こんにちはー!!!
現在地は南アフリカのヨハネスブルグ!!!ですが、ブログはまだまだ西アフリカです。
肌の合わなかったブルキナファソを脱出し、トーゴのロメにやって来ました!さんざん苦労した西アフリカの移動ですが、マリからは大型バスが運行するようになり、ワガドゥグからロメまでも、立派な大型バスが直通で走っています( ´ ▽ ` )ノ使用したのはTCV社。20000セーファでした。なお、ワガドゥグのTCVターミナルは、Maps.meだと「Transport Confort Voyageurs」で載っています。
トーゴは国境でアライバルビザが取得可能。10000セーファでした。朝5時にワガドゥグを出発したバスは、昼前には無事に国境を通過、順調に進み、ロメに到着したのは夜の8時過ぎでした。
ターミナルに着くと、さっそく声をかけてくるタクシーが。もう夜で暗いので、宿まで載せてもらう事にします。GPSを確認すると4、5㎞というところなのですが、言い値は3000セーファ。
...おのれ...完全に足元を見ておる...(;´Д`)
値切っても全く下げてくれず、結局3000セーファで乗車しました。宿まであっという間でした...。おのれ...。
そんなロメで宿泊したのは、海岸に近い人気の宿、「Le Garion」という宿です。ドイツ大使館がすぐ近くなので、タクシーやバイタクに行先を伝えるときはドイツ大使館をリクエストすると分かりやすいです。シングル7000と8000の部屋がありますが、8000の部屋が空いていたので、8000の部屋に宿泊。バス、トイレ、ファン付です( ´ ▽ ` )ノ
宿から歩いてすぐの海岸。
のんびりしていてとても良い雰囲気です。
外国人が多く滞在していて、治安も良さそう、雰囲気の良いレストラン・バーもあり、とっても人気のお宿なのですが、問題が一つ...。
蚊帳がない...(; ・`д・´)
なんででしょうね。押すだけベープ二連射とか、いろいろ毎日頑張っていたのですが、すぐ刺されてしまう...。それだけは辛かったです。
あと、最初の2日はバストイレにゴキブリが何回か現れたのが残念でした。おかしいな...。人気宿なのに...。
それはさておき、ロメではやりたいことが2つあります。
一つは、この後行くベナンのビザを取ること。
そしてもう一つは、ブードゥー教のマーケットを見に行くことです( ´ ▽ ` )ノ
という事で到着翌日の水曜日、さっそくベナンビザの申請に行きます!!!まずは、ベナンビザの申請に必要な、現地の宿泊施設の予約票を印刷しに、ネットカフェを探しに行きました。
Avenue de Duisburgという道にいくつかネットカフェがあると聞いたので、宿を出てそちらに歩いていると、Avenue de Duisburgに突き当たって右側に、プリント屋さんがありました。そこで聞くと、WiFiを使わせてもらえたので、予約票のPDFファイルをメールして、印刷できました。スタッフのおじさんはとても親切で、英語も少し話せて助かりました( ´ ▽ ` )ノ
予約票が印刷できたので、さっそくベナン大使館に向かいます!
Maps.meに載っていた大使館の場所は、宿から2キロ弱ほどの距離。歩いて向かいます。
しかし、大使館があるはずの場所についても、それらしい建物がありません。そこにいた人に聞いてみたところ、なんと大使館は別の場所に移転してしまったらしい!!
たまたまその人が新しい大使館の場所を知っていたので、メモに書いてもらいました。
これがそのメモ。
新しい大使館まではかなり離れているらしいので、このメモをバイタクに見せて向かう事に。
片道500セーファでした。
なかなかの距離をバイクに乗って進むと、メモの付近に到着したようですが、道で聞いても近所の人もベナン大使館の場所を知らない様子。運転手さんがいろんな人に聞いてくれ、ようやく少し引き返したところに見つかりました。
大使館はほかにもいくつかテナントが入っているこの建物の、
一番奥の扉を入って、2階の奥の部屋にあります。
入り口にはよく見るとベナン大使館と張り紙がしてありました。
うーん、分かりにくいですね。ちなみに、緯度経度はこちらです→(6.130778,1.241512)。
さて、ようやくたどり着いた新しいベナン大使館ですが、何とこの日、水曜日は閉まっていました(;´Д`)毎週休みなのか、この日だけ休みだったのかは分からないですが、どうやらベナン大使館はいつでも開いているわけではないようです。
という事で翌日改めて再訪。朝8時から開いているらしかったので、8時過ぎには到着。奥の部屋に行くと、すでに2人ほど待合室で待っているようでした。
私の番が来たので部屋に入り、ビザを取得したい旨を伝えます。用意してきた書類一式を出し、申請書をいただきたい...しかし。
担当者「この予約票のどこに名前が書いてあるの?」
私「この予約票には名前は記載されていません。」
担当者「名前が記載されていないならこの予約票は無効よ。」
私「えっ!?」
そうは言っても、Booking.comの正式なフォーマットをそのまま印刷しているわけですが...(-_-)しかもわざわざ英語版にしたのに...。
焦る私。
私「いやいや、これは正しいフォーマットです。Booking.comのフォーマットなんです!」
担当者「いいえ、これでは受付できないわ。」
私「何でですか!!これで正しいフォーマットなんです!ほらほら!!メールも受信しています!見てください。メールに記載されている予約番号と、印刷した予約番号もあっているでしょ!!!」
必死でアピールするものの、そのやり取りの間に担当のおばさんのスマホに電話がかかって来て、それにでるおばさん。私の訴えを聞いてくれているのやら、なにやら...。
予約確認のメール画面を出したスマホを握りしめ、しばらくおばさんの電話が終わるのを待つ私。おばさんは何やら過去の書類をチェックしたり、何かガサゴソしています。
そして、しばらく待つと、申請用紙を出し、記入を始めます。
そして、おばさんの記入が終わると、私に申請用紙を渡し、「ここにトーゴでの滞在先住所、ここにベナンでの滞在先住所、ここにまたトーゴの住所を記入して。終わったら持ってきて。」とのこと。
そして青いペンを渡されました。どうやらインクは青じゃないといけないようです。
とにかく、申請してよいってことですね?結局予約票についてはノーコメントで、さんざん不安にさせてくれたわけですけど、とりあえず申請はできるわけだ!
待合室に戻り、申請書を記入します。その間、どんどん大使館を訪れる人が増えてきました。
しかし窓口は一つのみなので、待ち時間は長いです。私も記入を終えたものの、すでに先客がいて、待たされました。
ようやく私の番が来て、申請書を提出します。記入内容を確認されたあと、パスポートの写真ページのコピーと、トーゴのビザのページを印刷した紙を渡すように言われます。
パスポートの写真をコピーした紙はいくつも持っていましたが、ビザページのコピーは持っていません。しかも、フォーマットが決まっていて、A4 用紙の左側に写真のページ、右側にビザのページを隣り合わせにコピーしなければならないようです。同じ建物の1階にコピー屋があるそうなので、そちらに向かいます。コピー屋さんはベナンビザの申請に使うものとすぐにわかったようで、スムーズでした。コピーを受け取り、また待合室で待ちます。そして自分の番が来て、ようやく申請用紙、パスポート、コピー、写真1枚の提出となりました。ビザ代はその場で支払います。マルチビザの15日、1か月、3か月がそれぞれ20,000、35000、60000セーファでした。
これにて緊張のベナンビザ申請はようやく完了。苦労してアピールした宿泊施設の予約票を結局提出していないのが腑に落ちませんが、受け取りは翌日の2時半と言われたので、その時間に取りに行きます(;´Д`)
さてさて、ようやく肩の荷が下りたので、さっそくロメに来た一番のお目当て、ブードゥー教マーケットに出かけます!!!
ところでブードゥー教マーケットって何??って思いますよね。
そもそもブードゥー教ってなんだか、ご存知ですか?
聞いたことありますか?
Xファイルを見たことのある皆さんなら当然知っていますね。
ハイ、あのブードゥー教です!!
今から行くところは、そのブードゥー教の呪術に使う材料を購入できる、呪術マーケットなのです。しかも世界最大級( ゚Д゚)これは期待大...!!!!何より、「呪術マーケット」という言葉の持つ、怪しげな魅力に興味を惹かれずにはいられません...(; ・`д・´)
ロメのブードゥー教マーケットは、正確にはアコデセワという地区にある、マルシェ・ド・フェティッシュの事なので、さっそくベナン大使館前でつかまえたバイタクのお兄さんに連れて行ってもらいます。大使館からは500セーファでした。
マーケットに到着すると、料金の書かれた看板があります。呪術マーケットの入場には入場料とガイドが必要で、料金は入場、ガイド、写真撮影込みで5000セーファでした。高いけど、ここは仕方ありませんね...!
しかし、このガイドはなかなか詳しくてしゃべりも丁寧で良い人でした。
牛の頭を持つガイドさん( ´ ▽ ` )ノ
写真たくさん撮っていいよとのことでしたので、遠慮なくマーケットの写真を撮りまくります!!!
しかし、ブードゥー教の呪術に使う材料は、動物の骨や乾燥させた頭部などが多いので、ここから先はちょっとだけ閲覧注意です('Д')
牛の頭蓋骨。
猫の乾燥させた頭部。
犬の頭部。
クロコダイルの頭蓋骨。
サルの頭。
バッファローの角。
牛の角。
鳥。
カメレオン。
アルマジロ。
まるごとおさる。
ライオンの頭(乾燥途中)。
と、こんな感じで、いきなり動物の干物や骨ばっかり見せられたら、怪しすぎてビビっちゃいますよね('Д')
でも、ブードゥー教の呪術マーケットというのは、別に呪いのための材料を売っているわけじゃないんです。ブードゥー教と聞いて怖い呪いのイメージを持つのは、おそらくXファイルの見すぎで、実際にはここは、昔ながらの薬局的な立ち位置なのです。
動物以外にも、お守り用の石。
牛や馬のしっぽ。
これらはダンスの時に使うんですって。
掃除に使うのかと思った('Д')
楽器なども売っていました。
これらは木製ですが、たたくと良い音がします。
小さくてよく分からないですが蛇の骨でできたネックレス。
人形もあります。
たとえばこのお人形は夫婦仲円満のためのものらしいです( ´ ▽ ` )ノ
ただしこれらのお人形にはまだ効果はなく、奥にある部屋でシャーマン?に祈祷してもらってから効果を発揮するよう...。表の見学が終わった後、私も奥の部屋に通されました。
そこで披露されたグッズの数々。これらは先ほどのただの人形と違い、きちんと力を持っているらしいのです。
実際のおまじないの方法などもレクチャーしてもらいました(もう忘れたけど...)。
きちんと作法にのっとっておまじないをし、保管することで、効果を発揮するようです( ´ ▽ ` )ノ
ブードゥーのお守りグッズをいくつか買ってほしそうだったけど、私はかさばるのでお断り...(すみません)。でも、勧誘はそれほどしつこくありませんでした( ´ ▽ ` )ノ
このように、ブードゥー教のマーケットと言っても、誰かを呪うためなんかじゃなくて、お守りとか、病気の治療のためのグッズが売ってあるようです。私が見学していたときも、実際に病気の治療のための材料を買いに来ている人たちがいました。彼らは、ここではない別の専用のお店?で、診断?を受け、おまじないに必要な材料を処方され、それを買いそろえにここに来ているんだそう。
やっぱりここは、アフリカ最古のお薬屋さんだったわけですね( ´ ▽ ` )ノ
という事で、ブードゥー教のマーケット、とっても興味深かったです( ´ ▽ ` )ノ
ブードゥーマーケットの帰り道、グランマルシェから見たカテドラル。
さてさて、翌日、3度目のベナン大使館訪問で、ようやくビザをゲットしました!良かった、これで予定通りベナンに行けるようです!!!
短かったトーゴ滞在。
ロメは思ったより都会で、その割にのどかで落ち着いた国でした( ´ ▽ ` )ノ
幹線道路が広くきれいになったし、ゴミも少なくなった印象。
西アフリカカオス旅の骨休め地点として、ここやベナンは良さそうですね。
ところでベナン大使館までのバイタクや、ブードゥーマーケットまでのバイタク。だいたいいつも300や500セーファで済んでいました。
まったく、これと比べると初日のタクシーのボリ方は半端じゃないですね(-_-)おのれ...。
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