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こんにちはー!!!

現在地はブルキナファソのワガドゥグにいます。
OrangeのSIMを購入したのですが、接続が悪すぎてブログ更新がはかどりません。これって何か原因あるのかな...?

さてさて、短いバマコ滞在の後、いよいよマリに来た一番の目的、モプティを目指します。

モプティは、マリ中部の街で、外務省の危険度情報的には、レベル4の真っ赤な地帯です。

しかし、現地の人が言うには、マリ北部は以前はイスラム教過激派勢力の勢力下だったこともあったが、今は政府が取り返しているし、モプティは大丈夫だと話。また、実際にモプティへのツアーの勧誘もあったこと、現地に評判のガイドがいることもあり、モプティ行きを決意した次第です。

しかし、モプティはおそらく大丈夫らしい、とは言うものの、マリ北部はやはり依然リスクの高い地域らしく、旅人の感覚としては、モプティが渡航できるぎりぎりのラインです。

特に、以前はマリの一大観光地だった北部の街、トンブクトゥは、今では訪れる旅人は皆無のよう。私もそこまでは絶対に行く気はありません。とにかく、気を引き締めて向かいたいと思います。

前日に昼12:00発のチケットを買っていたので、遅くとも11時半にはバス会社に到着する予定で、起床した私。しかし、今日はいろいろやることがあります。その1、宿代が足りていないので、チェックアウト前にATMでお金をおろす。その2、やっぱりネット状況がよろしくないので、OrangeのSIMを買いに行く、です。

が、しかし。

朝9時からいろんな銀行のATMを試したものの、まったく引き落としできず(;´Д`)
刻々と迫る時間...。これはヤバい...!!!!

結局、旧市街までタクシーで出かけて、そこのEco Bankで引き落とせました。限度額も多くて良かった...。Eco Bankはセネガルやガンビアで一度も使えたためしがないので、避けていたのですが、逆に今まで使えていたBICIMで引き落とせなかったり、国が変われば使える銀行も変わるんですね、やれやれです( ;∀;)

そんなこんなですっかり時間が無くなり、慌ててチェックアウトしてSIMは買えずにバス会社へ向かいます。

マリのバスは、チケットを購入した順に名前を呼ばれ、呼ばれた人から中に乗り込み、座席を確保します。
なので、良い座席(特にエアコンなしの車体の場合は、窓の付近)を確保するためには、早めに予約をすることが重要らしいです。私はあまり早いほうではなかったものの、無事後方の窓際をゲットしました。エアコンもついているし、なにも問題はないはず。

バスはおおむね快適でした( ´ ▽ ` )ノ道路の状態も良く、ギニアでは考えられないくらいスムーズに進みます。ただし、車体によって差があるのでしょう、エアコンの効きはいまいちで、微妙に汗ばみました(;´Д`)

バマコからモプティまでは、朝発なら約10時間くらいで到着します。私が乗ったバスは昼便なので、途中ジェンネカルフールという分岐点の、警察のチェックポイントで停車し、夜明かしします。どうやらマリは、6時を過ぎると警察のチェックポイントは通行不可になるようですね。

ジェンネカルフールより手前、おそらくブラという街で休憩がありましたが、そこで食べたお肉がばかウマでした(*´Д`)マリとブルキナでたびたび見かけるのですが、羊肉や牛肉を丸ごと焼いて、その場でそぎ落として売っているお肉が超美味しいのです。油がのっていて、小さく切ってからの串焼きより断然柔らかくてジューシーです。これは500セーファから量り売りしてくれます。

休憩中、片言の英語で話しかけてきた、同じバスに乗っているおじさんがいました。おじさんもこのバスでモプティまで行き、モプティからは船でトンブクトゥに行くそう。

トンブクトゥ!!!!それってあの有名な、北部の街ですよね!!!地元の人は普通に行っているんだ...。それでも私は遠慮しますがね...( ;∀;)

その後ジェンネカルフールに到着すると、先についていたバスやトラックが数台路肩に停まっていました。
バスが停車すると、ご座のレンタルやさんが沢山集まって来て、次々に道路にご座が敷かれていきます。どうやらみんな、路上で寝るようです。

私も外に出ると、ご座やさんがワーッと寄ってくるのですが、さっきのおじさんにこっちに来いと導かれ、ご座をシェアさせてもらえることになりました(ちなみにご座を一人で借りると2500セーファと思われる...)。
周りにはいろんなバスの乗客がたくさんいて、野宿とはいえ、あまり危険はなさそうな様子...( ゚Д゚)(とはいえこの人込みを狙って襲撃されたらひとたまりもありませんね)

その辺でトイレを済ませ、歯磨きを済ませ、ご座に寝っ転がって空を見上げると、相変わらず星がきれいでした(小粒だけど)。

最近野宿が続くなぁ。でもこれもまた思い出だなぁと思っていると、遠くのほうでちょこちょこ稲光...。

...。

しばらくすると本格的に雷雨が迫っている気配がしてきたので、みんな一斉にバスの中に退避します。今夜は足を延ばして眠れると思ったのに、結局バスの中で就寝となりました。

バスに避難してすぐ、窓の外は恐ろしいくらいの暴風雨になっていました。危機一髪でした...。

1時間ほどして、嵐が過ぎ去ると、何人かはまた外にご座を敷き始めたのですが、私は隣の人がもうすでにぐっすり眠っていたこともあり、そのままバスにとどまりました。青空の下、みんなで雑魚寝、もなかなか思い出になりそうでしたけどね、きっと寒いだろうしこれで良いのです(;´Д`)

朝6時、チェックポイントのゲートが開き、再出発します。

モプティには、2時間ほどで到着しました。バスを降りると、早速タクシー運転手が声をかけてきたので、目星をつけていた有名宿に連れて行ってもらいます。1000フランで行けました(;´Д`)マップ上に乗っていなかったので、場所がわかる運転手がすぐに見つかって良かった...。

モプティの宿はY'A Pas de Probleme Hotel(ヤ パ ド プロブレミ ホテル)。この街に来るバックパッカーはみんなここを利用するようです。宿の名前の意味は「ハクナマタタ、問題ないさ」だそう。綺麗で部屋数も多い、素敵な宿です。ファン付のドミトリーが5000セーファでした。

チェックインの手続きを済ませると、ホテルに客引きに来たガイドらしき男性がさっそく声をかけてきました。

彼の名はハミドゥ

...えっ!!!ハミドゥ!!!!

まさしく過去の旅人の間で評判のガイド、ハミドゥその人でした!やった、早くも見つかった!!!

実は私がモプティにやって来たのは、この街が観光の拠点になっている、ドゴン族の村を訪れるため。
ハミドゥは、ドゴンの村出身のトレッキングガイドとしてとても評判で、アフリカ人にしては非常に珍しく時間に正確と言われています。ほかにもモプティ滞在中のバスチケットの手配とか、いろいろと相談に乗ってくれそうなので、さっそくお話し開始。

宿のレストランで、トレッキングの概要説明、値段交渉をします。
過去の旅人さんが残したレビューの書かれているノートを見ながら、実際どんなプランでトレッキングに参加しようか考えます。
ドゴントレッキングのお目当ては、バンディアガラの崖にあるドゴン族の居住跡を見る事、ドゴン族のマスクダンスを見る事。

ノートを見ると、皆さんハミドゥをほめたたえているものの、トレッキングは1泊2日で十分そう、という意見多数。
しかし私が到着したのが木曜日で、トレッキングに出かけるのが次の日の金曜日。実は月曜日にここから近いジェンネという街に行きたいと思っているので、3日空きがあるのです。1日フリーの日にしても、モプティでは特にすることもないし、ドゴントレッキングのツアー代事態、そもそも高いので1泊も2泊も差がないだろうという事で、この際2泊3日のツアーを組んでもらうことにしました(*´Д`)

肝心のツアー代ですが...。

これが高かった...。
まず、マスクダンスは私1人のために催行してもらうわけですが、これだけで60000セーファ。これは仕方ない。

その他のツアー代が、交通費、宿代、ご飯代、ガイド代込で100000セーファとのこと。

...(;´Д`)ううう...(;´Д`)

まぁね、過去の情報を見ると、みんな2人とか3人とかで参加していて、1人で来た人はガイド付けずに一人でトレッキングに行ったりしてて、要するに1人で参加するには高いわけです。

でも私としては、一人でトレッキングとか想像もできないし、安全上気になるし、何より諦めていたマリにせっかく来たのだから、ここは思い切ってツアー参加です。1人でも仕方ない。

しかしちょっとだけ値下げしてもらってツアー代は90000セーファにしてもらいました(;´Д`)もーちょっと行けたかな...(;´Д`)

ハミドゥも客が来るのは数か月ぶりとかで(たぶんセネガルの情報ノートにマリ情報を載せてた人あたりが最後なんでしょう、4月か6月くらいが最後か...)、マリは本当に観光客が減って苦労しているようです。さっさと過激派を追い払いたいところですね( ;∀;)だから苦労続きのマリ観光業界にちょっとだけお金を落とします。そうして納得するしかない(;´Д`)

値段交渉が終わったら、夜行明けであることの空気を読んで、早々にハミドゥは退散。夕方に迎えに来て、街を少し案内してくれることになりました。それまでシャワー浴びたり、洗濯したりしてゆっくり過ごします('◇')ゞ

そんなこんなで夕方。

ガイドハミドゥによる無料モプティ案内がスタートしました。2人なので、バイクの後ろに乗って案内してもらいます。

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モプティはバニ川とニジェール川の合流地点にある街。川のある街っていいですよね( ´ ▽ ` )ノ
でもあの対岸のほうでは過激派が潜伏していて誘拐事件などが起こるらしいです( ;∀;)なんだよ、すぐそこに危険地帯あるじゃんよ...( ;∀;)

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川にはトンブクトゥ行きの船が停まっていました。沢山乗り込んでいますね( ゚Д゚)政情不安なところでも、こうやって定期便が出ているのか...。

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モプティのマーケットの様子。

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魚の干物とか燻製とかが沢山売られていました。

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船を作る工場も。こちらは完成間近の船。

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旧市街にある泥のモスク。マリやブルキナファソなど、この辺りでは泥のモスクがたびたび見られます( ´ ▽ ` )ノマリのは特に有名。こちらもなかなか綺麗なモスクですね!!

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質感、伝わるかなぁ...?
昔は毎年塗り替えていたらしいですけど、今は泥の質を向上したらしく、2年に1回ペースらしいですよ。

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モスクだけでなく、旧市街全体が泥の壁の建物が多く、なかなか趣あります。

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マリでは「写真撮って!!!」と話しかけてくる子供たちが沢山いました( ´ ▽ ` )ノ

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タイヤ転がして遊んでた男の子。

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女の子のほうはちょっと緊張している風でした。

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大人にもリクエストされます。

そんな感じで、一見平和そうなモプティ。
マリ全体的に、普段は平和なんだろうなーと感じました。でも、時にはやはり事件も起こるのでしょうね(-_-)

一人でも歩けそうですが、宿から中心地がかなり離れているので、私はあまり積極的に外出はしませんでした。お昼ご飯や夜ご飯を調達しに近場をうろつくくらい...。そのほかはいつもハミドゥのバイクで案内してもらったりしていました。助かりました、ハミドゥ。

さて、モプティに1泊したら、翌日からいよいよドゴントレッキングです( ´ ▽ ` )ノ

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