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なますてー!

汗だくのバス移動を終え、バラナシにやってきた私。1日目は当初泊まる予定だったサンタナへの引越しを検討するため、早朝からガンガー沿いを歩いて下調べに行きます!

ガンガー。

ガンジス川のことです。インド人にとっての聖なる川、ガンガー。ここバラナシは、聖地としてインド各地からたくさんの人が巡礼に訪れます。

バラナシを見ずして、インドは語れない...!

というか、完全にインドのハイライトだよね!バラナシ!

そんなバラナシ。いまは6月の雨季に入る前の、1年で最も暑い時期にあたります。

なんでやってきた...!?ヽ(;▽;)ノ

私は、何を隠そう、暑いのが一番だめなのですよ!

日本では、エアコンがないと、夏、眠れないのです。

暑さにめっぽう弱い、私です。100キロウォークに初めてチャレンジした際、72キロ地点でリタイアしたのも、多分日中暑かったせいです。

暑いだけでこんなにもへなちょこになれる私。なぜ。

なぜこんな季節にインドに来ちゃったのー!?ヽ(;▽;)ノ

というわけで、比較的涼しいだろうと思われる早朝、動き出したのです。早朝のほうが、現地の人の生活も見られるしね!

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そう。早朝のガートは、こんな感じで、現地の人がたくさん洗濯をしたりしています。

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あとは、沐浴してる人もいたりします。比較的涼しく、過ごしやすい朝の風景。帽子なしでも2キロ強、スムーズにガート沿いを歩けました。

ガートというのは、岸辺から階段になってガンガーに通じる堤のことらしいです。これがバラナシのシンボル。

私は前日、上流に位置するアッスィー・ガート目の前の宿に泊まっていたので、そこから岸辺のほぼ中心で最も多くの巡礼者がやってくる、ダシャーシュワメード・ガートまで、2キロ強歩きます。

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鳥がたくさんいます。たくさんの建物が岸辺にひしめき合っている、独特の風景。歩いているだけで楽しいです。

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岸辺には船がたくさん。不浄の地とされている対岸に渡り、遠くから街の喧騒を眺めるのも楽しそうです。

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そして目指すダシャーシュワメード・ガート。

ダントツの賑わいです。

なんだ、今までさんざん暑いよと脅されてきたインド・バラナシ。

いけるじゃん!

観光できるじゃん!?

あと、ウザいインド人も今の所いないじゃん!?

と思いきや、このガートを登ってゴードウリヤ交差点に続く道が、人多いこと、うるさいこと。

客引きにたくさん話しかけられます。日本語を話す人もちらほら。

日本語を話すインド人とか、一番危ないよね!

事前調べがあるので、話しかけてくるインド人をことごとく無視し、引越し先予定のサンタナ・バラナシを目指します。

...。

インド人、全然しつこくなーい!

ちょっと拍子抜けしました。今日はたまたまツイていたのかな?

で、目指すサンタナですが、少々わかりにくいところにあるものの、ウェブサイトで紹介されていた道順に沿っていけば、なんら困ることはありませんでした。

ただし。

きったない。道が。

サンタナは、細い路地が入り組んだところにあります。

その途中、何頭もの牛に出会います。

というわけで。

ハンパない牛のウンチをかわしながら、宿を目指すことになります。

ちなみに比例して、ハエもハンパないです。

でもね。

こんなの、事前調査で分かっていたことです。

旅においてハエとは、取るに足らない存在です。飯時に周囲にたかられようとも、気にする必要のない、いて当たり前の存在なのです。

そう思えばほら、ね?

ぜーんぜん気にならない!

...。

まぁ気になるけど!!

でもせっかくのバラナシ。汚さも含めてバラナシですから。汚さも満喫してやろうじゃありませんか!

そんなわけでサンタナにつき、部屋を見せてもらいます。今泊まっているところが綺麗だからなー。サンタナはどうかなー。

綺麗じゃん!引っ越します!

ということで宿のチェックアウトをするために一度元のゲストハウスに戻ります。ちなみに途中、ゴードウリヤ交差点から少し入ったところにあるATMを教えてもらい、足りないお金を引き落としたのですが、ここ。

すんごい快適!( ´ ▽ ` )ノ実は今日他2つでうまくいかず、3つ目のチャレンジだったんですけど、ここだけエアコンガンガンで、警備員の人が細かく使用法を教えてくれて、サイコーでした!ここに泊まりたいー!

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あ、そうそう。ここが元のゲストハウスです。またしても部屋の写真を撮り忘れました。最近よく忘れます。良くないですね!

このゲストハウスはファンが部屋の外側から設置されていて、うまいこと外の空気を中に取り入れるようになっています。そのためめちゃ涼しい。サンタナは涼しさではここに負けましたね。

で、歩いて引越しできるか、確認のために往復してみたんですけど、復路は太陽の位置が上がったせいで暑さがハンパではなく。

あ、うっかりしたら死ぬかも。これ。

と、マジで身の危険を感じたため、引越しはリキシャにて行うことにしました。

マレーシア人のアダムに挨拶して、チェックアウト。表通りに出てリキシャを捕まえます。なるべく近くまで行きたいから、ゴードウリヤ交差点までしか行けないオートリキシャでなく、サイクルリキシャがいいんだけど...。

...。

オートリキシャばっかりいるー!ヽ(;▽;)ノまぁ仕方がないです。交渉します。

近くにいたリキシャのおじさんに声をかけると、言い値が100ルピー。ちょっと控えめに80ルピーでお願いすると、OKだったので、乗り込みました。...これもっと下げられたな...。

しかし。

うっかりしたことに、自分で言っておいてなんですが、80ルピー持ってない。細かいお金がなくて、100ルピーしかない。

ヤバイ!

お釣りをバックレられるパターンヽ(;▽;)ノ

と思いきや!

おじさん、何も言わずにちゃんと20ルピーくれましたヽ(;▽;)ノわぁっ!ちゃんとした人だー!多分、中心から遠いアッスィー・ガート付近で捕まえたリキシャなので良かったんですね!よかったー!

そんなこんなで引越し完了!このあとは暑いので夕方まで宿でダラダラしてました( ´ ▽ ` )ノ具体的に言うと、宿の本棚から、さくら剛さんの有名な「インドなんて二度と行くか!ボケ!!...でもまた行きたいかも」を借りてこの先のインド旅の予習をしたりしてました。ちなみに、本に出てくる人と同じ人物に会っていることを知り、とても嬉しい気分に。

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で、夕方。またまたガートに繰り出して、クリケットの試合を眺めたり。(実況もついてて大変盛り上がっております)

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ボート漕ぎのおじさん、いや、おっさんにそそのかされて、ボートに乗ったりしました。(一人で乗ると割高です)

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船上から、遠くに見えるマニカルニカー・ガートを撮影。ここは火葬場であり、多くの人が死後ここで火葬されることを望んでいます。ガートの向こうには、死を待つ人が待機するホスピスが建っています。1日に250〜300ほどの遺体が焼かれ、その火種となる炎は3000年以上も燃え続けているらしいです。(詳しい数字は忘れた...)

なんでこんなことを知っているかというと、自称ボランティアスタッフがボートに乗り込んできてペラペラ説明を始めたからです。

...。

船上だと逃げ場がない...(´・_・`)

まあ良い。せっかくなのでためになる話を色々聞いてやります。どうせこの後の展開は分かっています。

薪代の請求です。

巻き代の請求とは、遺体を燃やすのにはとても高価な薪代が必要で、貧しい人のためにどうか薪代を寄付して欲しいというもの。

超有名な手口ですが、払ったところでこのボランティアのポケットマネーにされては意味がありません。

私は色々と理由をつけて寄付を断ります。

...。

割と引き下がるの早いな。

こうあっさり引き下がると、なんだか本当に貧しい人のための薪代を断ってしまったような気もして、ちょっと不安な気持ちになります(´・_・`)え、私のカルマ大丈夫?みたいな。

まあいい。

船の上からではさすがに詳細は見えないものの、オレンジ色の布に包まれて担架に乗せて運ばれてきたご遺体が、ガンジス川で最後のお清めを受ける様子を眺めていると、なんとも言えない気分になります。

さて、火葬場の見学も終わり、次に行きます。

おっさん「向こう岸まで行って、それから向こうに戻るぞ!」

私「はい、よろしく〜」

...。

進んでないけど。

おっさんのボートは火葬場から遠ざかり、方向転換をしたところでなぜか急に速度を落とし、止まります。

しかもなんか具合が悪そうに見えるおっさん。こめかみを抑えたり、目元を抑えたり。

私(おっさん、なんだか具合が悪そうだな。全然進まないよ。そういえばおっさん、結構年だしな。やはりこんな暑い中でボート漕ぎの仕事は大変だよね。私もポカラでは苦労したのでよく分かるよ。あー、やっぱり、若くて行きの良さそうなお兄さんのボートにしたほうがよかったかな)

そのままだまって様子を見る私。

...。

いやコイツ、仕事サボってるだけじゃない?

私「おじさん、私、ダシャーシュワメード・ガートの前まで行きたいんだけど」

おっさん「うんうん、分かったわかった」

...。

いや進んでないけど。

私「おじさん、私、あっちに行きたいんだけど」

おっさん「うんうん、分かったわかった」

...。

進んでないけどね。

...。

股間をかくな、股間を!

私「おじさん、乗る前に船からプージャー見えるって言ったよね?(早すぎない?って聞いたけど、大丈夫だって言ってたよね)本当に見える?(あと15分しかないけど一向にプージャー始まる気配ないですけど?)」

おっさん「プージャーは7時からだ!プージャーは高いから500ルピーだ!」

話にならない。

私「いやあんた、プージャー見えるって言ったじゃん。だから乗ったんだけど?」

おっさん「プージャーを見るのは高いんだ。500はチーププライスだ!」

明らかに高すぎますけど!?

おっさん「分かった。500でプージャーを見よう」

私「やだ。絶対払わない、だったらもう帰る!」

おっさん「分かったわかった。じゃあいくらならいいんだ?

私「いい。追加は払わない。もう帰して!」

今思えば実質30分しかまともに漕いでいなかったので、2分の1まで値切るべきだったなぁ。いや、プージャー見られなかったんだから、3分の1まで値切るべきだった...(´・_・`)気の弱い私。

あ、プージャーというのはですね。

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こーいうのですね!

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これはダシャーシュワメード・ガートで毎日行われる礼拝なのです。結局陸から見学。混んでる、混んでる。

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礼拝僧の人がズラリと並んで、何やら宗教的な音楽と、生歌が鳴り響くなか、鈴を鳴らし、祈りを捧げています。

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ところで斜め後ろに座っていた女の子が可愛かったです。

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お供え用の花をババっと散らすシーンを激写。

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最後は会場中で一体となって祈りを捧げます。本当にすごい人。毎日こんな礼拝が行われているなんて、インド人は商魂たくましい割になかなか敬虔ですね。

バラナシ1日目、思い切り満喫しております( ´ ▽ ` )ノ

あ、ところでタイトルで運がつくとかなんとか言ってたじゃないですか。さすがにリアルにウンチを踏むのは避けたいので、結構慎重に小道を歩いてたんですよ。ウンチをよけつつ。

そしたら上から鳥の糞が落ちてきて腕にかかりました。いや〜、暖かかったですね!

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そんな話のあとでアレですが、夕ご飯は宿の人手作りの地図でオススメされていたお店でトマトコフタをいただきました。美味しかったですよ!

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