な、なますてぇ〜(;´Д`A
現在地はジョードプルという街におります、私です。本当はアグラから直接ジョードプルまで来たかったのですが、電車のチケットが取れなかったので、途中ジャイプルという街を挟んでやってきました。
その様子がなかなかカオスだったので、ジョードプルを紹介する前にご報告。
5月22日朝4時15分、私は眠い目をこすりながらアグラの宿を出発しました。アグラの宿はドミトリーにエアコンがついているという神設備により、1日目は寝汗知らずの快眠を得られました。しかしながら、この日はエアコンの風をモロに受けるベッドにいるドイツ人女子が、設定温度を少し上げたため、人よりちょっと暑さに弱い私は、1時間から2時間ごとに目を覚ますという明らかに寝不足な状態で、長旅をスタートすることになりました。
夜にシャワーを浴びたのに、出発時点ですでに汗だくです。
電車は朝5時5分、アグラ・フォート駅発の2Sクラスです。
2S...。
この旅初登場ですが、エアコンなし座席のことです。今までエアコンあり車両で贅沢を決め込んできた私。しかしながらエアコンなし車両に乗らずして何がインド旅か!?
ということで、ついに、満を持して、エアコンなし車両に挑戦です!
ちなみに、5月のこの時期は雨季に入る前の1年で最も暑い時期にあたりますヽ(;▽;)ノどの街も、毎日最高気温は42度を超えてきます。空気も、日本の夏ほどひどくはないものの、さほどカラッとしていません。
インドの長〜いホームを歩き、自分の乗り込む車両を探す私。大抵は、現地の人に聞いてしまった方が間違いがなく、体力温存できます。さっさと現地の人にチケットを見せて、車両位置を確認。D8を探しているのですが...。親切なお兄さんが、こっちだよとわざわざつれてきてくれました。ありがとうお兄さん!( ´ ▽ ` )ノ...おや?
...エアコンが、効いている*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
な、なんと、予約の時に確かにエアコンなしと伝えたはずなのに、これはうれしいハプニング( ´ ▽ ` )ノまさかの事態にウキウキしながら、棚に荷物を上げてもらう私。あれ?でも私のシートに謎のカバンがあるぞ?誰のだろう、と、周りの人ともう一度座席番号を確認すると...
「えっ、君、D8なの?ここはC3、だよ?」
まさかの車両違いでしたヽ(;▽;)ノ再び重たいバックパックを背負う私。さっきのお兄さんはいったい何を見ていたの...ヽ(;▽;)ノ次は自分でも確認しよう...。気分はまさに天国から地獄です。
エアコンなしのシートは、通路を挟んで3人掛けシートが二つ並んでいる作り。一人一人椅子が分かれているわけではなく、当然間に肘掛もありません。
窓にガラスはなく、格子があるものの、つねに開いている状態です。
電車が予定通り出発すると、窓から涼しい風が入り込んできました。
イケる!!( ´ ▽ ` )ノ
肘を窓にかけ、冷たい風にあたりながら、意外と乗客も少ないし、これなら大丈夫でしょと早くも舐めてかかる私。のんびり車窓を楽しむことにしました。
車窓からは、線路沿いにゴミの山が広がり、そこにウ◯チ座りをするインド人の様子が見えました。お尻も丸出しです。
...。
...あ、あれ?
...(p_-)ゴシゴシ
...。
うーん、なんか綺麗なサリーを着た女の人が、ケツを丸出しでウ◯チ座りをしている後ろ姿が見えた気がしますが、まぁ気のせいでしょう。
何せ21世紀の地球です。
しかもここはインド旅のハイライト、タージマハルがあるアグラです。こんなロマンチック場所で、とんでもない見間違いをしてしまったものです。
あ、あそこにも、あそこにもインド人が、あんなに点々としゃがみこんで、
きっと線路上のゴミ拾いでもしているのね...!
...。
まぁウ◯チをしているだけなんですけどね。
...。
1〜3メートル間隔でしゃがみこむ老若男女何人ものインド人、一人一人の顔は、ゆっくりと進む車両からはっきりと認識することができます。
まさかとは思いましたが、お尻の下に、今まさにひねり出している茶色い物体を確認してしまったので、もう認めざるをえません。
どうやら彼らは男も女も老いも若きも隣り合って乗客にバッチリ見られながらウ◯チをしているようだ。
...。
ま、ウ◯チなくしてインドは語れませんよね。
その後、しばらく快調に進んでいた電車旅は、途中駅で停車するごとに、何やら不穏な空気に包まれ出します。
乗客が、多いヽ(;▽;)ノ
はじめは快適と思われた車内に、どんどん乗客が溢れかえってきます。しかも、オーバーブッキングによりらあちこちで言い争いが起こっている模様。
また、私の隣の席のインド人男性の横幅が広いため、私は窓にぴったりぎゅうぎゅうで詰められて、大変居心地悪いです。
ついに通路上もインド人でぎゅうぎゅうになり、空気がこもり一気に暑苦しくなる車内。
日が昇り、どんどん暑くなる外気。
最初は冷んやりした風が気持ちよかった窓辺も、直射日光に温められ、格子がどんどん暑くなり、ジリジリと焼かれるようです。
砂埃舞う、熱風吹き荒れる電車旅の完成ですヽ(;▽;)ノ
...やはりエアコンなしシート、この時期はしんどいようだ...!
そんなこんなで朝の9時半、太陽熱と席の狭さと砂埃で汗だくのボロボロになりながら、ようやく電車はジャイプルに到着しました。
まぁスノウリ〜バラナシ間のバスよりは楽だったけどね!
ジャイプルは想像以上に都会で、なんと駅のホームにエスカレーターが設置されていました*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
さてさてジャイプルは一泊だけなので、観光はもういいかなー、なんて気もしていましたが(眠いし)、駅近の宿「トニーズ・ゲストハウス」で偶然にも日本人のお兄さんに出会い、チェックイン早々観光に繰り出すことになりました(p_-)でもカメラを忘れたけど...(やる気なさすぎぃ...)
途中インド人の子供にクリケットに誘われるお兄さんの図。
華麗にスルーしようとした私が言うのもなんですが、ジャイプルはなかなか見所の多い街で、別名ピンクシティと呼ばれています。旧市街の街並みがピンクで統一されているからですね。
そのジャイプルのシンボル、風の宮殿。表からみるとたくさんのテラスが壮観ですが、
びっくりするくらい厚みの薄いがっかりスポットとしても有名です。
でも実際に入場してみると、なかなか見ごたえもあり景色も綺麗でしたよ。
そして奥にたくさんの謎のオブジェがあるのがわかるでしょうか。
これはジャンタルマンタルといって、マハラジャが各地に作った天文台なのです。実はバラナシにもあったのですが、ここ、ジャイプルは特に規模が大きく有名で、全部で12の観測儀があります。
いまいち使い方が分からなかったけど...。現在も使われているとか...!
途中、エアクーラー付きの食堂で休憩をとりましたが、あまりの暑さのため、なかなか動けません。私も体調が本調子でないのですが、お兄さんも3日ほど腹痛により苦しんでいたそうです。
モモでも食べようと注文したものの、お互い半分でギブアップ。お店の人に申し訳ない...。
これは暑さのせいなのか、インドにきてからやけに食欲が湧かずにいます。うーん。こんなに長期間食欲がわかないのは人生初かもしれません。
ただし、うどんとか、カツオのたたきとか、ホッケとか、そういった話題で小一時間は盛り上がったので、単にインド料理が合わないだけかもしれません。あぁホッケ食べたいな...。
さてと、最後にジャイプルで1番の目玉と言えそうな、アンベール城にやってきました。
ジャイプルの「プル」というは「城壁に囲まれた街」を指すそうで、今いるジョードプルもやはり城壁に囲まれた街です。
そのジャイプルのお城、アンベール城から見たジャイガル要塞。
お城から見下ろすジャイプルの街並み。
中はこんなに綺麗な庭園と
美しい装飾がありました。
スルーするつもりだったジャイプルの街。しかしながら観光名所はさすがに見応えありました( ´ ▽ ` )ノオンシーズンであれば、ラジャスターン地方オススメですな!
...さて。
アンベール城から街中まで、バスで戻った私たち。下車してから宿まで、40分ほど歩きましたが、暑さと体調不良のため疲れが半端じゃありません。
というか私は、歩いてるそばから眠くなってきました。
2人とも食欲ないし、夕飯はもういいからもう寝よう、しかしながら目下の問題は、暑すぎてドミはとても眠れないらしいということです。
どうやらお兄さんは、あまりにも室内が暑いため(扇風機が弱いしベッドに当たらない、空気が通る窓もない)、屋上で寝ているとのこと。
...。
その屋上スペースって、もう一人寝られますか?
お兄さん「大丈夫なんじゃないかなー。10人くらい寝られそう」
と、言うことで!
予定より早く、旅開始2ヶ月足らずで、青空ホテル決定です!!!
早朝チェックアウト前にこっそり撮影した青空ホテルの様子。よく見えないですがお兄さんと宿のスタッフ2人が寝ています。
私は扇風機の目の前というベストポジションを与えられ、大変恵まれていたのですが、しかし、この青空ホテル、実は暑さと砂埃、蚊以外にも、思わぬ敵が潜んでおりました。
写真に写り込んでいる猫ちゃん...。こいつはなかなか素行が良いのですが、実はここに写っていない、私の安眠を著しく妨害した犯人が存在します。
それは、パグです。
まるまる太ったパグ(いや、フレンチブルドッグ?細かいことは分からんよ!)がいるのです!
実は寝る前、お兄さんからも警告をうけていました。
あのパグが、多分暑さのためか、眠れないようで、あたりをトコトコトコトコうろつく。その際、ハッハッハッハッという息づかいがうるさくて眠れないんだよね。
...と。
なるほど、そいつは厄介だ。でもネタとしてはなかなか美味しいぞ。
ということでいよいよ夜、就寝の時間。
前評判通りハッハッハッハッと場所を変えて寝そべるパグ。
私は朝が早いので、手元の荷物をまとめて寝る準備をします。と、すると。
私の隙をついて私の布団に上がり込み、寝そべるパグ。...ちょ!!!
ど、どきなさい、どきなさいよアンタ!
それは、わたくしのベッドですよ!!!???
でっぷり太ったパグは、押してもびくともしません。
...くっこの...!デブちんめ...!
その間もハッハッハッハッと呑気な様子。くぅっ。
可愛くない!!!
しばらくして、やっとどいたかと思うと、布団の上に謎の湿り気ヽ(;▽;)ノおしっこではないでしょう、でもなんの水だー!!!あとちょっと臭い
しかしながら、背に腹は変えられません。とにかく私は、少しでも風が抜けるこの場所で、睡眠をとらなければいけません。なにせ明日も、今日乗ってきたのと同じ2Sシートで4時間半の移動をしなければならないのですヽ(;▽;)ノ
それにしても、暑いです。暑い暑いとは聞いていたけれど、それでもここはラジャスターン地方の街。砂漠の国ラジャスターンです。
てっきり夜は涼しいものと期待していましたヽ(;▽;)ノでも、甘かった。外、それも扇風機の目の前であっても、吹き付けるのは熱風ですヽ(;▽;)ノこれは寝苦しい!!!
私は、バラナシのドミで実践したとある暑さ対策、服を水で濡らしてから風に当たるなんちゃってエアクーラー作戦を実行することにしました。無駄に買いだめたペットボトルの水をワイルドにTシャツとパンツにパシャパシャかけます。
ふぅ、これでしばらくは風が吹けば気持ちいいはず...。もうすごくまぶたも重いし寝られそう...
...。
ハッハッハッハッ
キタカ...( ;´Д`)
本当にパグが、ひっきりなしにあちこちを歩き回り、マジで気になります。
気になるっつーか、怖いです。
隙あらば添い寝してこようとするからです!!ヽ(;▽;)ノ
暑いし、臭いんじゃぁああ!!ヽ(;▽;)ノ
このデブちんは、私が手で押してもびくともしません。しまいに私は、パグを押すのに手ではなく足を採用する(動物愛護団体の方ごめんなさい。今は反省しています)ほどにめんどくさくなってきました。
なんということでしょう。
初めての青空ホテルは、暑い・うるさい(周りの交通量が多くて)・蚊・砂埃・パグの5重苦という結果...あ、イヤ
「クサい」も入れると6重ですね!
というのも、パグが臭いのももちろんですが、どうやらこのシーツがくさい。
なんちゃってエアクーラー作戦により湿らせた服で寝ると、当然シーツも、ぬれるのですが、そうすると、ぬれたシーツがやけに臭く。
これは多分アレだ。
このシーツ、きっと洗っていないから、今までにこれを使った何人もの人の汗が染み込んでいて、水分を含むことにより強烈な臭気を発しているものと思われますヽ(;▽;)ノ
く、くせー!
さらにとある時間には、首の後ろが痒くて目がさめる...はっ!3箇所虫に刺されてるヽ(;▽;)ノということで夜な夜なタイガーバームを塗ります。
タイガーバームを塗る際、肌がザラっとします。
アァ私、砂埃まみれなのだなぁと、しみじみ感じます( ;´Д`)
というわけで、30分または1時間ごとに起きる、寝苦しい夜を過ごし、出だしからボロボロになりながら、朝5時15分、ホテルを出て兄向かいました。
そう、これからまたエアコンなしシートで移動...。それも今回は6時発10時40分到着の、前日より日が高い時間。
これは辛い旅になりそうだ...!
が!
なんと行ってみるとそこは、1人ずつ座席がきちんと別れているセパレートシート!しかもリクライニング付き!ヽ(;▽;)ノ
昨日よりちょっとイイ!!
ただし、私の座る予定だった席にはなぜか既にインド人のおばあさんが...。あ、アレ?
どうやらインド人家族が陣取っているようです。一家のご主人らしき人が声をかけてきて、予定と違う、通路側の席に座ってくれないかと言います。
...まぁ、うーん、いいけどー。
風ちゃんとくるかなぁー?暑くないかな??
しかしこれがまた大正解で、通路側まできちんと風が吹き込む上に、真上にちょうど扇風機が設置されているため、思いの外快適。窓際と違い、直射日光にジリジリ焼かれることもなく、また、昨日と違い、余計なインド人が通路に溢れかえることもなかったため、電車が動いている間はかなり涼しく過ごせました( ´ ▽ ` )ノ
つ、ついている...!
しかし、8時半過ぎ、途中駅で乗り込んできたインド人男性が、私の席を、予約しているとのこと(え、このご家族の予約席じゃないんだ...( ;´Д`)どーゆーこと)で、またまた席移動を余儀なくされます。
今度は結局窓際。
それも、窓と窓のちょうど間で、風があまり吹き込みにくい位置。斜め後ろから容赦なく日光が照りつける、なんともコンディションの悪い位置に...( ;´Д`)
さらに、このまま順調に行くかと思われた車内では、席のないインド人たちが通路側にだんだんと溢れてきて、後半の1時間半は、やはり人口密度の高い熱風地獄に!
...でも前日よりは本当にマシでした...ヽ(;▽;)ノふぅぅー!
そんなこんなでやって来た、ジョードプル!
時計塔を中心にバザールが広がる活気のある街。
旧市街の家のほとんどが青色で統一されているため、別名ブルーシティと呼ばれています。
青い街なんて可愛い!ここでは街歩きを楽しもう!なんて思ってやって来たものの...。
暑い!( ;´Д`)
それに
思ったよりも青くない!( ;´Д`)
そして
やっぱインドだから青くても道はきちゃない( ;´Д`)
の3つのがっかりポイントにより、街歩きをする気分じゃなくなった私...。というか頑張って外に繰り出しても、暑さでバテて戻ってきてしまう...。
そしてちょうど良いご飯屋さんがない...ヽ(;▽;)ノ
ルーフトップレストランはあちこちに点在するものの、オフシーズンだからどこも賑わっていないし、暑くて登るのが億劫( ;´Д`)評判のいいオムレツサンド屋さんがあるものの、席が外なので日の高い時間は苦行だし、アツアツが出てくるのがこの時期はやはり苦行...ヽ(;▽;)ノ
うぁー!街歩きってテンションになれない!
ということで2日目の朝、早々に観光を済ませ、あとは宿に引きこもることにしました( ;´Д`)
とりあえずこの、「メヘラーンガル砦」だけはマストです!城壁の街だもんね!
朝、オフライン地図を頼りにキツイ坂道をぜいぜい言いながら登ります。
着いてみるとまだ開場時間前だったので、
お子様たちの写真を撮りつつ待ちます( ´ ▽ ` )ノ
時間になり、入場!( ´ ▽ ` )ノ
チケット代にオーディオガイドが含まれるのですが、デポジットとしてパスポートなどの身分証明書を預けるのですが、しまった、持ってない...ヽ(;▽;)ノ
残念ながらオーディオガイドなしでスタート。
近くで見ると迫力です。
鉄の門を通って中の宮殿へ。
王が亡くなり火葬される際、火中に身を投じて殉死した妃たちをあらわす浮き彫りらしいです。
中の宮殿は今は博物館になっていて、
ミニアチュールや
当時の武器など、他にもいろんなものが展示されています。
真珠の宮殿。王の謁見の間として建てられたとか。
花の宮殿?かなー。さっきと別の宮殿で、1番豪華だとか
タハット・マハル?
内装も綺麗ですが、外側もまたすごく
はー綺麗...( ´ ▽ ` )ノ
門の内側から見下ろす旧市街。
うーんもうちょっと青いのを期待してた...( ´ ▽ ` )ノ
ということでブルーシティの目玉、メヘラーンガル砦を大満足で後にしました!
もうここでやることはないかな!( ´ ▽ ` )ノアイスを買って宿に引きこもりました。
今日は移動日。これから大都会を目指します!
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