにかくさっさとブラジルの出国スタンプをもらって戻ってこなければ!!!と急いで歩き出すと、後ろからさっきの警官に呼び止められました。そこには車に預けていた私のバックパックを抱えて運んでくる運転手が...( ゚Д゚)
...えっ...( ゚Д゚)サンタ・エレナまでお願いしてたのに、ここで待っててくれないんかい( ゚Д゚)そんな国境タクシーって...!!!!!
もう、そういうのの一つ一つがすべて私の思い込みなんでしょうね。ここはそういうルールなんです。
とにかく荷物を受け取ると、案の定、料金を請求してくる運転手(-_-)
...でも...ここサンタ・エレナじゃないし...!!!!!
財布を確認すると、そこには2レアル札の他に、10レアル札と後はもっと高額の紙幣が。
最初に乗り込んだとき、言い値は3.50だったわけだけど、ここはまだ国境で、歩いてもこれる距離を移動しただけなんだから、1レアルくらいしか渡したくない。むしろ、このうえさらにお釣りも欲しいつもりで、2レアル札を差し出すと、
それじゃ足りないわよ、と運転手(-_-)
...はぁ???
「いや、ここサンタ・エレナじゃないよ!!!!」と抗議するも、それでも払えと言う(-_-)
なんてがめついのだろう...。というか、ほとんど詐欺じゃないですか...。
良い人そうに見えたから乗ったのに、とんだミスチョイスでした。
とここで、私も強気で2レアル札だけ渡して退散すればよかったものの、そばにいた警察官もなんだか女性運転手に賛同しているような様子で、つい弱気になってしまったのです。3.50レアルちょうどは持っていないので、お釣りをもらうつもりで10レアル札を差し出しました。
すると彼女は、そうそう、それよ、という顔で10レアルを受けとります。
「えっ!?お釣り頂戴よ!!!」と抗議する私。
10レアルって...10レアルって...300円くらいするよ...!?高すぎる...!!!!
私「最初に3.50って言ったじゃん!!!!」
運転手「だから、350ボリバルよ!!」
...は...っ!!!!(;´Д`)
しまった...そうでした...( ;∀;)最初に通貨単位を確認するのを忘れていました...!!!ブラジルのバスターミナルで乗って来たタクシーだから、当然ブラジルレアルだと思い込んでいました。これは痛恨のミス...!!!!
しかし、運転手の言った「トレス・シンクエンタ」が、3.50ではなく、350だったとは...( ;∀;)
盲点でした...( ;∀;)つーかやっぱり詐欺だと思う...
ここでね、私は混乱しました。
分かった、分かったよ、100歩譲って、通貨単位を確認しなかった私のミスは認めるよ。でもね、でもね、350ボリバルって、実際どれくらいの価値なのよ!??
その時私は錯綜する複数の情報を持っていました。
かつてのジンバブエを彷彿とさせるハイパーインフレがここ何年も続いているベネズエラにおいて、正式レートははっきり言って意味がありません。おそらく正式レートでキャッシングや両替をすれば、ちょっと水を買うのにも数千円や万単位の出費になることが予想されます。だから旅人は必ずドルやレアルを闇レートで両替しなければならない...。
が、しかし、さっきも言ったように、この1年以上、ベネズエラを訪れたという旅人情報が発見できないのです( ;∀;)
だからね、闇レートがどれくらいなのか、全く分からないのです!!!!
そこで、私はマナウスにいるときに、例の宿スタッフに闇レートについて聞いてみたのです。今いくらくらいなのかな、と。
すると彼女が教えてくれたのが、2つのTwitterアカウントでした。
それは、毎日闇レート情報を更新しているアカウントらしい、DolarTodayと、AirTM。
しかしこの情報の見方がまたいまいちわからないのですよね~。
とくにAirTMがよく分からない...( ;∀;)
で、DolarToday。こういう画面なんですけど、なんですかね、これは...。つまり、1ドル1,887,545.51ボリバルってことですかね???
結局いまいちわからないので、パカライマのバスターミナルにいた時、何人かの両替商にレートを聞いてみていたんです。すると、100ドル36000ボリバルだとか、100レアル13000ボリバルだとか、14000ボリバルだとか、そういう話で...。
何それ、DolarTodayと全然違くない??( ゚Д゚)
ますます意味わからん、と、混乱していたのです。
で、どっちが正しいにしても、「トレス・シンクエンタ(350)」=10レアル、とは、ならないじゃないですか??(;´Д`)
とはいえ真のボリバルの価値がいかほどのものなのか、そんなのは実際サンタ・エレナでものを買ったりして、物価を肌で感じないといまいちわからないわけです。そんなわけで、結局、とことん弱気になった私は、10レアルを渡してしまったのでした...( ;∀;)
高い...。
やっぱり詐欺だと思う...( ;∀;)
そんな腑に落ちない10レアルを無駄に失い、私は遠く離れたブラジル側イミグレに、約1.2キロの道のりを歩いて引き返したのでした...。
ブラジル側イミグレはまぁまぁ混雑していました。
この混雑を車から目撃したときに、なんで運転手に確認を取らなかったのか、過去の自分が謎です。
そこでしばらく待ち、ようやく出国スタンプをゲット。
またしてもベネズエラ国境まで、約1.2キロを歩きます( ;∀;)なんて無駄なんだろ...。なんでこんな余分な距離を歩かされるために、10レアルも出費が発生したのだろう...( ;∀;)
ちなみに、ブラジル側イミグレの近くには、何人かの両替商がたむろしているようでした。
ということで、ここで私も、手持ちのブラジルレアルを、ベネズエラのボリバルに両替することにしました。
ところで、世紀のハイパーインフレに見舞われているベネズエラ。正式レートは意味をなさず、現地の人はみんなドルなどの外国通貨をほしがります。ボリバルは持っていても刻一刻と価値が下がっていきますからね...(-_-)
そんなわけでベネズエラでは、腐敗警官による外国人からの外貨巻き上げがしばしば問題となっています。どういうことかというと、外国人を見かけると、何かしら理由を付けて荷物検査をし、隠し持っていた外貨を見つけては、何かしら理由をつけてそれらを奪いとる、というもの。
どクズじゃんか...( ゚Д゚)
私も、いつ荷物検査を受けてもいいよう、ベネズエラ旅の生命線となるUSドルはすでにとある場所に厳重に隠しておきました。
しかし、ブラジルレアルだけはまだ財布に入ったまま。入国前に現地通貨に両替したほうが安全かと思われたのです。
幸い、1年以上前の情報ですが、この国境とサンタ・エレナとでは、闇両替のレートに違いはないらしいし...。
色々尋ねた結果、コチラのレートで612レアルを両替することに。
うーん、おかしいぞ??
パカライマのバスターミナルで聞いた時は、100レアル13000ボリバルとか、14000ボリバルとか言われたのに、全然違くない??
パカライマじゃ、正規レートで両替する羽目になるところだったのか...??
と、どうにも腑に落ちなかったのですが...。
受け取った現金を必死になって数えつつ、混乱の中すべて間違いがないことをチェック。
宿にチェックインしてからとった写真がコチラ( ´ ▽ ` )ノ
とんでもない数の札束ですね...( ゚Д゚)サブバッグにぎりぎり入りました。危なかった...。
でね、それでね、宿で札束を確認していてね、気が付いたんですけど...( ;∀;)
例えばパラグアイとかもね、あそこ、扱う数字が大きいんですよ。1,000グアラニーがだいたい20円くらいだったので、何を買っても1,000単位以上になる感じ...。そういう国ではね、0三つを略して話すんですよ。
日本の数字の感覚だと、いまいちわからないところですよね、コレ。でもラテンの数字の感覚だとそうなんです。1,000はミルといい、10,000はディエス・ミルと言います。これはつまり10(ディエス)×1,000(ミル)っていうことよね。
で、いちいち0三つまで数えていたら効率が悪いので、「これいくら?」って聞いた時に、その商品が20,000グアラニーだったら、「ヴェンテ(20)ミル(1000)」と言わずに、略して「ヴェンテ(20)」とだけ言われることがほとんどなのです。
そこで、ベネズエラですよ( ;∀;)
あんたこれ、1レアル=100,000ボリバルって...( ;∀;)
パラグアイの感覚よりさらに0が2つも多いわけですよ( ;∀;)ちょ、めんどくさいんじゃ!!!!!!
宿代なんかね、安くて2,500,000ボリバルとか、3,500,000ボリバルとかなんですよ、ちょ、桁...!!!!(; ・`д・´)
それでね、気が付きました。
あんたこれ、パカライマのバスターミナルで聞いた、100レアル14,000って、あれ、100レアル14,000,000ってことだわ...(-_-)
...。
まぁ私は100レアル10,000,000ボリバルで交換したんですけどねっ( ;∀;)大損ですよっ!!!!!
と、後々そういうショッキングな事が発覚するわけなんですけど、この時は無事にレアルをボリバルに換金し終えて、サブバッグにずっしりとした重みを感じて安心しておりました。
そしてブラジル・ベネズエラ間国境を通過。
長い道のり...。
またまたベネズエラ側イミグレまで戻ってまいりました。手続きはこのコンテナの中でします。
ここであっさりスタンプゲット( ´ ▽ ` )ノ
ついに!!!!!なんだかめちゃくちゃ紆余曲折あったけど、無事にベネズエラ入国です!!!!!!!!( ;∀;)
国境からサンタ・エレナまでは15キロくらいの距離があります。さてどうしようかと思っていると、ちょうど空席のあるシェアタクシーが一台通りかかり、あっさり乗車できました( ´ ▽ ` )ノ
そしてシェアタクシーのお値段は、サンタ・エレナまで200,000ボリバルなのでした...(-_-)私の両替レートだと2レアル、約60円ですね!!!
ホント、あの10レアルとは何だったのか...( ;∀;)
次回に続く!!!!!
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