目次

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こんにちはー!ヽ(;▽;)ノ

常々、持ってない、持ってないとは思っていました、私です!それにしたって今回は本当に持っていなかった...。何せアフリカでも特に楽しみにしていた一大イベントで、盛大に裏切られたのです...ヽ(;▽;)ノ

現在地はアディスアベバ!メケレからバスで一気に移動してきましたが、その前に、昨日帰ってきたばかりの例のあのツアーのご報告。

そう、ダナキルツアーに行ってきました!

ダナキルツアー?

なんぞそれ?

と思う方がほとんどでしょうが、アフリカを旅するバックパッカーの間ではあまりにも有名です。私なんて、もう、何年も前から目をつけてた。相場6万円くらいかかる時代から目をつけてた。今や2人で申し込んでもあっさり300ドルほどのこのツアー。

一度は、世界一過酷なツアーとも言われていました。でも、今現在は比較的道も整備され、立ち寄る街のインフラも向上し、さほど過酷ではないようです。

そんな3泊4日のツアーに、13日から参加してきました。

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ツアーはランクルで、エチオピア北部の大自然を巡ります( ´ ▽ ` )ノ

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ツアー中のご飯は意外にもどれも美味しかったです( ´ ▽ ` )ノエチオピア、余裕の予感...( ´ ▽ ` )ノ

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さて、ダナキルツアー中に訪れるポイントには、大きく分けて3つのハイライトがあります。初日は、私にとって一番楽しみなところに向かいますヽ(;▽;)ノ

その場所はかなり遠く、たどり着くまでにも日本ではまずお目にかかれないような大自然の中をひた走ります。

溶岩が流れた後?のような、真っ黒の凸凹道や。

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なんにもない砂漠の道。

あ、ヤギが爆走してますね。

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ハンパない凸凹のオフロードをようやく乗り越えて...

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その場所の拠点となるキャンプサイトに到着。

この辺りはもう、めちゃめちゃ暑いです( ;´Д`)こちらで夕飯をいただいて、おめあての場所まで3時間のトレッキングに行きます。

3時間...( ゚д゚)

日が落ちてからのスタートとはいえ、まだまだ空気が暑いです。3時間は正直ダルい...。

ガイドについて黙々と緩やかな坂を登りながら、てっちゃんがボソリと、

「俺、やっぱりトレッキング嫌いやわ。何もおもんない。」

なんてつぶやきます( ゚д゚)

おのれてっちゃん。

そりゃ。こんな、暗い中のトレッキングでは、楽しむ景色もないですし、つまらなくて当然ですよ、ただの苦行ですよ!

でもね、

あんた、舐めちゃいけない。

今から行く場所の写真を見たことないからって、舐めちゃいけないよ。

私はこの先に、

トルクメ超えがあると思っている(。-_-。)

そう、

地獄の門を超える絶景があると信じている...!!!

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↑※地獄の門。

それでもてっちゃんは何一つ期待していないようですが、一向は途中休憩を挟みつつ、ゆっくりと目的地に近づいて行きます。

他の車に乗って別日程で来ている日本人のお兄さん2人組と、

「ダナキルツアー何が一番楽しみですか?」

「僕たち今夜が最後の夜なんですけど、やっぱり今から見に行くところが一番楽しみですね。」

「やっぱり!ですよねー!」

最後がこれで良かったなーって感じです」

「うわぁー!その順番羨ましいなー!」

なんて、

ウキウキの会話を繰り広げます。

やがて、足の長さの違いによると思われる、全体のあまりのハイペースっぷりについに私が弱音を吐きまくり出した頃、

急に、モワッとした硫黄臭がつんと鼻を刺激し、目の前に、いかにも

この先にスペシャルな何かが待ってますよー

と言っているかのような岩の壁が現れました。

ああ、あの天然のドアを通り抜けた先に長年楽しみにしてきたあの景色が待っているのね...ヽ(;▽;)ノ

ドキドキ。

ドキドキ。

最後の坂を登りきるとそこには...

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...遠っ(´-`)

...。

...えっ?

あ、そーです、火山です。

ココは、ダナキルツアーのハイライト、エルタ・アレ

眼下に活発に活動を続けるマグマの海を見ることができる、世界でも稀な場所。

トルクメの地獄の門を余裕で超えると信じて止まなかった場所。

それが...。

えっ?

遠っ...!!!!(´-`)

まさかまさか、そんな馬鹿な馬鹿な

コレが最終到達地点だなんて、そんなはずない。

そんな事あり得ないよ!!

と、思っている私をよそに、パシャパシャと写真撮影を始めるヨーロピアンの皆様。え?マジ?ここゴール?

日本人のお兄さん2人組と、

「なんか、思ったより遠いですよね...」

なんて話をしつつ、もう全く動揺を隠せない私。

てっちゃん「さすがやな、さすが持ってない女は違うわ。謝って。皆さんに謝って。

ウソだー!!!

絶対この中に戦犯がいるんだっ!!!ヽ(;▽;)ノだってこの前行ってきた友達はFBにハンパない迫力のムービーあげてたもんっヽ(;▽;)ノ

でもマジでコレが持ってない女の本領発揮した結果だとしたなら、その場にいた皆さんに心から陳謝しますヽ(;▽;)ノ

が、その時、ガイドから希望の一言が...。

これから、もっと近くで見れるところに移動するってよっヽ(;▽;)ノはぅううう!希望でてきた!!

私「良かったーヽ(;▽;)ノ今エルタ・アレの火山活動が活発化してるらしいからそのせいかと思ったけど、みんなもっと近くまで行けてたもん!きっといつもより迫力の火口が見られるよヽ(;▽;)ノ」

てっちゃん「見れへんよ、あんたは持ってない女やで。

なんて呪いの言葉を投げかけられつつ、しばらく歩くと、いきなり目まで染みるような強烈な硫黄臭。そして熱風!!!

その先には、1日前?に流れ出たという溶岩の跡が...。

表面は硬くなっていますが中にまだ赤々と燃える炎が見えます。あーっこれ!はなまるうどんのポスターで見た事あるやつだっ!

なるほど、本当に活発化しているんですね、エルタ・アレ。これは迫力ありそう〜っヽ(;▽;)ノ

...。

...。

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...( ་ ⍸ ་ )

ま、結局は遠くの崖から横から見た景色を眺めるのが限界だったって話です( ་ ⍸ ་ )

呪い、的中。

要はさっき通ってきた溶岩の跡も示すように、活発化しすぎていつもツアーで行くポイントに近づけないって事です( ་ ⍸ ་ )

何これ。

てっちゃん、マジでトレッキングって、楽しくないね。苦行。ただの苦行でしたわ。

さて、この日はこのまま山の上で就寝です。寝る場所まで戻る間、強烈な硫黄臭に咳き込み涙を流しつつ、

(´-`).。oO(活発化しているエルタ・アレで絶景も見られずガスによる事故で全員死亡とかあり得るのかな...。カナリア飛ばしたい。

なんてマイナスな事ばかり考えてました。

はぁ...苦行。マジで苦行( ་ ⍸ ་ )

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翌朝、何も得るものがなかったトレッキングの復路でサンライズ。はぁ、ただただ疲れる...( ་ ⍸ ་ )この後どんどん気温が上がってマジで苦行でした。

さてさて、しょっぱな、一番楽しみにしていた場所で裏切られたのでなんかもう色々とやる気なく、も、ブログも適当でいっかなー、なんて思ってます。まぁだから適当に紹介すると、

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2日目。その日の宿泊地に向かう途中、塩湖に立ち寄りましたが水温高くて暑かったし虫刺されひどすぎて染みるしで入りませんでした。ていうか死海でお腹いっぱいだしね。

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2日目の夜は屋根のあるゲストハウスで就寝。ウェルカムコーヒーを出してもらいました。

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暇だったのでゲストハウスのある村を散策すると子供達がわらわら寄ってきて写真撮っての嵐。

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エチオピアの子供はたまに許せないヤツもいるけど私の中ではインド越えの可愛さですネ。

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さて、3日目のハイライトはラクダのキャラバン

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広大な塩湖を往復する塩のブロックを担いだキャラバン隊。ここでしか見られない。なんともフォトジェニックな風景ですね!

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とっても重労働なラクダさんたち。

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この日は塩湖に水が張っていました。いつもではないみたい。塩湖自体もとっても綺麗( ´ ▽ ` )ノ

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ここで日没を迎えました。

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で、最終日に真打登場!

ダロル盆地!!!

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まるで他の惑星にいるかのようなこの場所は、火山活動の影響でこんな色になっているそうで、めちゃ硫黄くさい。

おかげでブログを書いている今も、私のスカーフが硫黄くさい。

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だけど絶景であります。

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こんな場所、地球上で他にあるのかな...。

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エルタ・アレで共に涙を流したお兄さん2人組には悪いけど、ここが最後で良かったわ...。

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だってここも、長年ずっと来たかったところだもんね。

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とにかくとってもすごい景色でした...。

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というわけで、ざっくりこんな感じのダナキルツアー、もう二度と来る事はないと思う。一生に一度のチャンスだったと思う。だって、それくらい、来づらいもん( ་ ⍸ ་ )

そんなダナキルツアーで、エルタ・アレをきちんと見られなかったのが本当に本当に心残りで...ヽ(;▽;)ノ

この先の旅もなんか不安ですヽ(;▽;)ノ

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