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こんにちはー!!!!

現在地はジンバブエのビクトリアフォールズにおります!!!が、ブログはようやく西アフリカ編を終えました!!!

ベナンのコトヌーから、飛行機でナイロビを経由してやって来たのは、南アフリカ、ヨハネスブルグのO.R.タンボ空港

そうです。あの悪名高い、アフリカ最恐都市、ヨハネスブルグにやって来てしまったのです(; ・`д・´)がく ぶる。

でも大丈夫。実はO.R.タンボ空港からは、空港直結の安全な電車で、隣の都市、プレトリアに行くことができます。悪名高いヨハネス、スルー可能なのです( ´ ▽ ` )ノ

どっきどきの空港到着後、とりあえず安全な空港内でATMを探していると、案内係の男性が話しかけてきました。ヨハネスの空港には、オフィシャルのネームプレートを下げた案内係がいますが、彼らは空港から給料をもらっておらず、全て客のチップで賄っているそう。事前に「チップ沢山ちょうだい!!!!」と爽やかに言ってくるのが、今までの「僕たち友達だろ」攻撃より格段印象が良くびっくりです( ゚Д゚)南アフリカの人、スマートだ...!!!!!

でも、ヨハネスの空港内は本当に安全なので、お金を払ってまで係の人に頼む必要はないと思いますよ( ´ ▽ ` )ノ

とにかく無事にATMで現金をゲットし、噂の超安全快適トレイン、「ハウトレイン」に向かいます。ハウトレインはワールドカップのために造られた安全・時間に正確な高速電車です。空港に直結しているほか、南アフリカ第一の首都、プレトリアや、ヨハネスブルグの玄関口、パークステーションに路線が伸びています。

空港からは、案内に従ってエスカレーターを登り、空港駅に向かいます。自動券売機があるので、そこでゴールドカードというカードを買います。カード代そのものは16ランドですが、払い戻しはできません。買いきりです( ゚Д゚)このカードにシングルチケットや一日券をチャージして利用します。

私は、まずはプレトリアまで(正確にはプレトリアの宿の近くのHatfieldという駅まで)の174ランドのシングルチケットをチャージして改札を通ります。

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噂のハウトレインの様子( ´ ▽ ` )ノ
とーっても綺麗だし、広いです。もちろんスーツケース置き場もあります。
でも、空いているので自分の席の横に置いておけます。

そんなハウトレインで、Marlboro駅で乗り換えてHatfieldに向かいます。途中、車窓を見ていると、春のほんの少しの期間しか咲かないジャカランダという紫色の綺麗な花が見えました( ´ ▽ ` )ノ思ったより咲くのが早く、もう散りかけみたいですが、良い時期にやって来ました。

そしてHatfield駅に到着。念のためカメラなどは出さず、写真も撮らずに宿に向かいますが、この辺りを歩いている分には、治安は何も問題なさそうです。

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プレトリアでのお宿は人気のPumba's Backpackers( ´ ▽ ` )ノプレトリアやヨハネスの宿はすぐにいっぱいになっちゃうらしいので予約をしたほうが良いそうです。私も予約をしていったのですが、なんと予約システム側のエラーなのか、ドミトリーを予約したはずがシングルに...( ;∀;)ドミは空いてないみたい...!どうなる私...!!!

とりあえず、この事態を解決してくれるかもしれない救世主を、宿のロビーでパソコンをしながら待ちます。

そうです。

実はここ、プレトリアでは、ある人と待ち合わせをしていました...。それは...。

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シホさん。写真はキルギス、カラコルの宿にて。

そーです。去年の6月、キルギスのビシュケクやカラコルでお世話になった旅仲間のシホさんと、1年以上ぶりの再会です( ´ ▽ ` )ノ

シホさんは旅歴も私よりだいぶ先輩ですが、西アフリカも先にスタートしてた先輩です。モーリタニアのアイアントレインとか、ロッソ国境とか、ダカールの日本人宿の行き方とか、シホさんの情報をだいぶ参考にさせていただきました!

そんなシホさん。ダカールの後はベナンまで飛行機で飛んだので、その間のルートは私とは全くかぶっていないのですが、なんとそのあと、西アフリカよりさらに厳しい中央アフリカをほぼほぼ縦断しています(; ・`д・´)すすす、すげー!!!!('◇')ゞ

ベナンにて、ビザ取りの難しいナイジェリアビザをどうにかこうにかゲットし、悪名高い国境を越えてナイジェリアの凶悪都市、ラゴスに行き、何やかんやナイジェリアをいろいろ観光して、カメルーン、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、ザンビアと南下して行ったんですね...!!!あのね、旅人でも知る人ぞ知るですけど、このルート、超・超・超めんどくさいんですよ!!!!しかも、コンゴ民主の国内移動なんて、世界最恐の国内線に乗らなきゃいけないというギャンブル付きですよ( ;∀;)

すげーや、シホさん、まじでお疲れ様でした...!!!!

さぁ、そんなシホさんがスワジランドからの移動を経て宿に到着したようです。シホさーん( ;∀;)お久しぶり~!!!!

感動の再会もつかの間、かくかくしかじかと今夜のお宿がヤバい件をシホさんに訴える私。
実はシホさん、この宿のテントを予約してたらしいんだけど、そのテントがとっても大きいから、シホさんさえOKなら同じテントに宿泊できるわよ、と、宿の人に言われていたのです。結果はやはりOK!!!ありがとうシホさん!!!( ;∀;)という事で急遽、噂のアフリカテント泊決定!!!

南部アフリカって、ドミトリーは高いところが多いんだけど、その代わりキャンプサイトを併設している宿が多くて、キャンプ泊するととっても安上がりなんです。今回シホさんも自前のテントでキャンプする予定だったんだけど、直前にテントが壊れたので、宿備え付けのテントに変えたんですって!!!ら、ラッキー!!!私にとってはラッキー!!!

この宿備え付けのテントが超丈夫で立派でデカかった!!!中で二人立てるし、バックパック二人分おいても余裕の広さ!!!しかもドミだと一泊150ランドの予定だったところ、テントにしたら1泊100ランドと50ランドお得!!!プライベート感もあるのに、最高ですね!!!

なのに写真撮ってない...。ごめんなさい...。でもきっとそのうちシホさんのブログ、「旅女 Tabijo~義眼のバックパッカー編」に出てくるんじゃないかな...。

さて、そんなシホさんとの再会を果たしたプレトリア。ヨハネスと違って治安も良いし、都会だし、花も咲いてて綺麗な街なんですけど、翌日観光しようと思ってたら終日雨で観光できませんでした( ;∀;)どっひゃー( ;∀;)

やっぱり観光って後回しにするといけませんね。そんなんでプレトリアは2泊だけして移動です。

どこに行くかというと、なんとなんと

ヨハネスブルグです( ;∀;)

おいおい、せっかくハウトレインで華麗にスルーを決め込んだのに、結局行くのかよ、と思われるかもしれません。

だってプレトリアはジャカランダしか見るものなさそうだけど、ヨハネスは見どころ豊富で楽しそうだったんだもん(´・ω・`)でも一人で行くの怖いから二人で行きたかったんだもん(´・ω・`)

ビビりすぎて一人で行きたくなかったのよね...。その点シホさんは、かつてアフリカ三大凶悪都市のひとつと言われたナイジェリアのラゴスを経験していますし。

...。

それを言ったら私だってナイロビダルエスを経験しているんですけどね...!!!!

とにかく二人で行けば怖くない!!!の精神で、いざ、ヨハネスを目指します( ´ ▽ ` )ノ移動は安全快適ハウトレインで!!!

ヨハネスの宿ですが、皆さんは比較的治安のよい郊外の宿を取ることが多いようですが、それだとやっぱり立地的に不便かなーと思ったので、我々は中心地に近く、Booking.comでの評判がすこぶる良い「Curiocity Backpackers」に宿泊することに。郊外の有名宿と比べても、値段も安めです( ´ ▽ ` )ノ

プレトリアの宿のスタッフに相談すると、ハウトレインの到着時間を調べて、パークステーション駅まで迎えを呼んでもらえることになりました。ありがとう、南アのスタッフさんはほんとにホスピタリティ溢れていてスマートだなぁ...。なんか対応がことごとく都会的で「あれ、今ってアフリカだっけ?ヨーロッパじゃなかったっけ?」と錯覚してしまいます。

が、しかし...

ハウトレインに乗って、ヨハネスのパークステーションに到着した我々。
パークステーション駅のコンディションが、Hatfieldに比べると古めかしくておやおや?ちょっと怪しいぞ、とびくつきつつ改札を抜けると、お迎えらしい人を見かけない...。

...ムムム...。改札を抜けたらそこにいた、が一番分かりやすいのに...(´・ω・`)どこにいるのだろう。

とりあえず案内板を見て、タクシー乗降所に行ってみることに。改札すぐそばのエスカレーターに乗って地上に出ます。

でもね、でもね、

パークステーションの、1歩外に出たあたりがとっっっっっても治安が悪くて有名なのです( ;∀;)

地上に出るの怖いよ!地上に出るの怖いよー!!!と思いながら、とりあえずその辺までは警備員さんがいるので、出てみます。

...。

...お迎えらしき人がいない...( ;∀;)

おかしいね、とザワザワしつつ、今度はバスターミナルのパークステーションのほうへ行ってみます。

そうです、パークステーションというのは元々長距離バスが発着しているターミナルのことで、ハウトレインの駅とは安全な通路で結ばれています。が、そっちに行ってもやはりお迎えらしき人はいない...。

パークステーション内のWiFiに接続を試みるも、電波が弱くていまいち使えない...( ;∀;)ど、どうしよう...。

いよいよ、お迎えの人に会えないような気配が漂ってきました。仕方なく、駅のタクシー乗降所に戻り、警備員さんに相談することに。

我々「あのー、私たちここに行きたいんですけど(ホテルの名前と通りの名前のメモを見せて)」

警備員さん「あー、そこは、ここからは離れているから、タクシーを使わないといけないよ!歩いて行くと、荷物を奪われちゃうからね!!!

我々「あのー、タクシーはどこで乗れますか?」

警備員さん「あそこに停まっているタクシーに聞いてごらん!」

我々「あのー、あのタクシーは安全ですか?」

いったいなぜ我々がこんなにしつこく、タクシーに乗ることすら渋るのかというと、このような凶悪都市の場合、タクシーすら危険な場合があるからです。例えばタンザニアのダルエスサラームなら、タクシーに乗ったが最後、100%タクシー強盗に会うわけですけど、ここ、ヨハネスでタクシーってどうなの!?大丈夫なの!?

とりあえずびくつきつつタクシー運転手と交渉を始める我々。言い値は100ランド。しかし、なんだかんだ80ランドに下がりました。それでもなお乗るのが怖い。いろいろと理由を付けて乗るのをためらう我々。

最終的に、車の写真を撮り、カメラも奪われた時のために、2人で車のナンバーもしっかり記憶し、ようやくタクシーに乗ることにしました。

そんな初めてのヨハネスブルグのタクシー、乗ってみると、運転は荒いものの、運転手さんはなかなかフレンドリーだし、名刺を渡してくれたり、やっぱり受け答えが都会的でなかなか快適でした。ドキドキしたタクシー移動を無事に終え、ようやく宿の前に到着( ;∀;)ほっ...(;´Д`)

宿の前は、中心地にありながらも治安が安定していておしゃれな店の多い通り。さっそくレセプションに行き、荷物を預けます。

そうです。この日は、チェックインの前に予約していたツアーに出かけます!!!宿主催のツアーで、南アフリカ最大のタウンシップであるソウェトを見に行くウォーキングツアーを予約していたのです!送迎がないトラブルもあったものの、何とか出発前に間に合いました( ´ ▽ ` )ノ西ではついぞお目にかかれなかった立派なツアー車に乗り込んで、いざ、出発です( ´ ▽ ` )ノ

ところで、ソウェトというのは、"South Western Townships"の短縮形だそうです。アパルトヘイト政策によって迫害されたアフリカ系住民の象徴の地と言われています。地元の人や国民の多くは、この地区の事を"So, Where To"(それで、どこへ)と呼んでいるそうです。(参考:Wikipedia)

「それで、どこへ」か。

住む場所を制限された当時の人々の気持ちが含まれているように感じますね。

そんな広いソウェトの一角、今もバラックが立ち並ぶ地域にやって来ました。バラックで生活する人々の居住区を見学させてもらいます。

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いわゆるスラム地区を見るツアーに参加するのは、私にとっては今回が初めて。しかし、この辺りは、イメージするスラム地区とは少し様子が違いました。

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子供たちが人懐っこくて、みんな楽しそうに駆け寄って来ます。
とにかく明るい。スラムって、もっと生活が苦しい、暗いイメージがあったのですが...。

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もちろん、居住環境はやはり劣悪だと思います。だってこんなにゴミまみれで、衛生的とは言えないし、バラック小屋だって、ヨハネスは結構冷えるのに、これでは寒さをしのげないですよね...。

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それでも、そこに暮らす人々は、子供も大人も笑顔で我々観光客を迎え入れてくれました。
もしかしたら、我々のツアー代金がいくらか還元されているのかもしれない。それに、この地区はほかのスラム地区に比べ、ボランティア団体の手が入り幾分暮らし向きが良くなっているのかもしれない...。

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敷地内の幼稚園も見学させてもらいました。

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こんにちは、おじゃましますね。

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中の子供たちは、カメラを向けられるとみんな大喜び( ´ ▽ ` )ノ

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次から次へと、抱っこしてー!と駆け寄ってきたり。

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カメラ触らせてー!と、やんちゃしたり。

幼稚園の給食を作るキッチンも見させてもらいました。設備は新しく、清潔。教室にも、遊具の他に、お勉強道具がたくさんあったり、充実しています。

教室の様子。とっても可愛いので見てみてください。

他にも、同じ建物内には、大人向けの職業訓練のためのコンピューター室があったりしました。Fujitsuのロゴが壁にでかでかと掲げてあって、PCもすべてFujitsuだったので、おそらくFujitsuが協賛なのかなぁ...。スラムと言われる地区が出身でも、将来の選択肢を増やせるよう、色々な試みがされているようです。

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最後に、居住区を上から眺めた様子。

さて、ソウェト観光で欠かせないのは、ソウェト蜂起の舞台となった場所です。
アパルトヘイトの象徴と言われたソウェトですが、アパルトヘイトからの解放の動きも、ここが大きくかかわっています。

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へクター・ピーターソン博物館の前にやって来ました。
博物館の中までは入っていませんが、ソウェト蜂起の起こった重要な場所を訪ねることができました。

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こちらはソウェト蜂起の象徴的な写真、警官による発砲を受けたへクター・ピーターソン少年と、彼を抱いて走る少年、寄り添うお姉さんの様子を収めた写真です。白人支配の象徴と言える「アフリカーンス語教育の強制」に反対する学生デモが起こった際、警官による発砲で複数の子供たちが銃弾を受けました。

この写真は警官の暴力を象徴するものとして、世界中に広まりました。ここからアパルトヘイト政策の終焉が始まったそうです。

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少年の銃撃現場付近から見た、ソウェトのランドマーク、旧火力発電所。イラストが面白いです。

その後、マンデラさんの家などを周り、昼食会場へ。

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そこでふるまわれたご当地ビール。なんだかとっても癖が強いです。参加者全員で、ビール受け渡しのセレモニーをして一口ずついただきました。まず女性が両膝をついて男性の前で一口いただき、毒などはないですよ、と飲んで見せます。そして男性も片膝をついて器を受け取り、同様に一口いただく、という流れ。

...参加者20人はいたと思うけど、こんなに大人数で一つの器を回し飲みしたのは初めて( ゚Д゚)

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ご飯を食べて外に出ると、民族衣装を来た団体が伝統の踊りを披露してくれました( ´ ▽ ` )ノこれがなかなか見ごたえあって楽しかった。最後に全員チップを回収されましたが、だいたいみなさん10ランドほど払っていました。

動画も撮ったので見てみてください( ´ ▽ ` )ノ

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最後はワールドカップに使われたメインスタジアムの外観を見学して終了( ´ ▽ ` )ノアフリカ諸国の中でも特に経済成長に力を入れてきた南アフリカの、先進国への仲間入りを目指す象徴のような大きなスタジアムで締めくくりです。ソウェト、かなり見どころのある地域でした。

そしてヨハネス初日から、色濃い一日になりました。
凶悪都市と聞いてびくびくしてやって来ましたが、宿までの交通手段と街歩きできる範囲、などを入念に調べて行動すればなんとか大丈夫そうです。

ちなみにヘクター・ピーターソン博物館やマンデラさんの家のあたりは、路上にお土産屋さんが立ち並び、おしゃれなカフェなども充実して、一人でも歩けそうななかなか魅力的なエリアでした。そこに行くまでの交通手段には注意が必要ですけどね( ´ ▽ ` )ノ

怖がるばかりでなく、いろいろ見てみると、なかなか楽しい都市です、ヨハネスブルグ。次は、人生初の観光バスに乗って、ヨハネスの見どころをめぐります( ´ ▽ ` )ノ

アクセス失敗レスポンスの形が不正