世界一周ブログは失敗談の方が人気があるという話をご存知ですか?
それが本当なら、今日の日記は間違いなく喜ばれるはず。メシウマ状態間違いなしなはず!!!
本日私は、とあるガイドブックにも載っていない知る人ぞ知る秘境を目指し、朝6時20分に宿を出ました。
早起きしすぎたためか、シャワーは水シャワーでした。今思えばこの時点でこの後の悲劇を暗示するかのような滑り出しです。ワクワクしますね!
そんなに頑張って一体私はどこに行きたかったのかというと、全国のジブラーが泣いて喜ぶような廃村です。
そこは、どうやら嵊泗列島というところらしい、という情報をもとに、上海の街中から嵊泗列島に行くにはどうすれば良いか、google先生のお力をかり、少なすぎる情報を頑張って寄せ集めました。
そこで私は、まず朝7時に南浦大橋という場所に行きました。ここまでは地下鉄を乗り継げば簡単です。
南浦大橋からは各地へのバスがたくさん出ています。私は切符売り場のお姉さんに、「芦潮港」とか、「嵊泗」とか書いてある紙を見せて、「ここに行きたい!ここに!」という気持ちを必死にアピールします。するとお姉さんは隣のオフィスだよ、とジェスチャーで示してきたので、私は言われた通り隣のバス会社?のオフィスで同じように身振り手振りでアピール。なんとか嵊泗列島行きのバスと船がセットになったチケットをゲットしました。
いいじゃない?これでいけるんじゃない??嵊泗列島!!
チケット代は101元で往復分を考えると202元になり、1日の観光代としてはなかなかのイタさですが、でも!あの!全国のジブラーが泣いて喜ぶ廃村に行けるわけですから!払いましょう!任せなさい!
ということでバスとフェリーを乗り継ぎ、嵊泗列島にやってきたのです!
ちなみに、行きのバスは7時30分、フェリーは9時30分発で、それぞれ自由席でした。
さて嵊泗列島についた私。
目の前には大きなターミナルがあり、タクシーやバスがスタンバイしてます。
おかしい...。
思っていたのと、だいぶ違う...。
でもみんなバスに乗り込んでいるようだ。
よーし、
乗ってしまえ!!
と、こういうわけで私は、持ち前の適当さであと一歩と迫った知られざる秘境に行くチャンスをあっさり逃してしまったのです。
いいですか?
バスに乗っては行けなかったのですよ!!
私が乗るべきだったのは、バスじゃなくて船だったのですよ!
バスから島を眺めていると、こんな感想を抱きます。
「おやおや、これは、なかなか活気のある街ですね」
おかしい。おかしすぎる。
私が行きたかった廃村は、廃村なのだから、活気のある街のはずはないのですよ!
しかも、どうやらこの島は、徒歩では移動できない大きさのようです。このままでは、行きたかった廃村に行くにはどうすればいいか、皆目見当もつきません。ネットも使えないしね!
この時点で私は、「廃村の写真をキャプチャして保存しておくべきだった」という後悔で頭がいっぱいです。不安すぎて、写真も撮れない。とても撮れないですよ。
どうする?どうする私の101元×2!
で、結局終点まで行っても、一向に見覚えのある景色は現れず。
なんかこう、ツーリストインフォメーション的なところはないのかね、と思ってぷらつくも、なく。
野生の勘でちょこちょこ移動を繰り返すも、なく。
WiFiが欲しい...。WiFiはどこにあるのだ?
と思い、バス停からバス停を渡り歩いていると、奇跡的に、発見したのです!WiFiを!
私は、藁にもすがる思いでYahoo!でググりました!なんという回線速度!遅すぎます!
でね、なんかもう、いろいろ面倒くさいので諸々端折って説明すると、結局そこで、決定的な事に気が付いてしまいました!
嵊泗列島っていうからには...。
列島、ですよねー。
今いるここはなんかこう、人が多い有人島で、
私が行きたかった所は当然、無人島な訳です。
いいですか?皆さん。
列島というのはね、一つの島じゃないんです!
複数あるから列島なんです!
嵊泗列島の、一体どの島に行くべきなのか、そいつを調べて来いって話なんですよ!
でね、(ネットの応答を)待つ事数分。どうやら私が行きたかった所は、枸杞島っていう所らしいですよ。へぇー。そうなんだ。へぇー。
とりあえず、私はフェリー乗り場に引き返す事にしました。バスを待ってると、タクシーのおばちゃんが乗りなよって声をかけてくれました。料金がわからないけど、乗りました。正直疲れてたっていうのもある。タクシーは相乗りでした。降りるときに最初に乗ってたお姉さんが5元よって教えてくれました。バスが4元だったから、まぁいいんじゃないでしょうか。運転手のおばちゃんも相乗りのお姉さんも優しい。今の所中国人の優しさは前評判通りです。
一応、フェリー乗り場で枸杞島行きの船の時刻を調べました。11:00らしい。バスに乗らなければ、余裕で間に合いましたね(´・_・`)
つまり、つまりです。
行き損ねた私が行き損ねた目線で枸杞島への行き方を伝授しますよ!ちくしょうめ!
まず地下鉄4号線で南浦大橋に行きます!そこでバスとフェリーがセットになった嵊泗列島行きのチケットを買います!あとは言われた通りに乗り継げば勝手に嵊泗列島につきます!座席自由!
嵊泗列島に着いたらビビらずでかいターミナルに入りましょう!そこですかさず枸杞島行きの往復チケットを買います。なんなら帰りの南浦行きのチケットも一緒に買うと安心なんじゃないんですかね?
帰りの南浦行きは、13時と15時20分、18時くらいのもたしかありました。余裕ですね!余裕しゃくしゃくです!なんだ、簡単じゃないか!...>_<...
枸杞島往復するなら、帰りは多分15時代のチケットを買うのが良いでしょう!悔しい!私も行きたかった!でも情報集めが足りなかった!今これを読んでるあなたが羨ましくて憎いよ!
え?写真?行き方が分かる写真?
うるせー!そんなものはないですよ!そんなねー、そんな甘っちょろい考えで枸杞島目指すんじゃないって話ですよ!
わかったよ、そんなに言うならねー、
ほら!これが行きの嵊泗列島行きのバスとフェリーチケット!
これがバス乗り場!
フェリーの中!
フェリーの中から見た嵊泗列島のターミナル!ピントがきったない窓ガラスにあっちゃってるよ!
写真の少なさと適当さ、役に立たなさは、私の悲しみの現れなんですよ!
まぁとりあえず、南浦行きのバスの中で日記の下書きを書いているんですけど、ほんと、無事に帰れてよかったじゃない。それだけで、よしとしましょう。
今日はね、悲しすぎて、お昼ご飯も食べていませんよ。
だって、だってさ…
私はこれが見たかったんですよ…!
あれ?もしかして今日皆さん、ご飯が美味しいんじゃないですか?
コメント (4)
Commentコメント
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HAGEさん
くそウケた!!お疲れ様!
それにしても、凄い所だな。残念そうだけど、スゲー楽しそうに見えるぞ。内心旅してる感を感じてたんじゃないのか??WW
BOBBYさん
やるなぁ〜。
すごいなぁ〜。
帰国したら爪の垢でも煎じて飲ませてください。
kimさん
HAGEさんへ
残念だよー!でも頑張りは褒めてもらいたい!今のところあの場所への詳しい行き方アップしてるの私くらいだと思う!ヽ(;▽;)ノ
kimさん
BOBBYさんへ
むしろ、今すぐボビーさんの飲ませてください〜ヽ(;▽;)ノ