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こんにちはー!!!!

大変長らくブログの更新をサボってしまいました!!!!現在地は、ペルーのイカです( ´ ▽ ` )ノ
でもその前にはクスコとかいろいろ行っています( ゚Д゚)

ところで先日、アレキパからの夜行バスでクスコに移動中、ふみ君と二人で地名しりとりをしていたんですが、

ふみ君「プ...プ...プーノってなかったっけ?

私「...この前行ったところだよ(; ・`д・´)

...だけだったらまだ良かったんですが

私「ウ...ウ...ウロス島!!!

ふみ君「ってどこだっけ?」

私「この前行ったところだってば(; ・`д・´)

まさかのプーノ関連全忘れ(; ・`д・´)ふみ君、ペナルティ2つです。

さてそんなことはさておき、ブログはクスコに行くはずだったのにアレキパの近くのチバイという街を訪れたところでした。チバイ自体も素敵な街なんですけど、我々がここに来た理由は、その近郊のコルカ・キャニオンとコルカ・バレーを見る事!!!

チバイ到着翌日、さっそくコルカ・キャニオンに出かけることにしました( ´ ▽ ` )ノ

コルカ・キャニオンへは、皆さんツアーで出かける事がほとんどのようですが、チバイの街からバスでも行くことができます。一人5ソル。ツアーで行くより断然お得です(*´Д`)朝7時半のこのバスに、我々も乗り込むことに。

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テルミナルでバスの発車待ちをしているときに絡んできたワンちゃん(・´з`・)可愛い。バスに乗り込むときには行っちゃうの?って顔でこちらを見てきたのでした。後ろ髪ひかれる(・´з`・)

さてさて、チバイからコルカ・キャニオンまでは途中いくつかの村を経由します。
車窓を見ていると、その村や段々畑の景色が驚くほどに絶景続き( ゚Д゚)これら一帯がコルカ・バレーなのだと思いますが、もうバスを降りて歩いて写真撮影をして回りたいほどでした。

途中の村々で乗客を乗り降りさせながら、バスは順調に進み、コルカ・キャニオン手前の街、ピンチョージョに到着しました。ここからコルカ・キャニオンまでは約11キロ、あと20分ほどでしょうか...。

しかしここで、我々は不本意にもバスを降りることになるのでした(;´Д`)

なぜ、我々はバスを降りなければならなかったのか。

それは、急激に私のお腹が痛くなったからです( ;∀;)

乗る前はそんなことなかったのに、バスに乗っている間に急に痛み出した...。もちろんこのバスにバーニョなどない。どうする?ピンチョージョを通り過ぎ、コルカ・キャニオンまでの約20分を耐えられるのか?そもそも、駐車場にバーニョがあるのか??バーニョがなかったとして、青空トイレができる草むらはあるのか!?

否!!!!

リスクが高すぎます( ;∀;)急激に痛み出したこのお腹、万が一間に合わなかったら私の人間としての尊厳はどうなってしまうのか。降りよう、降りましょうピンチョージョで!!!

そんなわけで、ふみ君には大変申し訳ないですがコルカ・キャニオンまであと一歩と迫ったここ、ピンチョージョで、我々は途中下車を余儀なくされたのでした。
もういっぱいいっぱいな状態で下車すると、ちょうど近くに商店があったのでそこでバーニョを貸していただくことに。幸いにも店主のお姉さんはこころよく私をバーニョに案内してくれたのでした。

...ふぅ...。

どうにか危機を脱した...( ;∀;)

親切にもバーニョを貸してくれた商店ではトイレ代を兼ねてインスタントヌードルを購入。ありがとうございました。しかしほっとしたのもつかの間、我々の前には大きな問題が残されたのです。

...コルカ・キャニオン、どうするよ...?

まだ11キロあるけど、ここは高地だし、アップダウンも激しいし、平地の11キロならどうという事はないですが、標高3600メートルの11キロは正直不安が大きいです( ;∀;)我々が見送ってしまったバスの他に、コルカ・キャニオンを通るコレクティーボやバスをそう都合よく捕まえることができるのか...?

何もかも分からなかったけれど、ここまで来たらとにかく進むしかありません。腹痛で途中下車した張本人の私としては、ふみ君を巻き込んでしまったことへの罪悪感もひしひしと感じながら、とにかく幹線道路沿いを歩きつつ、あわよくばヒッチハイクをしよう、と歩みだしたのでした。

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ピンチョージョから、コルカキャニオンを目指してのどかな田舎道を進みます。
地元の人が羊を連れています。

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途中まで同じ方向に進んだおばあちゃん。
ちょこちょことヒッチハイクの手伝いをしてくれました(*´Д`)ありがとう。
しかし車はいっこうに停まってくれません。
通り過ぎるのもツアーバスや、荷台の詰まったトラックばかり。

そして、2~3キロほど歩き、もはや諦めかけたその時、ついに一台の車が止まってくれたのでした。

やったー( ;∀;)

止まってくれたのは地元のおじさんが2人乗った一般の車。コルカ・キャニオンのミラドールまで行きたい、と言うと快く承諾してくれました。車は我々を乗せて再び走り出します。

走り出して間もなく、快調に飛ばす車がカーブを曲がったところで、一人のおじさんが道端に立ち、両手を振っているのが見えました。両脇にはロードコーン。そのおじさんと目があう我々。ぶっちぎりでおじさんを無視して通り過ぎる車...。

...。

...あれ...?( ゚Д゚)

今のおじさんははたして何だったのでしょうか。ちょっと気になりますが、我々を乗せた車は一切スピードを緩めることなくそこを通り過ぎたのでした。

...。

...で、

後でわかったのですが、実はあれこそが、ここ、コルカ・キャニオンの国立公園の入場ゲートだったのです。そもそも、コルカ・キャニオンに入場するのに入場料がかかること自体、調べていなかった我々。本来の段取りで入場した場合、一人70ソルかかるらしい...。

...。

...高っ!!!!(; ・`д・´)

しかし我々を乗せてくれた地元民のおじさんたちには、入場料がどうのなんて、一切関係ないのでした。そういうわけで、地元民ではない我々も、意図せず入場料を払わずにコルカ・キャニオンに入場することになったのでした。

...|д゚)

...腹を下して70ソルを儲けるとは...。

二人合わせて140ソルを儲けるとは...。

あわやコルカ・キャニオンに行けないかと思われたところからの、この一発逆転劇。申し訳なさで押しつぶされそうだった私の繊細なハートも、この一件で救われたのでした。なんならふみ君からは、すごく良い働きをしてくれたと褒められたのでした。てへペロ(*ノωノ)

そんなこんなでようやくコルカ・キャニオンに到着。乗せてくれたおじさんたちには、1人5ソルとして合わせて10ソルをお礼に渡しました。ありがとう(*´Д`)

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コルカ・キャニオンの展望台にはたくさんのお土産屋さんが出店していました。
なかなか人気の観光地のようです。
なるほど。

これは入場料かかってそうだわ(・´з`・)

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そしてこちらがコルカ・キャニオンの眺め(出典:Bunkoh Styleさん)。

...うーーん...。

確かにきれいだけど...なんか、普通...?( ゚Д゚)

まぁ、それもそのはず。
単なる渓谷の姿を眺めるだけでは、コルカ・キャニオンの真価は見えてこないのです。
なぜならここは、渓谷の美しさで有名なわけではなく、コンドルが沢山いることで有名なのだから...!!!!

で、

そのコンドル、どこ行った!???( ;∀;)

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(写真出典:Bunkoh Styleさん)

なんでもコンドルは、朝の風が強い時間帯にしか見られないらしい(;´Д`)
そうかそうか...。

要するに、私が腹を下したことによって、コンドル・チャンスを逃しちゃったというわけね??

今はただ、サボテンがすごいね、なんて、見当違いなところに感動するばかりなのです。

そんな意気消沈状態でトレッキング・ルートをとぼとぼ歩く我々...。そろそろ終わりの駐車場付近に差し掛かると言うところで、事件は起きたのでした。

足元に頻繁に現れる活きの良い毛虫に注意を奪われていた私。もはや景色そっちのけで地面を凝視しながら歩いていたところ、突然ふみ君の感嘆の声が響きました。特大の毛虫でも現れたかと、見当違いな事を考えた私も何も目撃していないのにギャーッっと絶叫。いったい何事かと顔をあげると、まさに我々のすぐ真横を、翼を広げた大きな黒い影が通り過ぎたのです。

あまりにも間近で見た、大迫力のコンドルでした( ゚Д゚)
一瞬の出来事に、その奇跡の瞬間は写真に収めることはできなかったのですけど。

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(写真提供:Bunkoh Styleさん)

コンドルの飛び去った先をカメラで追うふみ君。
そこにはたった今我々の真横を飛び去ったコンドルの他に、さらに2羽のコンドルが飛び交っていました。
さっきのような至近距離での遭遇はもうないけれど、遠くのコンドルを望遠で激写。

ええ、これ、私の壊れたカメラでずーっと愛用していたレンズです( ;∀;)私もふみ君も偶然にもカメラはSony。ふみ君は最近愛用していた望遠レンズが壊れたらしく、一方私は本体が壊れてたのです。そこで最近は宝の持ち腐れ状態のMyレンズをふみ君に託していたのでした。役に立ったわ...( ;∀;)ウユニ以来、使ってあげられないままだった私のレンズがコルカ・キャニオンで再び光輝いた...( ;∀;)泣ける。

そんなわけでコルカ・キャニオン。
入場料の70ソルを儲けつつ、終わってみればきちんと満喫できました。
本来、予定通りの時間に到着していれば、谷間を飛び交う複数のコンドルを写真に収めることができたんでしょうけどね。それでもとんでもない至近距離でコンドルの大きさを感じられたので、十分なのです。

さて、大満足のコルカ・キャニオンの後は、ゆっくりヒッチハイクでもと来た道を戻ります。

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まずはピンチョージョとマカという村の間にあるビューポイントまで、通りすがりのトラックに乗せてもらいます。
いつもと目線が変わって楽しい( ´ ▽ ` )ノ

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そこで見たのがこの絶景( ´ ▽ ` )ノ(写真提供:Bunkoh Styleさん)

我々がプーノで発見したポストカードには、まさにこの、目を疑うような壮大なスケールの棚田が写っていたのでした。その美しい棚田と、ここでじっくりご対面。

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(写真提供:Bunkoh Styleさん)

近くにいたツアー客の皆さんの口からは、盛んに「マチュピチュ」という単語が聞こえてきます。
分かるなぁ。マチュピチュを思い起こす絶景ですよね。でも、もしかしたらこっちのほうが好きかも...(・´з`・)

旅をしていると、思いがけず、予期していなかった絶景に出会う事があるんですよね。
その時の、特別な喜びと言ったら、メジャーな観光地では味わえないものがあるのです。

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せっかくなのでこの絶景を堪能しながら小休憩。私はリンゴを。ふみ君はバナナをかじります。
ところでふみ君のこのバナナにご注目ください。
なんだかすごく...大きいですね??( ゚Д゚)

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私も一口もらったんですけど、史上最悪のまずさでした( ;∀;)
まずいし固いしで、芯なんか食べられなくて残っちゃってます。
世界広しと言えどもね、バナナがまずいなんて事態は、非常に珍しいんですよ、皆さん。

さてさて、この先はひたすらこんな絶景が広がっているので、急いで帰りの車を探さずに、のんびり景色を眺めながら歩きます。すると...

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可愛いリャマとアルパカを連れたおばちゃんに遭遇!!!(*´Д`)
こっちはリャマ!!!

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そしてこっちがアルパカちゃん。もっこもこ!!!(*´Д`)

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とくにこのリャマのミリーちゃんが可愛くて可愛くてもう...(・´з`・)(写真提供:Bunkoh Styleさん)

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まず、完璧におめかししてもらってるし、毛並みは最高だし、ふわふわだし、そしてその所作がね

所作がね、もうね、恥じらいがあるしね、女の子~って感じでね、可愛い。可愛いったらない(・´з`・)
そしてちょっと切なそうな声を漏らすんです。

くぅ~...。

みたいな。

くぅ~...。

...きゅんっ(*´Д`)

って感じですよ!!!!!ぁああああああああああ!!!!!可愛い!!!今までさんざん食べてきたけど可愛いなぁリャマ!!!!

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このリャマちゃんとアルパカちゃんとじっくり触れ合わせてくれたおばちゃんと、途中から現れてなんだかいろいろ解説してくれたおじさんに感謝( ´ ▽ ` )ノ

そのあとはヒッチハイクとコレクティーボを乗り継いで、ゆっくりチバイまで帰ったのでした。

チバイからコルカ・キャニオンまでの区間、どこをとっても絶景です。
こんなところでバイク旅なんかしたら、どんなにか素晴らしいでしょう...。
ということで、ぜひこの地方、ライダーさんにおすすめです( ´ ▽ ` )ノ

アクセス失敗レスポンスの形が不正