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こんにちはー!!!

現在地はブルキナファソのボボ・デュラッソです。
なんでこんなにボボに長居しているのかというと、決してボボがとても好きとかそういうわけではなく、マリ滞在中に風邪をひいてしまったので、それの療養なんですね(;´Д`)単にここから動く気が起きないと。

さてさて、前回の0泊4日の大移動を乗り越えて、ついについに、マリのバマコにやって来ました。ちなみに私が到着した時点でマリ、バマコの外務省的危険度は、レベル2の「不要不急の渡航は止めてください」

その他の地域はマリ南部の地域を除いてほとんどレベル4の「退避してください。渡航は止めてください」、真っ赤です( ;∀;)

これは

渡航しちゃいけないヤツです( ;∀;)

それなのになんで来ちゃったのかと言うと...。

元々マリはアフリカの中でも特に来たかった国の一つで、旅立ち前から情報収集はしていたものの、渡航情報がこんな感じなので、最初はあきらめていました。しかし、西アフリカ旅をスタートする前から、マリ国内が赤くなって以降もちらほらと渡航する旅行者があること。彼らの経験談と、実際にセネガルに行ってみて、宿の情報ノートを見て、やっぱり今も行っている人がいることから、だんだん行きたい気持ちが強くなり...。

外務省の渡航情報を信じるか、信じないか。私としては9割がた言う事を聞いています。チュニジアでさえチュニスに引きこもっていたくらいだし。でも、人によっては日本の外務省の渡航情報は誇張が入っているし、実際に現地に行けば平和なところはたくさん、なんて言う旅人もちょこちょこいます。私はさすがにそこまでは言い切れません。

マリは無事に通過しました。でもそれは結果論でしょう。
とりあえずレベル2のバマコに行き、現地で実際に私の行きたかったモプティへの勧誘などを受け、今でもツアーが催行されている、という事から、思い切って行くことを決意したわけです。

つまり

私にしてはかなりの無茶をやっちゃったわけですね。大丈夫だったから良かったものの、これは危険な賭けだったと言えます。

...。

だからあんまりマリという国を今はお勧めできません。
おススメできないですが、私としては、約10日間の滞在、十分満喫できました。
現地ガイドのサポートがあってのことだと思っています(-_-)

そんなマリ。

到着した日の早朝、タクシーでドイツ大使館まで行き、隣の「スリーピングキャメル」のドミトリーにチェックインすると、部屋には先客が一人寝ていらっしゃいました。

...。

...アジア人...だよね...( ゚Д゚)

私がチェックインしたタイミングで、起こしてしまったようで、一瞬、英語であいさつするべきか、日本語であいさつするべきか迷っていると、向こうから、あれ?おはようございます。と、声をかけられました。

...ああやっぱり。

今の時期にマリを旅しているアジア人は、高確率で日本人です。

そこで出会ったのは現在西アフリカを旅行中という男性パッカー、ユウさん
おっとりした人で、私より年下ですが、世界一周というわけではないものの、旅しては働き、旅しては働きのスタイルで、すでに訪問国数は160?くらい?の、超ベテラン旅人さんでした。

やっぱり...。さすが西アフリカ。出会う人の経歴が濃ゆいです(; ・`д・´)

そしてそして、さっきからさんざん前置きしたくらい、情勢が不安定なここ、マリで、西アフリカではセネガル以来の日本人旅人に出くわすとは、やっぱり日本人って世界中どこでも旅しているんですよね。びっくりします。

ユウさんはどうやら私より数時間早い、前日の夜にチェックインしたそう。
という事で、親睦を兼ねてシャワー後さっそく一緒に朝ごはんを食べに行くことに( ´ ▽ ` )ノ

ところでスリーピングキャメルのシャワーはお湯シャワーでした。感動しました( ;∀;)特に0泊4日の後では本当に身に沁みました。雨季の西アフリカ、水シャワーはちと、寒いんです。

ユウさんは前日の夜に夕飯を求めて宿周辺を歩いたそうですが、このあたり、まぁ、何もありません。
大使館がいくつかあるのと、大通りを挟んだ向こう側に小さな商店が少しあるものの、日曜だからか、開いているお店はほとんどない...。

街路樹の木陰に、いくつか小さな屋台が出ているので、朝はそこで謎の魚スパゲティをいただきました。見た目は悪いし味付けもなんだかよく分からない感じでしたが、C級グルメ的美味しさで意外と食べられます。

この日はお互いの旅についていろいろ情報交換しつつ、ゆっくり宿で時間をつぶしました。

それにしても、ユウさんとも話しましたが、バマコ、...暇です(´-`)

日曜についてしまったのがネックですね。観光するところも特にないし、宿の周辺が特に閑散としています。
中心地まではタクシーを使わないといけない距離なので、かなり暇...。

それでもバマコに着いて、思っていた印象とだいぶ違い、興奮したことも多々あります。

まず、道路がきれいです。

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これはギニアの後だから余計にそう感じたのかもしれません。
バスターミナルから宿に移動するタクシーの中から街を見ていると、幹線道路がきちんと整備され、新市街らしき一帯にはかなり大きなビルがちらほら建っているのが印象的でした。ところどころ大きなラウンドアバウトがあって、中央のモニュメントもなかなか立派です。

そして、道路に関しては、信号が動いています。
ギニアではほとんど見た記憶がありません。信号は街が整備されている証です。そこに交通ルールが存在していることが、たまらなくうれしいのです。

交通ルールと言えば、宿の付近の大通りには、バイクレーンがありました。
バマコもほかの西アフリカ各国の首都同様、交通量が多く渋滞が大変そうです。
それでも、中心地の旧市街一帯を除けば、渋滞はさほど発生していないように思われます。そこに一役買っているのが、このバイクレーンでしょう。コナクリのアホみたいな交通状況の後では、同じアフリカとは思えません。

久々に瓶コーラにありつけました。
なぜかコナクリでは缶かペットボトルばかりだったのですが、マリで久々に瓶コーラに出会いました。しかも、同量の缶コーラが500セーファなのに対し、瓶なら250です。瓶をリサイクルするからと思われますが、コーラって瓶のほうがうまいんですよね。俗に言われていることですが、たぶん瓶のほうがキンキンに冷えていること、炭酸がより強いらしい、ということが言われています。半額でそして美味いなんて、瓶コーラ最高です( ´ ▽ ` )ノ

さて、初日はマリ、バマコの都会っぷりに度胆を抜かされた私でしたが、2日目は、隣国ブルキナファソのビザ取りのついでに、旧市街を散策してみることにしました。ユウさんもブルキナビザをとるというので、ご一緒させていただきます。

ブルキナファソ大使館まではタクシーで向かうのですが、最初、運転手が場所を分からず、途中人に聞いたりして苦労しました。英語圏なら、こっちが地図を見ながら道案内もできるのですが(アフリカの人はみんな地図が読めません(-_-))、フランス語を喋れないのでそれもできず大変です。なので、次に行ったときは、アメリカ大使館に行ってもらえるようお願いしました。たまたま近くにあるのを発見したからです。さすがアメリカ大使館、認知度が違います。ちなみに宿からは値切って1500セーファでした。

ブルキナ大使館に着くと、すぐにビザ申請専用の小屋みたいなものがあります。そこの窓口で申請用紙に記入をし、パスポートとパスポートコピー、写真2枚を渡します。

ペンはおいてなかったので、持参したほうが良さそうです(´-`)我々はうっかり二人とも持っていなかったので、窓口のマダムに少し嫌な顔をされました。

ビザ代はシングル3か月ビザで48000セーファでした。ユウさんはすぐにガーナに抜けるという事で、3日間のトランジットを申請、12000セーファだったかな...?

ビザ代高いですよね。3か月も明らかに必要ないので、シングル1か月ビザで安い選択肢があればいいのに、トランジット以外はこちらが最安でした(;´Д`)でも、窓口に正式な料金表が張り出されているのは、ありがたいです。たまに正規料金の提示がなく、係員の言い値な国もありますからね...(;´Д`)

私たちは少しもたついて、申請が11時ころになってしまったためか、前情報だと同日の午後受け取りのところ、翌日の午後受け取りになってしまいました。なので、また来なければなりません...(;´Д`)みなさん、即日で受け取りたい場合は朝イチで申請するようにお気を付けください...!

そんなこんなで無事にビザ申請も完了したので、旧市街のグランマルシェとグランモスクを見に行ってみます。タクシーでこれまた1500セーファでした。2人いると割り勘できてありがたいですね( ゚Д゚)

1709221012.jpg

グランマルシェの様子。

ここは行ってみて驚きました。思った以上に規模が大きいです。中東のこれでもかと店を敷き詰めた、スークを思い出しました。

治安に不安があったマリですが、普段のバマコ市内は、このようにとっても活気があって、物があふれていて、コナクリよりよほど充実しているように感じます(*´Д`)

まぁ、それでもまれに襲撃事件が発生したりするらしいので、注意は怠らないほうが良いですけどね。おそらく、外国人向けのこぎれいなレストランとかのほうが危なそうです。

グランモスクにも歩いてみましたが、思ったより外観がいまいちだったこと、うっかり私がスカーフを忘れてきたことから、中までは入っていません(;´Д`)

帰り道、旧市街の喧騒をタクシーの中から。

新市街の整備された道路と違って、旧市街は車も人もリヤカーもごちゃごちゃしています。
これもまたアフリカらしい景色の一つです。

とまぁ、バマコ観光は短くこのくらいです。

他にも、翌日ブルキナファソビザを取りに行った際に、大使館周辺を少し歩きましたが、面白かったのは青空家具屋さんが結構多いこと。今の時期はマリは雨季なので、バマコでもしょっちゅう大雨が降るのですが、青空の下に家具がたくさん並べられて売ってあるんですよね。これ、ぜったい濡れちゃうと思うんですけど、いいのかな?写真を撮っていないのが残念...(;´Д`)この辺は文化の違いだなーと思いました。

ブルキナファソビザを無事にゲットしたら、ユウさんは3日間の日にち指定なのでさっそく急いでブルキナに移動です。宿宿よりさらに南東に行ったところに、ソゴニコという地区があるので、タクシーでそこまで連れて行ってもらいます。宿からなら1000セーファ、大使館周辺からは2500くらい?で行けると思います。

ソゴニコのAfrica Tour Transというバス会社の前で降ろしてもらい、そこでチケット探し。

実は、マリからは大型バスが国内、国際路線ともに発達しています。今まではひたすらセットプラスまたはハイエースに詰め込まれてきた西アフリカ。

今後は大型バスで一人用の座席に一人で座れる上に、発車時間も決まっているのです(*´Д`)マリに来て、一番うれしかったポイント、ここ!!!!!

マリのバス乗り場は、それぞれのバス会社の前で発着するので、会社ごとに異なります。チケットもそれぞれのオフィスで事前購入します。

Africa Tour Transは、バマコ行きで一緒だったアンミカにおすすめされたバス会社で、なんとエアコンありのバス。(会社によってはエアコンは古くて動かなかったり、そのうえ窓が開かないタイプで鬼のような暑さになるらしいので注意が必要です)私はここで無事、次の目的地、モプティ行きの翌日昼の便のチケットを購入しました。9000セーファなり。

ユウさんはブルキナの首都、ワガドゥグ行きのバスチケットを探していましたが、この会社では売り切れていたので、別のバス会社を回ります。ソゴニコにはAfrica Tour Transのオフィスと同じ通りの南側に、たくさんのバス会社オフィスが集中しているので、チケット探しには困りません。

ということで、ユウさんには3日間という短い間でしたが、大変お世話になりました( ´ ▽ ` )ノ不安だったマリ旅、最初に久々に日本人に会えいて、少しほっとできました。もちろん、緊張するのはこの後なんですけどね!!!

アクセス失敗レスポンスの形が不正