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こんにちは!

東チベットに旅立った私たちは、ついに昨日、1番の目的地、ラルンガルゴンパに行ってきました。

なんだよそれって?

こんなとこですよ!!

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ラルンガルゴンパは東チベットの色達(セルタ)という街から車で30分ほどの、目を疑うような光景が広がる場所です。

数年前に日本人旅行者の方が訪れた写真を見て以来、中国で1番行きたかった場所なのです。

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ここはチベット仏教のお坊さんがたくさん修行している街で、道のどこを見ても、あっちもこっちもお坊さん、お坊さんでいっぱい!

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チベットならではの赤茶色の可愛いお家が斜面にびっしり立ち並び、所々にお寺があって、旅行者もマニ車を回していたりします。わたしも回しました。

ここの標高は4300mくらいでしょうか。少し坂を登るだけで息が切れます。

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前日、甘孜の宿で色達までの乗り合いバンを手配してもらった私たち。三菱のなかなかいい車でした。これ、運転手のお兄さん。途中で洗車中。大変立派なお腹なのです。

実は前日の夜、夕食後に頭が痛くなってきまして、甘孜2日目にして遅れて高山病がやってきたのか、夜は寝付けないくらいでした。高山病の場合、体を起こして深呼吸をした方がいいとのことなので、しばらくは布団をかぶったままベットに座ってすーはーすーはー。ウエダさんは鍼灸師でもあるため、体のことを色々わかっているらしく、頭痛に効果的なツボをたくさん押してくれました。ありがたい...ヽ(;▽;)ノ

甘孜1日目に高山病のクスリ(漢方みたいなやつ)を買っていたので、それを飲んでかしばらくぼーっとします。30分以上じーっとして、そろそろ眠くなってきた、頭痛より眠気が勝ちそう、というタイミングで横になりました。

さっきよりだいぶ楽です。ほんのちょっと夢をみはじめたその時...。

ガサガサッガチャーン!!

ウエダさんも私も寝てるのに、なぜか室内で物音、棚のコップが落ちた模様...!なぜ!?

ウエダさんも飛び起き、あたりを確認します!

何?霊的な何か!?不審者?と思ってオロオロしていると、ウエダさんがドアの方を見てギャッと悲鳴を!

その瞬間私の心臓も飛び跳ねて収まりかけた頭痛の波が一気に押し寄せてきましたヽ(;▽;)ノ

犯人はどでかいネズミでしたヽ(;▽;)ノ

良かったよ、不審者じゃなくて。もはや私は頭がいたいのでネズミとかはどーでも良かったのですが、とりあえず移動用に買い込んだお菓子やらリンゴやらをバッグにしまいます。

そんなこんなで眠りの浅い夜を過ごしました。

おかげさまで翌朝は頭痛はほぼなくなり、なんとか定刻どおり、朝8時に甘孜を出発しました。

乗り合いバンには、運転手のお兄さん、チベタンのおじさん、若いお坊さん×4と私たちの合計8人が乗り込みました。チベットのお坊さんの服って、臙脂色で素敵です。しかもみなさん頭が小さくてスタイルがいいので、なんだかとてもカッコイイです( ´ ▽ ` )ノ

ところで私とウエダさんは後部座席に座っていたのですが、後から乗り込んできた若いお坊さん×4のうちの1人は、後部座席の3人目として私の隣に座りました。

...。

タイとか東南アジアなら、お坊さんは女性に触ると今までの修行が全部無駄になり、やり直しになってしまうそうなんですけど、こっちは大丈夫なのかな。心配です(´・_・`)

若いお坊さんはみんなiPhoneユーザーのようで、日本の若者とあまりノリが変わらないかもしれません。

隣のお坊さんは時々寝てて、私の肩に思い切り体重が乗ることもありました。うん。ゆるいんだね、チベット。日本の電車を思い出しました(´・_・`)

さてさて、ガンゼからラルンガルゴンパまでの道はほぼほぼ綺麗な舗装道路で、快適そのものです。ただしそこは中国人、なかなか飛ばすので人によってはなかなか怖いかもしれません。私は、アトラクションのようで楽しかったですけど( ´ ▽ ` )ノむしろ途中、割と寝てましたけど( ´ ▽ ` )ノ

ほぼほぼ快調に飛ばしてきた車ですが、途中、道が出来上がっていない場所もあり、そんな時はガッタンガッタンゆれます。体がちょっと飛び跳ねるくらい。私は真ん中なので大丈夫だったのですが、ウエダさんは何回か頭部をぶつけたようです。

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そんな道も30分ほどで抜け、またまた綺麗な道路に戻ります。途中、ヤクの大渋滞に巻き込まれることが二度ほどあり、道中飽きませんでした( ´ ▽ ` )ノ写真だとたいしたことなく見えるじゃないですか。それは私がカメラを出すのに手間取ってただけで、ほんとはもっと、わらわらいたのですよ( ´ ▽ ` )ノ可愛すぎっ( ´ ▽ ` )ノ

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ヤク道とか未舗装の道路を通り過ぎた後は、汚れが気になったのか少々洗車休憩。私たちも外に出て休憩していると、チベタンのおじさんが撮れ撮れと言ってきたので、記念にパシャり( ´ ▽ ` )ノおじさん、かなりフレンドリーでした!

で、そうこうするうちについに、午後14時ころ、最大の目的地、ラルンガルゴンパに到着!

私は真ん中の席だったのでいまいちわかりませんでしたが、ウエダさん曰く、コーナーを入ったところで突然密集した街並みが見えてきて、すごかった、とのこと。

そうでしょうそうでしょう。

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だって、この規模!!

ラルンガルゴンパの宿はホットシャワーなしの屋外トイレと聞いていたので、色達に宿を取ろうと思っていたのですが、この景色を見てしまうと、やっぱりここは、泊まりたくなってしまいます。ええい、もう今日は寝るだけでいいから、泊まっちゃえ!ということで、運転手のお兄さんに宿まで運んでもらいました!

ツインルームで160元、1人あたり80元なのでなかなかお高いですが、聞いていた屋外トイレとは違うし、なかなか清潔。ホットシャワーは出なそうだけど、今夜は寝るだけでいいのでここにします!というか、探したくない!だって息が切れるんだもの!

部屋は、上の階と下の階で値段が違い、下なら120元なんですけど、トイレが上にしかないようだし、上の階の部屋の景色がまた良い!

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こんなの!

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ということで1日限りの贅沢です。 なかなか可愛いお部屋でしょ。

宿に荷物を置いたら、さっそく絶景を求めてぶらぶら。と言ってもどこもかしこも坂道だらけなので、鈍足でノロノロ移動です。

高地をなめてはいけない。無理してはいけないのです。

途中、お寺があったので寄ってみると、中に入っていいそうなので、入ってみました。そこはさすがに写真は遠慮しましたけど、屋内ではたくさんの修行中のお坊さんが、お経を読んだり?友達と戯れたり?というか結構フリーダムな様子で?過ごしていました。

お寺を出た後は、絶景を求めてひたすら坂道を登ります。いまいち進むべき方向がわからないけど、とりあえず宿の通り沿いにぐんぐん登ります。ウエダさんが途中ギブアップしたので、後半は一人でぐんぐん。

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まだまだ。

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まだまだ。

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...。

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なんかどんどん景色が狭くなっていく...。

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頑張ってここまで登ったけど、うん。

違ってました。

ということで寂しく引き返します。息が切れる〜!

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途中、ゴミまみれのヤクがいました。うーん、のんびりしてるなぁ。

ウエダさんをピックアップし、気を取り直して、今度は少し横にそれた階段を登ってみます。

!!

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きたきた!なかなか良い景色!( ´ ▽ ` )ノ

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記念撮影してみました。楽しそうであります。

ただしここ、男子トイレの横だったようで、だめだよー!的なことを言われてすごすご退散!どうりでトイレ臭いと思いました...!

まだ、まだあるきがする。まだ行くべきところがあるきがする。

ということで、遠くに見える長そうな階段に意を決してチャレンジすることにしました。

ほんとね、疲れるんですよ。

もう、踊り場ごとに休憩しちゃう。

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現地の人は、木材を運んだりして働いている様子。すごいなぁ。とても真似できないなぁ。

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あんなところに、よく登れるなぁ。

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でも、100キロ歩くよりは、全然楽だなぁ。

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で、登るごとに、目線が変わって、絶景が広がっていきます。

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ここかぁ。

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ここに来たかったんですよね。

ラルンガルゴンパ。ツアーでは多分行けない場所。

本当に来て良かったです。

アクセス失敗レスポンスの形が不正